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シアトルからロサンゼルスまで17時間の旅 三日目ラスト 「車の多さよ」
二日目の旅のコラムを書きましたが、補足です。
いま現在ロサンゼルスの映像学校に通い勉強していて、そこで出会った黒人の女性と話していたら、その方はサクラメント出身だそうで。
わたしがシアトルからロサンゼルスまで運転した話をすると、「オーマイガッド」と。
そして、その途中でストックトンに泊まったという話をすると「オー!マイ!ガッド!」と。
「サクラメントに住んでる身としては、用事がない限りまずその地域に行くことはない、行きたくない」とも言っていました。彼女いわく、ストックトンに引っ越した友人の家が一週間で窓ガラスを割られ、引っ越しを余儀なくされたそうで。
その地域を知っている方に言われたからこそ、本当に危険だったんだなと感じました。
無知とは怖いものですね。
さて、いよいよシアトルからロサンゼルスまでの運転も最終日です。
ストックトンは危ない地域とはいえど、朝になれば人も多くなり、街の中心地にいれば比較的安心でした。
十一時ごろに宿を出発し、またひたすらI-5を下るのみです。
目的地までは五時間ほどなので、余裕を持って向かいます。
途中も、その前日、前々日に見た景色と変わらず高原や畑もありましたが、南に下るにつれ、砂地が増えていき、太陽も刺すように暑かったです。
休憩もはさみつつ四時間ほど進むと、Gorman(ゴーマン)というエリアに入りました。その辺りに入ると、もうすぐロサンゼルスというところなので、車の量も増え、車線も5車線に。そこから先は、40分ほどの山道があります。
三日間爆走してきたわたしの車は、トランクに二つのスーツケース、後ろの席には食料を載せていたので、少しガタがきている気がしました。
もう少し!頑張って着いてくれ!と車を気遣いながら、最後の山道に入りました。特段に急な道があるわけではないですが、周りの車は70マイルをゆうに超えわたしの車を追い抜いていきます。
ひたすら集中し、車が止まらないよう願い、山を越えました。
そして「まもなくロサンゼルスに入る!やっと到着!」とテンションも高く進み続け、ようやく平地の高速道路へ。
もうすぐだ!とナビを見ると、目的地はそこから50分ほどと。
さすがロサンゼルスの高速道路、そのころの時刻も4時半近くということもあり、5車線ある高速道路ですらもパンパンに。
車の量は恐ろしく、坂道を下るときに見えたずっと先まで車で埋め尽くされていました。ナビの高速情報も真っ赤に。
ですが、三日続いた旅も終わり、ようやっと自分の寮に着くのだ!と下がりつつあったテンションをなんとか保ち、到着を目指しました。
わたしは、寮に入ることに決めていました。その寮はアーティストを目指す者たちが住む場所で、家賃もロサンゼルスのダウンタウンに近いわりに安いですが、ベッドルームをシェアします。
希望と不安と疲労を抱え、その寮に向かいました。
そして、三日間の運転を終え、事故やトラブルもなく、無事寮に到着です!(二日目の少しの恐怖はあったものの)
達成感と安心感からくる身体のだるさを我慢できず、寝床を整理し、そのまま夜を終えました。
シアトルからロサンゼルスの三日間の旅、完。
旅の途中に気づいたことをここに記そうと思います。西海岸のI-5をロードトリップする際に覚えていたらなんとかなる事柄です。
①運転をしていると、虫がフロントガラスにぶつかって汚れる
ワイパーでは取れない。特に山道で多い
②本当に何もないエリアがある
山道や、途中に畑などありましたが、何もない、生活の様子すらないただの平地が広がっている場所もあった。アメリカは広い
③運転が退屈
何もないエリアもあり、初めは新鮮に楽しめますが、ずっと続く同じ景色に徐々に飽きてきます。一人だとなおさら。
④ガソリンスタンドは、こだわらなければ30分に1箇所はあるからそんなに不安ではない
「ガソリンは山道を登る前に入れておいたほうがいいよ」と言われていましたが、まあ確かにそこここにあるわけではないですが、それほどです。わたしはShellというお店を贔屓にしていましたが、こだわりがなければ、大抵高速道路を降りてすぐに出会うので、ガソリンの心配はありませんでした
⑤動物たちが転がっている
あまり聞いて気持ちの良い話ではありませんが、時速70マイルで走る車も多いので、そこに飛び出てくる動物たちもいます。一日に3、4回は目にしました。そういうのが苦手な方は少し覚悟を。
以上、旅行記でした。長らく読んでくださりありがとうございました。
後日談や、アーティスト寮での現在の生活等をコラムに記すので、また良ければご覧ください。何卒
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