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シアトルからロサンゼルスまで17時間の旅 二日目 「知らずに危険な街に入ってた」


七時間半もの運転を初めてしてくたびれてすぐに眠ってしまった一日目を終え、疲れも残したまま運転二日目へ。


朝十一時ごろにMedfordを出発し、カリフォルニア州Stockton(ストックトン)という二日目の宿泊地へ向かいます。そこへは運転のみで五時間半ほど。またI-5という高速道路をひたすら南へ下ります。

運転を再開する前、少し休憩所に寄って飲み物や食べ物を買いましたが、オレゴン州は消費税が存在しないので、とても安く済みます。ありがたい。

運転をし始め、一時間ほどであっさりとカリフォルニア州へ突入。

もっとテンションが上がるものだろうと思ってはいましたが、なにせひとり。

「おっ」と言ってもひとりなのでそのまま運転を続けます。

州の境を越えすぐにあるSiskiyou(シスキュー)という山道は、他にロードトリップ経験のある知人に聞いたところ、少し険しいので気をつけたほうがいい、と言われ、落ち着こう、落ち着こう、と冷静な運転を心がけました。

二時間ほど進み、どこが危ない部分なんだろう、、、と思っていたら、山道を抜け、平地の高速道路に戻りました。

まあ、最大限に気をつけろという意味だったのかと思いましたが、気をつけて運転していればなんてことない山道でした。

またオレゴン州と同じように、高原や畑を抜け、牛や馬を横目にずんずんと進んでいきます。

どうでもいい情報ですが、話す相手もいなくてひどく退屈だったので、ドキュメンタリーに密着されている設定で一人でインタビューごっこをしていました。「この山道をあと三時間ほど運転して今日はストックトンに到着ですね」などと一人で話していましたが、冷静になってみると、少し危なさがありますね。

そこからも運転を続け、州の中部にあるSacramento(サクラメント)に近づいてきました。

サクラメントという名前を耳にしたことがある方も多いかと思いますが、その昔、金鉱が発見され、その事業が盛んになり、緑も多く、サンフランシスコから車で一時間ほどということで、いまでも歴史と新しい文化の入り混じる素敵な大都市です。

そこに近づくにつれ、高速道路もやや渋滞気味に。

すると、65マイルの最高速度から周りの車が急ブレーキをするほどに突然の渋滞にはまりました。

サクラメントの観光も考えましたが、街中をぶらっと一周して宿のあるストックトンに向かうことに。


サクラメントから約一時間でストックトンに到着。夕方五時ごろに到着しましたが、日差しが暑く、半袖で十分なほど。

ホテルに到着し、何気なく、その地域のことを調べてみました。

すると、ストックトンは「アメリカで10番目に危険な街だ」というトピックが。

おやおや?

他の記事も探してみると、あらゆるウェブサイトで似たような記事が。

「アメリカに行くなら絶対避けたい都市」という情報も。


「ようこそカリフォルニアで二番目に危険な街へ」という看板が。

あちゃー

なにやらその街は経済破綻が2012年にあり、警察力も減少し、犯罪率が上昇したと。

そう思うと、外も少し気を付けて覗くようになりました。

さっさと夜ご飯と飲み物を買って部屋にこもろう!と決め、これです。 ドン

アメリカに五年もいて、一人でホールピザというのは初めてでした。

そんで油っぽい

そして日の暮れないうちに部屋に戻り、鍵を二重に締め、ベッドに入りました。次の日起きるまで、特に怖いことは起こりませんでした。ホッ


というわけで、宿泊地や訪問する場所の治安や基本情報は押さえておいたほうがいい。知らないってこえー、という二日目の結論でした。


いよいよ、三日目にロサンゼルスに到着します。

ぜひ読んでください。何卒

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