289. やりたいことにも「賞味期限」がある。
いつかやろうと思ったことはいつかできなくなる
あなたが「今、一番やりたいことは何ですか」と聞かれるとなんて答えるだろう。お金・時間・場所などのすべての概念を取っ払ったときに何がしたいだろうか。仮に世界一周とする。
いつかやりたいと思って、時間とお金ができたときのあなたは60歳だとしたら、あなたは世界一周をするだろうか。身体がいうことをきかないかもしれない。こうやってやりたいことにも「賞味期限」があるのだ。
私たちは何かをできなくなる時の正確な日付を事前に知ることはできない。大切なものは、知らないうちにゆっくりと遠ざかっていく。物事は永遠に続かず、いつかは色褪せ、消え去っていく。
人は生涯を通じて、何度も小さな死を経験する。私たちは皆、人生のある段階から次の段階へと前進し続ける。ある段階が終わることで小さな死を迎え、次の段階に移る。
私たちの人生のさまざまな段階は、はっきりとして合図もなく始まり、終わることが多い。何も考えずに生きていても、突然始まり突然終わってしまうのだ。いつかはあれがしたいと思っていてもいつかなんて来ない。
喜びを先延ばししすぎた後悔は、人生の終わりに一度だけ味わうわけではない。それは長い人生の中で、何度も繰り返し頭に浮かんでくるものだ。
過ぎ去った時間はもう二度と取り戻せない。
人は終わりを意識すると、その時間を最大限に活用しようとする意識が高まる。よく人生の終わりを思い描いて過ごせと言われるだろう。年齢が若ければ若いほど、死というものは遠い存在だ。
正直、死を意識して生活するのは難しい。1年後、いや3か月後に自分がどういう状態になっていたいのかを意識することから始めてみるのでもいい。
そこでおすすめしたいのが、タイムバケットである。タイムバケットとは、人生の各段階の有限さを意識しやすくするツールである。バケットリストの発展形とイメージしてもらえればいい。バケットリストは死ぬまでに何がしたいかをリスト化するものである。タイムバケットはリスト化されたものをいつやりたいのかと時間軸に置き換えるのだ。
5-10年で人生を区切り、いつ何をしたいかを明確にしていくことによって、やりたいことが賞味期限切れしないことを防ぐことができる。やらず後悔を未然に防げる最強のツールなのだ。このツールを使っていくと、若いうちにしかできないことが多いことに気付くだろう。本当に自分にとって何が大切なのかを考える機会になればいい。
人生はいつか終わる。そしてやりたいこともいつかできなくなってしまう。この事実に対して、ネガティブに捉える必要はない。この記事を読んで、後悔する人生を送りたくないのなら、今すぐに、タイムバケットを作ってもらいたい。いつか私が作ったタイムバケットもnoteを通して皆さんにシェアしたいと思う。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
【今日の格言】
昨日から学び、今日を生き、明日に希望を抱け。
大切なのは、疑問を持ち続けることだ。
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