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【品川区ラグビー協会主催セミナー】「年代にあったキックの身につけ方~VOL②=中学生~高校生編 」 学び006-①(実践編)

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「キックが苦手な僕が蹴って良いのか?」
「もし失敗したら?」

後で出てくる写真を見てもらっても分かるように、そんな雰囲気は微塵も感じられない1時間のセッションでした。(メッチャ笑顔(笑))

また、『前回の記事でも書きましたが、君島さんが毎回大切にされている事がこの2点。
①『コーチが教えすぎない』
②『子供達の意欲が湧いてくるような練習』
その時に必要な情報以外はあえて伝えない。
情報よりも実践の(蹴る)回数を重視。
ストップの合図がかかるまで子供達が蹴りまくる。
しかも、自分の番が回ってくることが楽しみな様子を写真でも見て取れるかと思います。
そんなセミナーの内容を少し紹介するのと、今回は学生メインだったので、あまり触れられなかったコーチングの事について書いていこうと思います。


■練習内容

『パントキックの基礎』でした。
(※軽く上に蹴り上げて、コントロールを重視するキック)
ツイスト(体を旋回)して蹴る様な難しいキックではなく、ストレートキックと呼ばれる部類のキックだと思います。
アタック中にディフェンスの頭を越えて裏へ落としたり、タッチキックで正確に蹴りたい時などに使われるようなキックです。

今回の実践編で最初に君島さんが伝えたのは、
『足の甲(靴ひもの辺り)でボールを蹴ろう』
『ボールの持ち方は地面に垂直(真っすぐ立てる方向)で持とう』
『ボールの頂点を蹴って、回転はバックスピンが良い(BKはここにもこだわろう)』
(※おまけ
:キックにはパワーと優しさも大事(笑)

今回の練習には『スピードのプレッシャー』と言う大切な要素も含まれていました!

■練習メニュー

①顔くらいまで蹴り上げる(左足・右足) ⇨ キャッチ
②身長の2倍、3倍と蹴り上げる(左足・右足) ⇨ キャッチ
③出来る限り上に蹴り上げる ⇨ キャッチ
④ランしながら前方にキック(5mラン →5m / 10m / 20m) ⇨ キャッチ
⑤ランしながら前方にキック ⇨ 相方に対面に立ってもらってキャッチ
メニューはこのような感じでした。

各説明が1~2分。
※細かい説明ではなく、『キーファクター』を伝える。そして『実践』。
実践が各5分~10分程度
※今回はランからのキックがメイン。③まではあくまで基礎練習。


おへその前くらいにおいて、軽く手を伸ばす
真っすぐにボールが落ちるキレイなボールリリース
参加した高校生のワンハンドリリース
撮られてる!001
撮られてる!002
撮られてる!003
上を見ると笑顔になれる
ボールが取れない時ほど笑顔になれる
三苫!!
凹んでる出る場合じゃない、頑張っていこう(笑)
あーーーーー!


さすが高校生!ナイスキャッチ!
ガッチリ!キャッチ!
届いた!キャッチ!
ギリ!!キャッチ!


■『キックはバックスだけのオプションではない』

僕が1年前にJEK(Japan Elite Kicking)コーチングセミナーで教わった言葉です。
キックの事だけで言えば、ゴールキック、ドロップキックなどは役割として限られる所もありますが、パスのスキルに、ラン・キックというオプションを持っている事で選手としての幅が大きく広がります。
相手からすると、『パスのみしかない選手』をディフェンスするのか、「パスにラン・キックのオプションを持った選手』をディフェンスするのかで、選択肢の幅は全く違ってくると思います。
実際ワールドカップでも、日本代表のアマト・ファカタヴァ選手のパントキックからのトライは見事でした!元BKという事もありますが、FWでもキックのオプションがある事の重要性を見せてくれたプレーだと感じました。

どの競技でもそうですが、選手の可能性を狭めてしまうのは指導者・親のコーチング、その子が自分自身を信じる力かと思います。


■『あしたを変えるコーチング』

前々から言うように僕はラグビーの競技経験は全くありません。
息子がキックが好きだからなるべく正しい理論を知りたい!という理由で、JEK(Japan Elite Kicking)コーチングセミナーを受講しました。
様々な蹴り方・戦術を学びました。
それだけではなく、セミナーの中で心に残ったのは『キックコーチングの目的』でした。
(※僕がここで全部を書いてしまうと、君島さんの仕事の邪魔になるので多くは書きませんが・・・(笑))

蹴り方を教えるのが、キックコーチングでしょ!!
・・・
・・

もちろんそうです。

それプラス、選手の今だけにフォーカスするのではなく、将来的な成長に繋がるコーチングをしていく事が重要だと。
「キックはバックスだけのオプションではない」
選手の幅を広げてあげる事は、技術・能力の向上もありますが、視野の広さ・考える幅・もちろん年齢が上がれば戦術への展開と繋がっていきます。
また「コーチング」の中で選手が考え・答えを模索し・自分なりの正解へ到達する事の重要性も学ばさせてもらいました。

そんな考えを持っておられる君島さんのセッション。
子供達は、楽しくないはずがない。
為にならないはずがない。
いかに子供達が意欲を燃やして取り組むか。何故それが大切なのか。
そうするためには親・コーチとしてどういった言葉をかけ、接していくか。
今回も学びが多いセッションでした。


■ 後記(キックの重要性を感じた子が早速・・・) 

このセミナーの後、いつも連絡を取り合う他チームのコーチの方とメールをしていると⇩
『キックの重要性を感じた息子が、部活の練習中にキックも使って仲間をタジタジにしたみたいです!』と(笑)

オプションがあるから使えるし、他のスキルも活きてくる!しかも楽しい!!コレだったんですね君島さん(笑)!

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