東京カフェ巡り#3 都内で台湾気分(新宿、渋谷ほか)
ひとりでカフェに行くようになったのは、このお店がきっかけでした。
春水堂(チュンスイタン)
ずっと「しゅんすいどう」って呼んでいたし、いまもそう呼んでしまう。
「タピオカミルクティー発祥の店」を謳っていて、季節のフルーツやジャスミンティーとともにいただくタピオカはもちろんおいしい。
でも私のお目当てはいつも、タピオカ以外のメニューなのです。
これが夏のお気に入りデザート、豆花(トウファ)。豆乳でできた柔らかいプリンみたいなもの。
写真のいちご・マンゴー・あずき以外にも、タピオカやピーナッツなどの好きなトッピングを選べる。
甘いシロップにひたっている、ぷるぷるの豆花。ひんやり冷たくて、移動や買い物で疲れた体がみるみる元気になっていく感じ。
夏はさらにひんやりする「かき氷豆花」もあって、暑い日にはぴったり。
あまりにも好きなので、カルディでキットを買って作ったこともありますが、やっぱりお店ほどおいしくはできませんでした。
そしてもうすぐ食べたい、冬のあったかデザートがこちら。黒胡麻湯圓(タンエン)。
カラフルな白玉の入ったぜんざいみたいなもの。甘いけれどスパイスが効いていて、アジアンな味わいが癖になる。本当に何度も食べています。
白いおもちの中には黒胡麻の餡が入っていて、黒胡麻のざらりとした舌ざわりと香ばしさ、餡の甘みがいっぺんに口の中に広がります。
甘いものばかり食べに行っていたけれど、実はずっと気になっている未開拓メニューがあったのです。
それは麺類や魯肉飯などの、種類豊富な台湾料理。
そこで昨日は初めて、お昼ごはんを食べに行ってみました。
夏季限定の涼麺、食欲をそそる担々麺、絶対好きな味の柚子塩鶏湯麺……などなど、迷いに迷ったけれど、選んだのは一番人気の豆漿鶏湯麺(トウジャンジータンメン)。味玉トッピングもちゃっかり追加。
運ばれてきた途端、ごま油のいい香り!
黒酢の入った豆乳スープは、ほどよい酸味がエスニックな風味。おぼろ豆腐のようにゆるく固まった豆乳がおいしくて、レンゲを次々口に運んでしまう。
ラーメンとは違い、脂っぽくないし塩味も濃すぎないので、食べやすくて体にも良さそうな味。
台湾ではこの豆漿(トウジャン)というスープは、朝食の定番だそうです。たしかにこんなさらっとしたスープなら、食欲のない朝でもぺろっと食べられそう。
麺はフォーや稲庭うどんのような感じで、薄べったくてもちもちしている。たっぷりのもやしやパクチー、ほろほろの鶏肉がよく馴染む。
全体的に優しい味つけだったので、追加した味玉の濃い味がいいアクセントになった。
あっさりだけど麺が結構入っていて、食べ終わるとちょうどお腹いっぱい。あわよくばデザートも追加注文、と思っていたが今回は諦めた。欲張ってはいけませんよね。
たった一皿食べただけなのに、まるでちょっと海外旅行をしてきたみたいな気分。私はこのお店のそこが好きなのだと思う。
まあ、私は台湾に行ったことがないので、これが本場の味なのかどうかはわからないのですが。
まだまだ未開拓メニューがたくさんあるので、近いうちにまた行きたいと思っています。最近辛いものがマイブームなので、次は担々麺かも。
東京を中心に神奈川、大阪、福岡などにも展開しているチェーン店なので、もしお近くにあれば行ってみてください。
ひとりで広島に旅行したときにもお店を見かけて、とても安心したのを覚えています。知らない土地で知ってるお店を見つけると、なんであんなにほっとするんでしょうね。
(訪問: 2020年7月、2021年1月、2022年9月 ほか)
お店情報
東京では渋谷、新宿、六本木、表参道などに店舗があります。
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