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中華の日々⑬ 東の男、とんでもない贅沢に驚愕する

気づいてびっくりした。
というのは、私は北京ダック鍋を毎晩のように食べているわけで、これだけでもびっくりだ。
というのに、さらにその鍋のスープをそのまま酔い覚ましに飲んだり、茹でた麺と合わせてラーメンにして食べている。

とんでもないことだ。

今夜も北京ダック鍋をつつきつつ、本国ニッポンのニュースを見ていたところ、「六本木のすっげーお高いけれどその価値のあるラーメン2100円!」という記事を見つけた。「惜しげもなく大量の軍鶏や金華ハムで出汁を・・・」ということで、「こいつは豪勢だなあ」と思ったわけだが、よくよく考えてみればこちらはそれどころではない。厳密には北京ではなく深圳ではあるが、なにしろ本物のダック出汁だ。さらに、惜しげもクソも、買った分全部そのまま全投入である。

無理やりに、自分が食べている北京ダック鍋ラーメンを日本で再現して店舗で出すことを想定してみたところ、どう考えても1杯4000円以下では採算がとれないのではないかという結論に達した。

そんな北京ダック鍋・ラーメンレシピを。簡単でうまいゾ。

① ブツ切りのパック品でいいので北京ダックを用意する(だいたい300~400グラム・現地のスーパーの総菜コーナーで、高くても450円ぐらいで購入できるゾ)。
② いいかげんな鍋に中国の水道水をぶち込み、北京ダックを投入する。
③ 安物でいいので中国の醤油をぶち込む。そして光熱費を無視してアホみたいに煮込む。
④ 白菜、モヤシ、ニラをぶち込む。気分でコショウを加えるのもいいゾ。
⑤ 食べる。隠し味的に中国の黒酢を加えてもうまいゾ。
⑥ 別の鍋で茹でたラーメン、あるいは刀削麺を加える。ネギを添える。
あるいは翌日、二日酔い改善のスープとして食す。*黒酢多めがおススメだゾ。

日本においては、某・荒岩流バリに非実用的なレシピといえよう。
なお、一杯4000円というのもかなり頑張ったシミュレーションなので、ショバ代を考慮した場合、六本木では6000円ぐらいになるのではないだろうか。


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