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【誰でも確実に触診できる】膝関節アプローチに重要な「縫工筋」「半膜様筋」の触診方法のコツ!

以前ツイッターで…

殿部の触診方法のコツについてツイートしたら好評だったので、今回のコラムでは自分自身が臨床で実際にやっている膝関節アプローチに必要な「半膜様筋」「縫工筋」の触診方法について紹介をしていきます。


触診に関しては…

触りたい組織が確実に触れる

これが1番大事になってきます。


例えば…

外側広筋を触診する場合だと、人によっては、大腿直筋を目印にして探す人もいれば、腸脛靭帯の下方に位置するため、腸脛靭帯を目印にして探す人もいると思います。


結局は触れたらいいので…

絶対に決まった探し方をする必要はないですが、「確実に触れやすい」「確実に見つけやすい」様な探し方は知っておいて損はないです。


今回のコラムで紹介する方法も1つの方法なので、他の方法でもいいですし、ただ超分かりやすく「膝関節アプローチに必要な半膜様筋&縫工筋」を確実に触れるコツについて、自分がやってる方法をお伝えするという風に捉えてもらえればと思います。


「半膜様筋」「縫工筋」の触診の重要性

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膝関節アプローチに重要な内転筋群ですが…

「縫工筋」「半膜様筋」に絞って紹介します。


この2つの筋肉は…

膝関節疾患を診る上で非常にカギになってくる筋肉。


ですが…

筋肉の走行や隣り合わせになっている筋肉も複数存在するため、触診をするのも複雑なので難しいですよね。


縫工筋に関しては…

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鵞足を構成する筋肉の1つ。

骨盤から脛骨まで付着するため、股関節の伸展制限や回旋障害など股関節の問題にも関与しており、膝関節の回旋ストレスによっても縫工筋の停止部が伸張される状態になったりします。


また、縫工筋の後縁から伏在神経が走行するため、膝関節内側から下腿内側にかけての痛みにも縫工筋が関与します。


膝関節の前内側痛の原因にも繋がるため…

縫工筋は膝関節疾患においてアプローチでは欠かせない筋肉になります。


ですが…

股関節から膝関節まで斜めに走行している筋肉であり、確実に触診することが難しく、筋腹としても大きい筋肉ではないため、触診もダイレクトに触りにいくと確実に触診することが難しい筋肉です。


半膜様筋に関しては…

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半膜様筋に関しては…

膝関節伸展制限がある方にとってほぼ制限になっているケースが臨床では多く、内側ハムストリングスと腓腹筋内側頭との癒着が原因となって、膝関節伸展制限に繋がっているケースも多いです。


そして…

半膜様筋に関しては、半月板との連結もあるため、半月板のインピンジメントを防いだり、半月板を正常に可動させるためには重要になってくるのが半膜様筋の機能になります。


ですが…

内転筋やハムストリングスも半腱様筋があり、膝窩部では腓腹筋内側頭があったりすることで、様々な筋肉がクロスするポイントでもあり、触診しようとしても、半膜様筋を確実に捉えにくいのが現状です。


「縫工筋」「半膜様筋」の2つですが…

確実に触診できる方法があるので…


実際に、自分自身がやってる方法を今回紹介します。


「半膜様筋」「縫工筋」の触診のコツ【動画】


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