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宇宙一すばらしい日本語教師でラッパー。しかしカネが無く、恋人がいず、モテない。なぜだ……それが俺だからだ! 宇宙最出色的日语老师兼说唱歌手。但没有钱,没有情人,没有名气。为什么?……因为那是我!

六大学野球に参加したいから東大に行く

そういう、「東大っていうのは本来、こういう人が行くべきところなんだろうな」という人たちがいる。もちろん、その人たちにしたところで努力して勉強する人しない人と別れるわけで、一括りにすることはできないのだが、とりあえず私とは違うといえるだろう。まあ実際に違うのだが。

ともあれ、ひと言で言って、半端ではない。

同族というべきか強化版というべきかはともかく、大陸に渡って「もちろんシャブの類ではないのは知っているが、それにしても何を食ったらこんなバカみたいに優秀になるのだろうか」という人々に出会えた。

彼ら彼女らは悪意のカケラもなく、
「先生、ここがわかりません」
と言いながら、そもそも私には何がなんだかわからない、図形から辛うじて数学とだけわかるモノなんかを見せてきたりする。

そういう桁外れな人々に驚嘆の念を抱きつつも、
「に、日本語は…そ、それに、日本語じゃなくても歌唱とラップは俺のほうが上なんだからな! いい気になるなよ」
などという、じつに大人気なさの極致みたいなことばかりを言いながら今日に至っている。

それにしても、桁外れに優秀な人々はやはり違う。
偽りではない優しさや思いやり、秀でた存在としての余裕というやつがある。

——半端じゃなくできるやつって、本当に『出木杉くん』みたいになるんだな。

そんなことを思うし、またそうなると嫉妬もわいてこず、いっそ清々しく爽やかな気分になる。

しかしながら、出来過ぎるがゆえに私の言葉を聞くまでもなくなり、
「はいはい。もう朝ご飯は食べたでしょ」
みたいな感じになってしまうというのもアレな感じだ。

いったい、私は教えているのか介護されているのか。

しかしながら——

自分では教えていると思いながら介護されつつ、しかも収入を得られると思えば、一方的にして圧倒的な勝利である。

その線でいこう。

先日、出木杉女学生(14歳)とのやり取りから自身のキャッチコピーを思い付き、また翻訳もしてもらった。(*1分足らずで返してきやがった)

宇宙一すばらしい日本語教師でラッパー。
宇宙最出色的日语老师兼说唱歌手。

しかしカネが無く、恋人がいず、モテない。
但没有钱,没有情人,没有名气。

なぜだ……それが俺だからだ!
为什么?……因为那是我!

……アレだから。「宇宙一」っていうのは、女学生から言い出した言葉だから。ほんとうだから。ほ、ほ、ほんとうだから。


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