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2019年に聴いた音楽まとめ

2019年に聴いた音楽のご紹介です。

834.194 / サカナクション

Spotifyが教えてくれたところによると、一番聴いたのはサカナクションでした。
お気に入りは「ナイロンの糸」と「ワンダーランド」。先行配信された「ナイロンの糸」は、久しぶりに東京の夜を歩くタイミングと合い、サカナクションっぽい街で聴きました。
ファンクラブに入っているとNFMGという雑誌が送られてくるのですが、今年もボリューム満点の内容でほくほくしています。プロモーションでもわくわくさせてもらいました。

トワイライト/スカート

ほんとうにほっとするんです、スカート。シンプルな音色が心地いい。
なんか耳が寂しいときとか、車の中で流す音楽に迷ったときにかけて聴いてました。楽しいときはもちろん、落ち込んでいるときでも寄り添ってくれるような澤部さんの声、好きです。

ALL THE LIGHT/GRAPEVINE

今年もGRAPEVINEは最高でした。流れゆく時間と変わっていく自分をありのままに受け入れて「さすらう」。バインの曲には旅情を感じる。これからも一緒に旅を続けていきたい。

濡れゆく私小説/indigo la End

やっぱり indigo la End は過小評価されていると思うの。
メロディの美しさや詩の技巧、メロディの進行など、それぞれの要素のポイントが高くてそれぞれが調和している。一曲でもいろんな色に変わってまるでカメレオンのよう。うん、ボーカルの声が受け付けないって人も一定数いると思うんだけれど。川谷さん、インストも作ったほうがいいんじゃないかなあ。
「砂に紛れて」と「秋雨の降り方がいじらしい」が好き。

Oa/蓮沼執太

今年の後半は特に蓮沼さんの曲を聴きました。
きっかけはDIC川村記念美術館でのライブ。展示室でライブをするというもので、背景にはジャクソン・ポロックやフランク・ステラの絵画たち。贅沢な時間でした。「Oa」は蓮沼さんの今年のリリース。抽象的な軸の作品だと思うけれど、やはり解釈が難しい作品でした。

燦々/カネコアヤノ

僕が最初にカネコアヤノに出会った場所はりんご音楽祭。友だちに教えてもらって聴いたのだけど、のんびりとした歌詞や声色からは想像のつかない、THE・ロックンローラーという印象をもつに至る。「冷たいレモンと炭酸のやっつー!」ってみんなで叫ぶんです。日常礼讃最高。

aurora arc/BUMP OF CHICKEN

今年はバンプさんに楽しませてもらいました...。
アルバムリリースにツアー、ウェブサイトのリニューアルもされたりといろいろと動きがあって、僕もライブに行きました。アルバムもだいぶ聴き込みました。
好きな曲は「Aurora」。ライブの余韻が今でも抜けない。パヤパヤっす。

Shiryokukensa/ゲシュタルト乙女

これ、今月リリースされてるの今知りました。ボーカルさんの気怠そうで気怠くない雰囲気が好きなのです。聴きます!

かけがえのないもの/MONO NO AWARE

「人生、山おり谷おり」でめーっちゃ惹きこまれてしまったMONO NO AWARE。まったく気取ってないスタイルが個人的に受け。リード曲「かむかもしかもにどもかも!」はただひたすらに早口言葉を捲し立てるのみで、そうか、それでいいんだ〜!と衝撃をもらいました。

Beware of the Dogs/Stella Donnelly

曲もライブもめちゃくちゃキュートでキャッチーで好きなのですが、曲に込められている歌詞がすごくどす黒くて、和訳を読んだあとに気軽に聴けなくなってしまったというアルバム。これをあんなに楽しそうに歌うんだぜ、男として悲しいだろう。

Pony/Rex Orange County

僕が好きなRex Orange Countyのアルバムリリースもありました。
朝でも夕方でも夜でも聴けますね。インパクトは前作の方があったかな〜と思いつつ、やっぱりふとしたときに聴いてしまいます。そしてそういう曲がいちばんいい。

Lost&Found/Jónsi & Alex

好きなんです、こういう曲...
天井が高くて急がせない、空気が澄んでいて遠くまで見通せる。ひとりで道を歩いていく、そこに多言はいらない。

All Encores/Nils Frahm

ヘッドホンで聴いているとそこにまるで空間が立ち上がってくるような曲をつくる方だなあと思います。音以外のいろいろなものが録音され、データ化されていて、それも意識的につくっているのだと思いますけれど、相当難しいですよねえ。

Outer Peace/トロ・イ・モア

先行配信の2曲がよくて楽しみにしていたやつ。アルバムもよかった!
水分をたくさん含んだ空気を纏ったような音像がだいぶ好み。ノリながら作業したいときに流したよね。


【番外編】

AMANE/國本怜

最近知ったアーティストの方ですが、ただ水滴の落ちる音が音源になっています。不思議と落ち着くのは自然音だからでしょうか。Twitterも面白く拝見しています。「この音楽を理解したい」という気持ちも含め好きです。


振り返ってみると今年は邦楽をずっと聴いていました。たしかに邦楽のリリースがすごく楽しかったなあという印象。自分で曲も作りはじめた影響で(!)、後半は聴き方も変わりました。自分でつくるってすごくて、音楽の聴き方も変わるんですね。来年がたのしみです。

今年は音楽が聴けない時期があったので、あんまり広げられなかったような... 年末年始は年間ベストを覗いては聴いてみる作業をしたいと思います。


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