よこしま ゆかり

気の向くままに書き散らします

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嘘っぱち怪談大会 No.2, 3

No.2じとっとした嫌な汗で目が覚めた。初めて悪夢を見た。 家の周りを歩いていたら、突如として巨大な自転車に乗った老【婆】に追いかけられた。遠くにいる時は避けるだろうと思っていたが、異常なほど速かった。漕ぐスピードも速ければ、車輪の大きさも異常なほど大きいのだ。老婆は言葉を発するわけでもなく、猛スピードで近づいてきた。焦った私は大急ぎで走った。じゃりじゃりとした自転車のチェーンの音が響く。角を曲がっても尚自転車の走る音が聞こえており、振り返ると老婆は私を追いかけていた。無我夢

    • 嘘っぱち怪談大会 No.1

      「QOL向上大作戦」というゲームを知っているだろうか。服や家の内装を自分の好きなようにコーディネートできる、いわば着せ替えゲームだ。AppストアにもGoogle Playにもでないそのゲームは、ある日突然配信URLがブラウザタブに加わっているという。このQOL向上大作戦は、遊んだ人々が全員行方不明になると噂になっている。幸か不幸か、筆者のブラウザタブにQOL向上大作戦のDLページが加わっていたので、交際している彼女の反対を押し切って、興味本位でインストールした。これからそのプ

      • 新人VTuber File: No1.大都つくし

        こんにちは、よこしま ゆかりです。 新しい企画として、始めたばかりの新人VTuberに昔懐かしの女児プロフとインタビューを行っていこうかと思います。まずは初回ということで、普段から仲良くさせてもらっている大都つくしちゃんから! 大都つくしちゃんの基本情報大都つくしちゃんのチャンネル「大都つくしづくし」には主に雑談配信、ゲーム実況、歌ってみた動画がある。 ゲーム実況では、装甲娘のガチャ動画や、今流行りのApex、Ark、雀魂、ぷよぷよなどをやっている。決してゲームが上手と

        • 私と彼氏~欲張りセット~

          Twitterに投げる程じゃないけど話したいなってものをいくつか。有料記事ですが金払ってまで見るものじゃない(私が有料機能を使ってみたいだけ)です。面白話はTwitterで公開しています。 もう一度言いますが、金払ってまで読むものじゃないです。 Twitterでもたびたび彼氏の話をしますが、ちょっとゆるふわな彼氏が面白いのか可愛いのかフォロワーはよく♥をつけます。そこで今回は彼氏のことについて少しだけ深く話していこうかと思います。 出会いもろもろはこちらで無料公開してい

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        嘘っぱち怪談大会 No.2, 3

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        • 嘘っぱち怪談大会ログ
          2本
        • 新人VTuber File
          1本
        • 私の友達
          2本
        • 恋愛譚
          1本

        記事

          夢日記①

          こんにちは、よこしま ゆかりです。 私はあまり夢を見ることがないのですが、稀に不思議な夢を見ます。今回は私が見た夢のなかから、いくつかを書き起こしました。 ※夢中夢はホラーテイストなのでご注意ください。 立てこもり某日。 何故か中学の制服を着ていて、高校の体育館にいた。何かの学年集会の最中だった。何を話していたかはもう記憶にない。高校の時の学年主任の先生が話していた。突如として、「ワックスがけを行います」というアナウンスが入った。不審者侵入の合図だった。全員が息をひそめ

          バーチャルの時代だからこそできた“劇団”

          こんにちは、よこしま ゆかりです。 突然だが、Pentaro Projectというものをご存知だろうか。 配信アプリ Realityで配信している人々を中心に結成されたバーチャル劇団で、Youtubeにてボイスドラマを公開している。 作品は劇団代表者のぺんあーさんによる完全オリジナル作品だ。いわゆる一昔前に流行ったドラマCDとは違って、ト書きまで読むスタイルで、どちらかというとオーディオ小説に近い。 ※今回は感想記事となっていますのでネタバレましましです。本編を見てか

          バーチャルの時代だからこそできた“劇団”

          ただの日記②

          メギドの8章で倒れっぱなしです。どうも。 メギドの8章読んで、映画を見て、本を読んでるとふと最近始めた配信アプリへの興味がなくなりつつあるのに気づいた。なんでだろ? そもそも、私は人の感情や考え方に触れる機会を増やすために始めたはずなのに、どうにもこうにも薄っぺらく感じてしまうようになっていた。たぶん自分に精一杯で余裕がない。考えを一度放棄して眺めるにとどまることをしなくてはならない。より大きな心に引っ越せたら、人を受け入れられるようになるってミッドナイトゴスペルでもやっ

          ただの日記

           ここ最近コロナで暇なせいか、多くの人と話す機会を得ている。そこで色々と情報を受け取るため、考えるのに必死になっているが、ここ最近強く意識“させられている”ことをだらだら書く。  時に私は、多くの知り合いから相談される。仲いい知人はもちろんだが、そこまで頻繁にとっていない人からもだ。年齢も年上から年下まで、具体的に言うならば15〜50までと幅広く話してくれる。 相談というのは時に重荷に感じられる。ミッドナイトゴスペルでは聞くことは呼吸の在り方と同じであり、呼吸することによ

          嘘っぱち怪談大会

          こんにちは。詠み人知らずです。 先日、嘘っぱち怪談大会をやりたくて公募したところ、沢山の暇人に参加いただいたため、その時のレポートとなります。 今回の嘘っぱち怪談大会のルール セリフや文章の一人称や語尾を変えるなどのアレンジはアリ 実在する名詞を使用するのはアリ ※以下の怪談はすべて嘘っぱちです。 1.キティちゃん 自販機 首を絞められているようだった  ……友達――仮にAくんとしますね。ゲーセンでバイトしてたAくんから聞いた話です。皆さん、キティちゃんのポ

          嘘っぱち怪談大会

          私は砂糖でできてないから

          こんばんは、詠み人知らずです。 お久しぶり!! ここ数日はゲームのイベントだったり、Realityというアプリで配信をしたり聞いたりしていました。 さて、私は実は元々配信を聞くのに死ぬほど向いてない性格をしています。 VTuberの発展は目覚ましいものとなり、3Dアバターを用いた配信は大きなブームとなっています。その分人生経験値の浅い人々も配信上にいるため、相容れないことがとにかく多いのです。 今回は、配信アプリを通して認識した自分の感性を書きたいと思います。 ❣

          私は砂糖でできてないから

          生理のあれこれ、まとめてみた。

          こんにちは。詠み人知らずです。 私がずっと書きたかった生理についての記事です。 今回の文章は女性はもちろん、男性にも読んで欲しいなと思って書いています。生理に関する不安なこととかあればコメントでも匿名箱でもいいのでお気軽に相談してください。でも私に聞くより医者に聞いた方が良いです。いやマジで。 今回も私の体験談を中心に話しているので、「そうでない人」がいるのはもちろんですが説明不足なところなど多々あります。コメなど頂けましたら追記や補足をしますが、何度も言います。女性で

          生理のあれこれ、まとめてみた。

          憧れの悪女

          初めて出会った悪女これを読んでいるあなたは、悪女といったら誰を思い浮かべるだろう。シンデレラの継母たち?マレフィセント?赤の女王?西の悪い魔女?あるいは誰か特定の芸能人や人間関係上仲の良くない人をあげるかもしれない。 私が初めて悪女に出会ったのは小学校1年生の時。その悪女は私が生まれるよりも前に亡くなった、アメリカの女優だった。名前をタルラー・バンクヘッド(Tallulah Brockman Bankhead)という。とはいえ小学校1年生の時に知ったため、まだその悪辣さを理

          読書感想:クチュクチュバーン

          こんにちは。詠み人知らずです。 最近の読み物はもっぱら評論本や資料ばかりでしたので、久しぶりに小説を読みました。吉村萬壱さんのクチュクチュバーンを読んだので、さらっと感想を書いていきます。直接的なネタバレはありませんが、前情報ほとんどなしに読みたい方は全体を通した感想のみをご覧ください。  かつて、シェイクスピアの作品を読み漁っていた時、「なぜロミオとジュリエットは四大悲劇に含まれないのか」を考えていた時期がありました。なんとなくその時のことを思い出しました(いつか記事に

          読書感想:クチュクチュバーン

          「私の春を奪ってよ」

           なかなか投稿ができずにいます。詠み人知らずです。  さて、前回の記事で、私の初体験などもろもろを包み隠さず書きました。男性とも女性ともお付き合いをしたとあるように、私は恐らく純粋なストレートではありません。バイセクシャル寄りのストレートだと認識しています。色々な女性とも関係を持ちましたし、女性相手でも気持ちの良い肉体関係を持ちましたが、靴の中に入った小石のような違和感があったため、このような認識です。 そもそもなぜ私が女性とそういう関係を持ち始めたのか、自分の性自認はど

          「私の春を奪ってよ」

          そして乙女は三度死ぬ

          タイトルが七音と五音で気持ちが良いですね。よこしま ゆかりです。 たまにはテーマから何かを書くのも良いかと思い、恋人について書こうかなと筆を執った次第です。 一度目の死乙女とは、若い女性のことをさすらしい。若い女性ばかりではなく、未婚・処女など様々な意味を持つ。元はおとこと対になっていた言葉。 私という乙女が最初に死んだのは、中学生の時だった。たいして好きでもない男子と、学校のトイレでセックスをした。理由なんて覚えていないから、多分くだらない理由だったんだと思う。とにか

          そして乙女は三度死ぬ

          「いい子」を私は悪口として使う

           「いい子」と言われやすい人は、のちのち困るよねという話。 大学時代の話 私が3年生の時、卒論の内容をどうするか話し合う場で、私以外内容を決めていなかった。私はやりたいこと・興味のあること・好きなこと・嫌いなことがとてもはっきりしている。卒論の内容もその時最も興味を抱いていたことだっただけに、周りの人たちがなんでそんなにやりたいことがないのかもわからなかった。私は学びたいことがあるから学科を選び、学びたい先生がいるから大学を選んだ。先生はともかくとして、みんな学びたいことが

          「いい子」を私は悪口として使う