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日記

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日記です。
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記事一覧

作った会社のことを言葉にしてみる

会社を作って半年、言葉にしたいことを書いてみた。 組み込む昨年末に会社を立ち上げた。名前は「木と冬」。ウェブサイトの制作をしている。「木と冬」という名前は「柊」という漢字からつけた。柊は設立日で誕生日でもある12月7日の誕生花であり、実家の庭に番犬のように植わっていてなんとなく親しみを感じた。棘のある葉っぱはいつも近づき難かったけど、小さな僕が一番最初に覚えられた植物だった。 「木と冬」という名前は、僕が社会に感じている違和感や溝を埋めてくれる。お金のパワーが倫理観を歪め

ひとりでよりもみんなでいこう

ひとりで仕事がしたいと思って早15年。高校生の僕は周りに馴染めず、同級生がたくさんいる1時間に数本の電車の中をひとりで登下校をするような学生だった。 日常的に会話をする友達はいたけど特に親しい友達はおらず、心から楽しいと思えたことはあっただろうか。身動きがとれない教室で常に腹痛と戦っていたこともあり社会に出ても組織で働くイメージはできず、その頃からひとりで働けたらなあと思っていた。 私立文系大学に進学し、新設された学部の中でたったひとつのプログラミングができるゼミに入った

自分を再構築する

最近、自分にどういうことができて/何が仕事であって/どこで生活をして/どういう習慣があるのか/ということがわかるくらいに毎日が固定化されてきて、徐々に飽きているのだろうか、少しずつ自分を変えていこうと思うようになった。 変化が多かった10代〜20代は、その変化に追いついていくので精一杯だった。大学に入れば慣れてきた頃に卒業になるし、働きはじめて3年も経つと、その先の展望がうっすら見えはじめてくる。そのたびに生活環境が変わり、それに四苦八苦しているうちに次のフェーズがくる。

10年を越えて。

「古瀬ワークショップデザイン事務所」のウェブサイトを制作、2020年7月23日の海の日に公開しました。 拙い文章だけど個人的に特別な想いがあるので、書き残しておこうと思います。 まーぼーとの関係「古瀬ワークショップデザイン事務所」の古瀬正也(以下、まーぼー)とは大学時代からの友人で、仕事をしたことがないときに“仕事ごっこ”と言って、いろんなウェブ制作を依頼してくれていたような仲。 僕はウェブサイトをデザインする方法も知らないときで、紙に書いたイラストをスキャンして画像化

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紫陽花と森

さみしさと後悔の人間関係

さみしさを感じている。 おとなりのおとなりさんが引っ越してしまった。僕たちが引っ越したときに一番に挨拶に行って、気さくな方でよかった〜と思ったことを覚えている。同じく犬を飼っていて、庭に出たときに顔を合わせると嬉しかったし、外でたびたび会うと挨拶をしたり。言ってしまえばそのくらいの交流だったけど、世帯数も少ないこの建物の中で、同じ階ということもあって身近に感じていた。 先週、うちの庭のほうにワンちゃんを連れてつむと遊ばせてくれた。まさかあのときが最後だったとは... 引っ

マスクを外すとそこは5月だった

散歩やお昼休憩で外に出る機会がある。 外に出る機会という言葉もおかしいが、基本家で仕事をしているので機会がないと外に出ないのだ。自粛生活で外に出ることも少なくなり季節を感じるタイミングも少なくなったためか、今年は季節が進むのが早く感じる。長袖では暑いときもあるし、何よりもマスクがそれを助長させる。口周りだけがじんわりと汗ばんでいる。温室育ちの髭。早く伸びたりするのだろうか。 こないだ散歩の帰りに、家の近くで人気がないのを確認してマスクを外してみた。するととたんに水を含んだ土

どうぶつの森で学んだこと:自由と選択、割り切り

朝からいい天気。暖かかった昨日と比べると少し落ち着いているけど、それでも暖かい。ベランダに出て風を浴びるのが気持ちいい。 今日は何をしようか。この生活の毎朝の問いである。 妻はだいたいその日つくる料理やおやつがあるみたい。僕は仕事があるときは仕事をするけど、少し落ち着いてもいるので、空き時間に何をするか考える。だいたい思い浮かばないのでゲームをしたり、少し本を読んだりする。 そうそう、どうぶつの森にはまっている。 妻は前からずっとやっていて、今作も半年以上前から楽しみにし

日常と外から見る日常、自分を保つ

日常はただ続いていく。今までの生活と同じように僕はここに生きていて、これからもその延長だ。朝起きて顔を洗い、コーヒーを淹れて光を浴び、仕事をし、疲れたら外に出て、ふたたびコーヒーを淹れて、ごはんを食べて、これらを家族とともに過ごす。いたって変わらない、たとえ変わったとして自分がここにいることは変わらない、多少の高低はあれどそういう生活がただ続いていく。 人間は欲深いもので日々飽き足らない。たとえ幸せであっても、幸せであることを毎日たしかめながらでないと過ごせない。毎日SNS

イージューライダー風

世の中がたいへんである。 コロナにかかりたくないという恐怖、あるいはそれを知らないところでばらまいてしまうかもしれないという恐怖。収入が途絶えるかもしれないという恐怖、外を出歩くとうっかり注意されてしまいそうな恐怖、家に籠もって鬱々として先が見えない恐怖。いろいろな恐怖が層になって積み重なって、落ち着くところがない日々。 僕は幸い?仕事柄?仕事はより忙しくなっているさまで、久しぶりに手の筋肉の疲れを感じている。いやしかし働いた分のギャラが出るかどうかは、こんなときだからわか

街の色気

3月も半ばになり暖かくなる日が近づいてくると、ユキヤナギが白い小さな花をたくさん咲かせる。「ここにも植わってたんだ」と、花が咲いてから気付くこともある。引っ越した先の家の敷地内にもユキヤナギが植わっていて、部屋の内装も白が基調だ。大家さんは白が好きだとみた。 今日、ユキヤナギに雪が降った。 「毎年3月に雪は降ったっけかな」と思い調べてみると、太平洋側ではひな祭りや啓蟄のあたりにその冬最後の雪が降るとある。終雪というらしい。今年はいつもより暖かく雪も少なかったと思うが、啓蟄

SIGMA fp と生活をする

SIGMA fp を購入しました。 真っ黒なボディにシンプルなスクエア。まずデザインが好きになりました。 SIGMAのカメラデザインは余計なものがなく、色もつけず、とても好感がもてます。 そして手にとって驚いたのはやはり小ささ。こぢんまりとしていてずっしりとくるボディは、持つたびに嬉しくなります。手に収まるサイズってなんかいいですよね。(噂のiPhone SE2、期待してます...) それと、レンズの質感がすごくいいのです。SIGMAのレンズを使うのは初めてですが、ひ

引っ越しをした

引っ越しをした。 いろいろな事情があるものの、個人的にはもう少し都内へ出たかったし、県道沿いにチェーン店が並び、商店街のないベッドタウンで暮らすことにも限界を感じていたからだ。 もともと「地方移住」というトピックには敏感だったし、長野・大町のゲストハウス兼シェアハウスを借りて二拠点生活をしたこともある。前の家では、たまたま近くで畑を借りられて1年間だけ野菜を育てた。これはこれで楽しく料理にも目覚めたが、そのような暮らしを進めて今感じることは、自分が何をしているのか、何をした

2019年に聴いた音楽まとめ

2019年に聴いた音楽のご紹介です。 834.194 / サカナクション Spotifyが教えてくれたところによると、一番聴いたのはサカナクションでした。 お気に入りは「ナイロンの糸」と「ワンダーランド」。先行配信された「ナイロンの糸」は、久しぶりに東京の夜を歩くタイミングと合い、サカナクションっぽい街で聴きました。 ファンクラブに入っているとNFMGという雑誌が送られてくるのですが、今年もボリューム満点の内容でほくほくしています。プロモーションでもわくわくさせてもらいまし