諸行無常

大学を中退後、シアトルで語学留学、のちにアートスクールで映像を勉強。が、卒業を目前に大…

諸行無常

大学を中退後、シアトルで語学留学、のちにアートスクールで映像を勉強。が、卒業を目前に大学が閉鎖。 頑張りましょうや 映像作家・脚本家・作詞作曲家・振付家 https://www.youtube.com/channel/UCRbS2NZtLx16HKlPN0rsqVw/

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  • わたしの人生に起きたことまとめ

    学校潰れたり、ロサンゼルスに編入したり、いろいろまとめです

  • ロサンゼルス映像学校生活

    ロサンゼルス・ハリウッドの映像学校に通うわたしの日常コラムです

  • シアトルからロサンゼルス・17時間のロードトリップ

    シアトルからロサンゼルスへの旅行記まとめです

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ロサンゼルスに到着してから一年

シアトルからロサンゼルスまで三日かけて一人で運転し、その日々から一年が経ちました。そのときは、たったいま地球にいる多くの人が危惧している問題もこんな状況になることも、もちろん知りませんでした。無事大学を卒業し、OPTを探し、さあ自分のしたい仕事を探そう、と思っていたこの2月中旬でさえも。 わたしが今いるカリフォルニア州では、自主隔離が4月30日まで延長されることが発表されました。住んでいる寮でも、他の州から訪れたアメリカ人たちも、ほぼずっと家にいて、自分にできることをしてい

    • 現在、ロサンゼルスにて

      (このコラムは、新型コロナウイルスについて言及していますが、そのための有益な情報や真偽不明の情報を書いてはいません。ロサンゼルスにていま現在生活しているわたしの一個人としての気持ちを綴っています。ご理解ください。) わたしはアメリカ、ロサンゼルスに2019年の4月から滞在しています。12月にアートスクールを卒業し、留学生が一年間合法的にアメリカで働けるOPTという制度で、現在仕事を探しています。 ですが、2月ごろから感染者を増やしている新型コロナウイルスの影響で、アメリカ

      • 英語の使い方

        気付けば、アメリカでの生活も6年目に突入しました。現在、ロサンゼルスのアーティストの卵たちが集まる寮に住んでいて、アメリカ生まれの人間しか住んでいないので、非ネイティブは私だけです。 日本人の友人からは、「英語が上達しそうな環境で羨ましい」や、「アメリカ人の友人を作るのが難しい」と言われることがあります。確かに、英語しかない状況に自分を置くのは英語を学ぶ上で良いことと思います。ですが、周りに日本人が多かろうが、上手になる人はなります。 私がアメリカにいて、主観的に感じたこ

        • ロサンゼルスに来て六ヶ月

          シアトルで学校潰れた騒動からもう早くも六ヶ月が経ち、ロサンゼルスで夏を過ごし、もう10月も半ばになりました。 近頃は学校の卒業を間近に控え(やっと卒業できる・・・)、その作業やら、ポートフォリオに載せる映像作業や事務作業、それに加え授業の課題も重なり、てんてこ舞いです。 就職課OPTをするのか、正直分かりません。ここハリウッドで、本場の映画製作を直に学びたいという気持ちもありますが、心が少々やられている部分もあります。 映像制作に協力してくれるはずだった人がいきなりのド

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        記事

          スマブラについて

          スマッシュブラザーズというゲームをご存知でしょうか。 任天堂のゲームのキャラクターが一同に介し、それぞれのゲーム内の攻撃を用いて戦うアクションゲームです。通称スマブラ。 小学生のころは友達の家に集まり、ニンテンドー64やゲームキューブでスマブラで遊びました。そのころ私は一人用のポケットモンスター金・銀などで遊んでいて、他の人と対戦するゲームはあまりしていませんでした。たまに友達とするくらいでした。 ほかの子たちは遊び慣れているので、どのボタンがジャンプでどれが攻撃かもす

          スマブラについて

          個性について

          ロサンゼルスの映像学校に通い始めて三ヶ月が経ちました。 映像や音楽を作る人間としては、やはり自分の個性、売り、を理解したいと一度は思うんじゃないでしょうか。いわば人と違うところ、他の人が考えていなかった特別なものを作るということ。 アメリカという国は、多様性という部分では日本より複雑で、他人に対して尊敬をすべきだ、という理解が進んでいるように感じます。 外に出れば、白人や黒人、メキシコから来た人、アジアから来た人、同じアジアでもインドネシアから来た人、中国から来た人、た

          個性について

          孤独について

          ロサンゼルスに到着し、学校に通い始め、すでに一ヶ月以上が経ちました。 時間が経つのをとても早く感じ、それは充実感からくるものなのか、それとも必死に毎日課題や新しい環境に追われているからなのか、わかりません。 新しい人に出会い、新しい場所に赴き、たくさんの刺激があり、自分自身の中で気づくことや、感じることもあります。 そんな感情のうちの一つが、孤独です。 わたしはミュージシャンや俳優を目指す同年代の人たちとシェアハウスをしています。常にリビングには誰かしらがいて、ギター

          孤独について

          音楽について

          以前、才能についてわたしが感じていることを綴りました。わたしは才能という言葉があまり好きではない、なぜならそれは他人が他人を判断するときに使う、便利で失礼なものだから。 その記事にも書きましたが、音楽と才能の関係というものは、わたしにとってはすごく曖昧で、総じて芸術というものも、誰かの評価が形作っているのものだなと感じます。 今回、そこから派生して音楽そのものについて感じた個人的な解釈を記します。 まず、音楽というものの歴史、根源を見てみると、紀元前1500年前などには

          音楽について

          ゲイだとか性別とかどうでもいい

          「あなたの知らない男性があなたの知らない女性に恋をする」と聞いたとき、ワクワクしたり、興味がある!と思いますか? シアトルという街に来て、日本とは違うとまず感じたのが、ゲイカルチャー。街中では手を繋ぎ歩く男性カップル。女性同士でキスをするカップル。 そういう彼らを一切見ることなく、横を素通りする他の歩行者たち。なんて素敵なんだろう、と思いました。 日本にいたとき、知り合いが「あの人ゲイっぽくない?」だとか、「めちゃくちゃレズっぽい服だね」など、人を見た目で判断するのに加

          ゲイだとか性別とかどうでもいい

          日本人が一人だけのアメリカのクラスで英語にしがみついた話 ② あと英語学習について

          コミュニケーションやクリミナルジャスティスのクラスで打ちのめされた話をしましたが、その後の話です。 時間は飛び、それらのクラスから一年が経ち、まもなく卒業、という頃、一度は取ってみたかった哲学のクラスを取ることにしました。 色々なクラスを取り、修羅場を抜けてきた自分は戦闘力も少し上がり、調子に乗っていた部分があったと思います。日常会話もでき、パーティーにも行き、英語に関して慣れていると感じていました。 クラスが始まり、先生が話し始めると、いろいろな哲学者や論理についての

          日本人が一人だけのアメリカのクラスで英語にしがみついた話 ② あと英語学習について

          日本人が一人だけのアメリカのクラスで英語にしがみついた話 ①

          わたしは、シアトルのコミュニティカレッジにて英語を勉強するコースをとっていました。その後、一般教養クラス(心理学、社会学、音楽、映像、栄養学など)を取り始めました。 英語を勉強するクラスでは、周りも英語を学ぶ生徒たちだったので(中国や韓国から来た子たち)、「みんな英語を学んでいるし、少し下手でも大丈夫」なんて考えていました。が、一番初めに取り始めたクラスは、コミュニケーションのクラスでした。 その頃、英語を勉強するコースではまだ話せていて、レスポンスも早いほうだと自分で思

          日本人が一人だけのアメリカのクラスで英語にしがみついた話 ①

          大学を辞めて気づいた「普通」なこと

          前のコラムでも書きましたが、わたしは日本の大学を中退しました。 それに対し、いろいろなことを言ってくる人もいて、その人たちの考えることも理解していました。 ですが、わたしの考えの上でいうと、大学とは勉強する場所だと思っていて、ただ単位をもらい、卒業という名目が欲しいだけではなかったのです。 何か自分の武器を作り、働くときのために自分の得意分野を伸ばすのが正しいと感じていました。 ただ通うだけで卒業できてしまうのは楽ではありますが、のちのち苦労するだろうと思っていたので

          大学を辞めて気づいた「普通」なこと

          才能について

          才能という言葉について最近考えるので、そのことについて書こうと思います。 わたし個人としては、「才能」という言葉が好きではありません。というのも、才能とは目に見えるものではないし、ただの概念だと思うのです。 たとえば、スポーツ選手がオリンピックに出て金メダルを獲得。それに対して「才能だね」というのは、その四年間かけた努力を一切評価していないのではないか、それはとても失礼なことではないのか、と思うのです。 引退されたイチロー選手のこれまでの成績などは言わずもがなですが、そ

          才能について

          日本での大学中退からアメリカ・シアトル留学へ

          わたしは、小さい頃から音楽やミュージックビデオを楽しむのが大好きでした。 幼稚園にいる頃はモーニング娘。のテレビを観て、高校生からは椎名林檎さんなどのライブを楽しんでいました。 高校を卒業する頃に、大学をどうしようと考え、もともとしたかったアメリカ留学もしくは日本での大学か。 ずっとモヤモヤ考えている間、とりあえず受けたある大学の試験に合格し、じゃあ入ろう、と日本での大学進学を決めました。 そこで経営学部に入り、吹奏楽部にも入り、一年ほど大学での生活をしていました。

          日本での大学中退からアメリカ・シアトル留学へ

          シアトルからロサンゼルスまで17時間の旅 三日目ラスト 「車の多さよ」

          二日目の旅のコラムを書きましたが、補足です。 いま現在ロサンゼルスの映像学校に通い勉強していて、そこで出会った黒人の女性と話していたら、その方はサクラメント出身だそうで。 わたしがシアトルからロサンゼルスまで運転した話をすると、「オーマイガッド」と。 そして、その途中でストックトンに泊まったという話をすると「オー!マイ!ガッド!」と。 「サクラメントに住んでる身としては、用事がない限りまずその地域に行くことはない、行きたくない」とも言っていました。彼女いわく、ストック

          シアトルからロサンゼルスまで17時間の旅 三日目ラスト 「車の多さよ」

          シアトルからロサンゼルスまで17時間の旅 二日目 「知らずに危険な街に入ってた」

          七時間半もの運転を初めてしてくたびれてすぐに眠ってしまった一日目を終え、疲れも残したまま運転二日目へ。 朝十一時ごろにMedfordを出発し、カリフォルニア州Stockton(ストックトン)という二日目の宿泊地へ向かいます。そこへは運転のみで五時間半ほど。またI-5という高速道路をひたすら南へ下ります。 運転を再開する前、少し休憩所に寄って飲み物や食べ物を買いましたが、オレゴン州は消費税が存在しないので、とても安く済みます。ありがたい。 運転をし始め、一時間ほどであっさ

          シアトルからロサンゼルスまで17時間の旅 二日目 「知らずに危険な街に入ってた」