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「解釈力」こそすべて

悲観主義は自分によるものであり
楽観主義は意志によるものである

アラン(フランスの哲学者)


人生は解釈力で決まる

芳村 思風(哲学者)



 
求職者や派遣スタッフさんと面談をしていて
つくづく思うことがあります。
 
それは
「解釈力を高めればすべてうまくいく」
ということです。
 
解釈力とは何かと言いますと
 
起こった出来事をどのように捉えて
どのように意味づけするか?

ということです。
 
人間、生きていると
いろんなことが起こりますよね。

山あり谷あり
いろんなことが起こるのが人生です。
 
ただ、
目の前で起こることに感情はなくて

感情をつけるのは
それを見る人間なんですよね。
 
へこんでため息をつくのも
ハイテンションで前向きに生きるのも

結局は自分の選択次第ってことです。
 
解釈力ってすごい大事な能力だと思います。
 
まさに
「人生は解釈力で決まる」

「人間力とは解釈力」
とも言えるのかもしれません。



自分でネガティブな解釈をしている


 
たとえば、職場の上司や同僚など
誰かの一言によって傷ついてしまう人がいます。
 
仕事でミスをしてしまって
落ち込んでしまう人もいます。
 
目の前の事象に対して
「やっぱり私には無理だ」っていうふうに
自信をなくしてしまったり

「私ってダメな人間だ」っていうふうに
劣等感をもってしまったり
ついネガティブになってしまうんですよね。
 
弊社では派遣スタッフさんに対して
「1週間フォロー」といって

就業開始から1週間を目途に
状況を確認するため
営業担当が面談を行っています。
 
たった1週間仕事をしただけなのに

「私にこの仕事は合わない」

「(能力的に)仕事についていけない」

「会社の雰囲気になじめない」

「周囲から嫌われている」


なんてことを
言いだす方がいらっしゃいます。
 
その理由を聞いてみると
何かしらきっかけとなった出来事が出てきます。

たまに、直感です!
と豪語するツワモノもいますが(笑)
 
おもしろいことに
同じような嫌な目にあっても
平気な人とへこんでしまう人がいます。
 
誰もがピンチと感じる状況を
チャンスと見る人だっています。
 
この差をつくりだす原因は何でしょうか。
 
それは性格でも能力でもなく
解釈・とらえ方の違いだと思います。

その出来事の『どこ』を見ているか
なんですよね。
 
つまり
ネガティブになってしまう人というのは

ネガティブな解釈をしてしまっている
ということなんです。


出来事にプラスもマイナスもない


世の中のほとんどのことは解釈次第
といっても過言ではないと思います。
 
日々の生活の中で
嬉しい出来事もあれば、嫌な出来事もあります。
 
一見、それぞれの出来事には
「善悪」があるように見えます。

でも実は、
出来事とか言われたことに対して

どう解釈するか
個々人に委ねられているんです。
 
それは事実として
ただ起こっているだけ

「これは良いことだ」
「これは良くないことだ」

と僕たちが自由
ペタペタと色付けをしている。
 
ここは非常に大事なポイントです。
 
そもそも、出来事には
善悪なんてなくて
起こったことは起こったこと。

 
出来事は出来事であって
それ以上でもそれ以下でもない。

出来事には、プラスもマイナスもない。
 
ただ、そうなったという事実に対して
意味づけをして解釈を加えているだけ。

目の前の出来事によって
「嫌な気分になった」
わけではなく

「嫌な気分になることを選んだ
のであり

「楽しい気分になった」
わけではなく

「楽しい気分になることを選んだ
だけってこと。
 
どう受け止めるか
どう捉えるかの解釈は
自分の心次第なんです。
 
だったら、目の前の事象を
“額面通り”に受け取るのをやめて
解釈を変えてしまえばいい。
 
大切なことは、
事実をどう解釈して、どう行動するかです。
 
このことはすべてにおいて言えます。

仕事も、恋愛も
子育ても、人間関係も

すべては自分の解釈次第
とらえ方次第だと思っています。


人生は解釈力で決まる


どうせなら人生まるごと
全部楽しむほうがいいですよね。
 
そんなわけで、僕は普段
「陽転思考」を意識するようにしています。

読んで字のごとく
「物事を明るいほうに転じる」
という考え方です。
 
だって、物事は中立で
それを受け取る自分の心が
いいか悪いかを決めるだけ
なんですから
ポジティブなほうがいいに決まっています。
 
起こった出来事の事実は変えられませんが
その意味価値は変えることはできます。

同じ現象でも
見る人によって意味も価値も変わります。
 
例えるなら
出来事は多面体でできていて

どの面に光を当てるのか
という感じです。

つまり、
自分がその出来事の
『どこ』を見ているか。

それだけのことだと思うんです。
 
イヤイヤ取り組むか
ワクワクしながらやるか

ありがたいと思うか
不快や迷惑と感じるか

傷ついて憔悴するか
教訓として向上するか
 
これらは、他人や環境を超えて
自分でコントロールできます。
 
つまり、
他人や環境がどうこうではなく
僕たちはこれまで

『すべて自分で選んできた』
ということです。
 
目の前に起こる出来事を
自分がどう解釈するか。
 
それによって
現実はまったく違ったものになると思います。
 
大事なことは

起こった事実をどう解釈し
どのように受け止め
次に活かすか
です。
 
このことを意識して
考え方の癖を変えれば
きっとすべてが変わっていきます。


おわりに


 
ひとつの事実でも
そのものの見方、捉え方、解釈というのは
無数にあります。
 
そういえば、
何年か前に福山雅治さんの結婚報道の際

「仕事が手につかないので休みます」
という連絡をもらいました。
 
体調不良を訴える方もいたり
ある意味すごい解釈ですよね(笑)
 
世の中にはいろんな人がいて面白い。
 
ぼくは仕事でもプライベートでも
多くの人と関わるので

自分の「心の平和を乱さない」こと
「平常心を保つ」ことは
常に意識しています。
 
特に、誰かを励ましたり
元気にしてあげたいと思ったら

自分がプラスのエネルギーで満ち満ちている
ことは必須要件になると思っています。
 
その源泉は、もちろん「感謝」です。

さぁ、今日もポジティブでいきましょう!




最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

はたらく方たちに少しでも
ヒントや元気をお届けできるよう
投稿していきたいと思っております。

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