スマブラについて
スマッシュブラザーズというゲームをご存知でしょうか。
任天堂のゲームのキャラクターが一同に介し、それぞれのゲーム内の攻撃を用いて戦うアクションゲームです。通称スマブラ。
小学生のころは友達の家に集まり、ニンテンドー64やゲームキューブでスマブラで遊びました。そのころ私は一人用のポケットモンスター金・銀などで遊んでいて、他の人と対戦するゲームはあまりしていませんでした。たまに友達とするくらいでした。
ほかの子たちは遊び慣れているので、どのボタンがジャンプでどれが攻撃かもすでに知っていましたが、わたしは全くの初心者なので、「これってどれが何?」と聞いているうちに三基を失い、早々に負け、ただ残りの子たちが戦うのを観ているのがいつものパターンでした。
「やってるうちに覚えるよ」と言われましたが、毎日プレイしてコツを掴んでいくわけでもないので、上達するわけでもなく、たまに集まってプレイしてもいつものパターンでさっさと負け、観戦するのみ。
周りの子たちも、そんなもんだと特に詳しく教えてくれるわけでもありませんでした。
あとからプレイしてみると、実際操作方法は簡単で、何度かやっていくうちに覚えられます。そのころの友達の気持ち、特に教える必要もない、ということも今になってわかりました。
そして時が経ち去年末、ニンテンドースイッチでスマッシュブラザーズSPECIALが発売されました。それまでにも、何度か友人宅でプレイする機会もありましたが、小学生のころのパターンになりました。
どうでもいい話ですが、このスマブラや、ほかの新作が発表されるとき、ニンテンドーのYouTubeチャンネルでサプライズで発表されることがあります。その発表を見て喜ぶ海外のゲームファンを見るのも一つの楽しみです。
自分もこの発表動画を見て楽しむのですが、こういった反応を見ると、ゲームファンが本気で喜んで叫んだり、感情を爆発させていて、自分も感動して鳥肌が立ってしまいます。
というわけで、わたしも興味が湧き、スマブラを購入しました。
やり始めて操作にも慣れ、勝つことも多くなり、楽しくプレイしていました。
そして先週、アメリカ人の友人宅にお邪魔し、スマブラをプレイすることになりました。
慣れている子も、ゲームを普段からあまりしない子も混ざってのプレイでした。
わたしのお気に入りのキャラ、インクリング(青)を選択し、四人でプレイし始めました。
いつも一人でオンライン対戦している要領で、ジャンプし、攻撃をかわし、ボムを投げる。そして二基を残し、優勝。もう一度プレイし、また優勝しました。
そこで気付きました。
あれ?自分が小学校のときの感じじゃね?
あまりゲームをしない子に特に説明をすることもなく、本気で戦い、優勝する。
自分がスマブラを少し敬遠してしまった体験をそのまま友人にしてしまっていました。
これでは、初心者は楽しめないし、すぐに飽きてしまう。こんなことをしたかったんじゃない!と、約20年越しに、小学校のころに感じていた気持ちを思い出しました。
そこで、友人にある程度説明し、またプレイし直しました。そのあとは、楽しんでくれていました。
よかったー。
自分の無意識のうちに、自分の苦手なことを友人にしていた、それすらも無意識で。
面白い体験でしたが、もっと他人に優しくいたいな、とも思えました。
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