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失敗はない!【令和5年度第3学期終業式】

令和6年(2024年)3月19日、令和5年度を締め括る3学期の終業式を行ないました。「終業式のことば」では、先月東京でお会いしたNASEF(全米ESports教育連盟)のChief Academic Officer(最高教育責任者)ケビン・ブラウン先生言葉紹介しました。
それは「失敗はない!」
失敗なんて存在しない。あるのは行動と結果だけ…
やること自体が成功なんだ…



1)はじめに

令和5年度が今日で終わります。4月から在校生の皆さんはそれぞれ3年生、2年生に進級し、新しく入学してくる新入生を引っ張っていく存在となります。

そこで新たなスタートの準備に入る皆さんに「失敗はない」というお話しをしたいと思います。


ESports教育の第一人者であるNASEFケビンさんは、来日した際に日本で訪問したい学校として本校を指名してくださり、昨年6月わざわざ来てくれました。
全校で歓迎式典を行ない全校PBL研修を開催したのをみんなも覚えていると思います。

また昨年の12月にはアトランタで行なわれたESports summit(eスポーツサミット)日本の教員として初めて参加するために特別な協力をしてくれました。
全米からはもちろんイギリスからもESports教育に取り組む教員アトランタ集まり、活発な意見交換が行なわれるサミットでした。

今回は、そのお礼を伝えると共に「ESports教育の未来」についてお話しを伺うことができました。


2)失敗など存在しない

SCHOLASTIC ESPORTS(eスポーツ教育)を推進するケビンさんの口から最も多く出た言葉「失敗はない」でした。
何度も出てきました。
「失敗なんてない!」
「失敗なんて存在しない!」

結果にこだわり不安に思う人は少なくありません。
出来なかったらどうしよう…」
「もし失敗したら…」

また
「失敗したらどうするんですか?…」

「上手くいかない」イメージが先行して消極的になり、行動を起こさない人もあります。

しかしケビンさん
「失敗とは何?行動と結果があるだけだよ!」
「やってみることがすでに成功だ!」
と力説されます。
その言葉は信念に満ちていて説得力がありました。

失敗ではなく、チャレンジするという行動と行動した後の結果
そこから次に向かえばいい…
やらなければ何も生まれない。むしろやらないことの方が失敗なんだと…


3)挑戦と失敗は相反するものではない


例えば野球のバッティング練習でも、サッカーのシュート練習にしても、頭の中であれこれ考えているだけでは上達しません。

「打席に立って来たボールを打ってみる!」
「ゴールに向かってボールを蹴ってみる!」

という行動をやってみなければ上達しないことは誰にも分かることです。

失敗とは

物事をし損なうこと。やり方方法を間違ってしまい目的とは違った結果になってしまうこと

「失敗」の意味

ということは

方法ややり方が間違っている=修正点や改善点が見つかる

「上手くいかない」体験は、良くなるやり方や方法を教えてくれます。
やらなければ、良くなる方法が分からないままになってしまう…

「挑戦」「失敗」は相反するものではないのです。


4)挑戦と失敗は表裏一体


「失敗は成功のもと」ということわざがあります。

失敗をしてもその原因を自分なりに突きつめて方法欠点改善していけば、どんどん成功に近づくことができる

「失敗は成功のもと」の意味

成功のもと「やってみる」ことと「その結果を修正する」ことの積み重ねなのです。その意味では「挑戦と失敗は表裏一体」と言えるでしょう。
自分の目標成功させるために、挑戦と失敗を繰り返していきながら修正アップデートしていけばいい。

HONDAの創業者である本田宗一郎(ほんだ そういちろう)さんは次のような言葉を残しています。

「失敗することを恐れるより、何もしないことを恐れろ」
「失敗が人間を成長させると、私は考えている。失敗のない人なんて、本当に気の毒に思う」

本田宗一郎さんの言葉より

「失敗」=「もうダメだ」と思う必要はありません。
成功挑戦と失敗の先にあるのです。

新年度に向かって「やればできるマインド」をもって明るく前向きに「自分は良い方向に進んでいる」と思ってチャレンジしてほしいと思います。


まとめ


ケビンさんは言います。
「失敗はない」
「やることがすでに成功に近づいているのであって、やった時点でほぼ成功なんだ!」


自分が良いと思ったことをやってみよう!
チャレンジすれば気づき必ず得るものがある!
やれば成功!やってみることが大事!

4月から上級生となる皆さんの活躍を期待して終業式のことばといたします。
みんなで力を合わせてがんばっていきましょう!

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