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膝関節伸展制限がある人に共通する股関節機能の特徴について!


臨床では、膝関節疾患を診る機会が多いんですが、膝関節疾患に共通する股関節の特徴は多くの方を診る中で共通している部分も多いと感じています。


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特に、年齢を問わず女性に多い印象ですが、膝関節の重だるさ・膝の痛みの症状を訴えられる方は、「膝の可動域制限がある」「膝関節の噛み合わせが悪い」のどちらかの問題はほぼ100%あります。


膝関節の問題も、膝関節周囲の制限因子を見つけたアプローチも必要になってきますが、そもそも動作の中で、膝関節伸展制限を作ってしまう動作パターンを変えていく必要性があります。


そして…

膝関節は、股関節と足関節との中間関節になるため、上下の関節の影響をかなり受ける関節になってきます。その中でも、今回は股関節に着目した共通点について紹介をしていきます。


膝関節伸展制限の歩行

こちらの方は…

歩行をする際には痛みや違和感はないけど、「方向転換する時に膝が抜けそうになる」「ランジ動作などする時に膝に痛みが出る」という方。


動画でも見ていただいたら分かると思いますが、股関節内旋パターンが強くて、立脚期を通して股関節の内旋が強く生じる状態になっています。方向転換での膝関節の痛みに関しても、方向転換する側と反対側の残る側の脚に対して症状が出ることが多く、歩行からも股関節内旋パターンが強く入り、それによって、下腿との間にねじれのストレスが生じていることが仮説できますよね。(反対に股関節外旋が入る様な状態で方向転換をしても全く膝関節に症状は出ないです。)


膝関節伸展制限を改善してくにあたって、膝関節周囲の制限因子を見つけアプローチをしてましたが、動作パターンを合わせて改善しないと、その場は良くなっても伸展制限が戻ってしまうことに繋がるので、動作分析を行い、伸展制限を引き起こしている動作パターンを変えていく必要性があります。


股関節内旋が膝に与える影響

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膝関節が歩行の中で安定をするためには…

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