見出し画像

#3 就活対策、一人でするか?誰かとやるか?|光文社新入社員の出版就活

ESは誰に見てもらうかが重要な話

画像1

KB:ESとかさ、みんな誰かに見てもらってたりした?体験記を読む限りだと、私・シカマルくん・モリーくんは見てもらうことが多くて、けーきちくんとおいもちゃんはそんなに見てもらってない印象があるけど・・・。

おいも:そうだね、最初はES見てもらってたんだけどね。

シカマル:最初はって言うのは?

おいも:就活って最初何したらいいのか全然わからなかったけど、出版社のツテも全くなかったから、先に就活してる友達に基本的なことを聞いたんだよね。「起承転結これでいい?」とか、普通に「分かる?」とか。それで直した ESを提出したことがあるの、一回。

KB:どうだった?

おいも:まあ落ちて。笑  でも自分の中で納得いって出してたかっていうと、そうでもなかったの。だったら自分で頑張って書いて、それで落ちた方がいいと思って。

モリー:その相談は誰にやってもらったん?

おいも:出版業界は志望してない友達だった。出版業界の人に見てもらったことは一回もない。先輩にも会ったことない。ただ参考になったのは、テレビ業界受けてる人かな。ていっても、見てもらったり添削してもらったりしたことは一度もないけど、めっちゃ参考にはした。

けーきち:他業界でも参考にできるところがあるの?

おいも:フリースペース欄のアピールの仕方とかが似てるんだよね。私はそういう欄に何を書いていいか全くわからなかったから、「あ、『白黒で書いてください』って記載なかったらカラー使ってもいいんだ」とか。そういうアピールの仕方とか、参考にはなったかな。だから結論言うと、最初の方は、ちょっと頼ってみたりしたけど、基本的に自分で自己責任で、やりました。面接も同じ。

KB:私も出版以外を受けてる友達に見てもらったことがあるから、結構全然違うことになる、っていうのはすごいわかる!

おいも:そうだよね〜。大学の就職支援課みたいなとこも、怖くてあんまりあてにしなかった。でもそれで良かったかなって思うのは、出版にESが通るようになった頃に、出版業界以外のESがゴロゴロ落ち出して。「あ〜ESの書き方って業界によって違うんだな」って思った。通ったのは映画だけかな?新聞とか広告とかは、同じ書き方でやったら全部落ちて。

モリー:すごい。 めっちゃ実証実験してるやん。笑

けーきち:マスコミ系だったらESは大体同じ感じだと思ってたから、その中でもちょっと違うっていうのはちょっとビックリ。

おいも:同じで行けるのと、違うのとあると思うから、そこは気をつけないとかも!

ESは自由に書きたい!

画像2

おいも:けーきちくんは、なんで見てもらわなかったの?

けーきち:なんか相手に見せなきゃいけないってなったら、自分の内面とかさらけ出してるから、目の前で読まれたくなかった。 誰かに見せるっていうのを完全に意識しちゃうと自由に書けないなっていうのが分かるから、読者の視線を完全に遮るように書いたほうがいいかなって。あと、最初の方にやったやつが結構すんなり通ったから、「じゃあもういっかな」っていう笑

モリー:なるほどな〜!じゃあ見せないで得したこともあったん?おいもちゃんにせよ、けーきちくんにせよ。

けーきち:自由に書けたっていうのはやっぱり役立ったし、落ちたとしても自己責任だなって思えるから、そこは良かったかな。

おいも:私もそっちの方が楽だった。一人で戦うっていう寂しさよりも、楽な方を選んだ。

シカマル:なんかすごく新鮮な意見!

KB:新鮮?

シカマル:俺は割とESは人に見せるもんだと思って就活を始めていたから、見せないことのメリットっていうのをあんまり考えたことがなくて。確かに人に見せるとちょっと緊張するし、人に見せる用の文章になっちゃう時もあったな、っていうのは就活の時に思ってたの。だから、確かにそういうメリットもあるなって納得した。

モリー:じゃあ逆に、OB訪問しとけば良かった〜!っていうのはあるん?

おいも:グループ面接で、隣の就活生がOB訪問について語り始めたときかな笑 割とメンタルやばかった。

けーきち:僕も、最終面接で「OB訪問しなかったの?」って聞かれて慌てたくらい。

KB:結果そんなに困ってないね。実質的に困ったというよりかは、他の人と比べて焦ったとかそんな感じか。

OB訪問でESの書き方が変わった!

画像3

KB:モリーくんは?

モリー:俺は、マジで最初にES見たときに何書けばいいのかとか、これどうやって評価されるのかが全然分かんなくて。そこらへんは、とりあえずOB訪問して聞いたかな。

シカマル:それは出版の人にした?

モリー:そう!

おいも:どんなこと言われたの?

モリー:「一般論じゃなくて、自分の物語を書け」みたいに言われて。「あ~確かに!」と思って。

KB:「自分の物語」って言い方かっこいいな!それでなんか変わった?

モリー:変わった変わった!一般論が減った気がするわ。言葉の具体度が全然変わった。最近読んだ新書の感想をESに書いたんだけど、「客観的な視点で書かれている」くらいしか書いてなかった部分を、自分の読後感を思い出してすっごい掘り下げたの。そしたらその部分だけで欄が埋まっちゃって。一つの言葉だけでもこんなに深掘りできるのかと思った。

けーきち:分析じゃなくて自分の体験を足場にして書いたほうがいいってことかな。他に変わったところはある?

モリー:なんだろう…下ネタを書いた。下ネタって、超個人的な話題だと思って。

一同:wwwwwwww

モリー:でもそこは面接で全然触れられなかった笑 人事の人には今でもいじられるけど笑

ESを出してからのOB訪問も有益?!

おいも:KBちゃんはOB訪問したって言ってたけど、出版の人に見てもらってた?

KB:出版の人と他業界の人と、両方見てもらって使い分けしてた感じかな。私、コピーライターにES見てもらったのね。伝え方とか文章の構成はよくなるんだけど、志望動機については「やっぱそれじゃないんだよな」っていうのはずっとあったから。それは私はあんまり参考にしなかった。「こういう風に志望動機変えたら後悔するだろうな〜」っていう感じがしたりとか。

モリー:なるほどね〜。

KB:…ああ、私あれだな、ES出した後にめっちゃOB訪問した気がするな。

一同:???

シカマル:というと?

KB:ESを出すタイミングでは、出版社の人にあんまり会えなくて、もともと知り合いの他業界の人にばかり会ってたから。その後に出版社のOBに、「もうES出しちゃったんですけど見てください」って言って見てもらった。

モリー:それでも参考になるもんなの!?

KB:なったなった!「このESだと今ここが言えてないから、ここをもっと面接でアピールできた方がいい」とか「ESにこれしか書いてないならこれは絶対聞かれる」とか言われた。OB訪問して、そういう面接官視点の気持ちを聞けたのはすごいよかったと思う!

シカマル:ES出してからのOB訪問も意味あるよ、ってすごい大発見だよね。

KB:さっき話したコピーライターの人とかは、内容の面ではあんま参考にしないで、単純に第三者の視点で、「わかりにくい」とか「言いたいことが伝わらない」とかを見てもらったかな。その後で出版社の人に会って、「実際の面接だったらどういうことを聞かれるか」っていうのを質問してた、って感じ!

OB訪問は納得度が大事

画像4

おいも:見てもらった派の人は、OBの意見はどう参考にした?アドバイスを忠実に取り入れたのかな?

シカマル:ESに関しては、わりと忠実に取り入れたかもしれない。トピックを参考にしたとか内容を教えてもらった、というよりかは、書き方というか、見せ方とかを教えてもらうことが多かったな。書く内容自体はそんなに変えずに、「ぼんやりしてるこの部分をもっと深掘りしよう」とか、「この部分はキャッチーにしよう」とか、そういうとこはすごく参考にした。

けーきち:じゃあ割と納得してたんだ?

シカマル:納得してた!見せた後の方が、いいもんができてる感じがするっていうのがあったから。

KB:自分で納得してるのは大事だよね。

シカマル:うんうん。あ〜ただ、出版業界のOBの中でも、人によって言うことが違ったりしたのはちょっと困ったかも。面接の話とかしてると、「その場の雰囲気で素直に答えちゃう!」って言う人と、「めっちゃ準備して面接に向かいます」って人といて。そういうところは、「自分はどのタイプなんだろう?」って考えて意見を取り入れてた。

けーきち:合うOBと合わないOBがいるのか〜。そこはちょっと注意だね。

就活準備は自分に合った方法を

モリー:結論、OB訪問ってしたほうがいいのかな?

KB:みんなの話聞いてると、一概に「絶対したほうがいい!」って感じじゃないよね。

おいも:うんうん。OB訪問する派の話を聞いてて思うのは、ただ見てもらうだけじゃなくて、そこでちゃんと判断するのが大事っぽいよね。

けーきち:確かに。一人で書くにしても、他人から意見をもらうにしても、自分持ってないと結局わけわかんなくなるかな、とは思った。誰の意見を参考するかとか、自分で判断するとこはちゃんとやらないと収拾がつかなくなると言うか。そこらへんはちゃんと意思を持ってやる、みたいな。

シカマル:見てもらうにしろそうでないにせよ、メリットはどっちにもあるなっていうのは分かったから、それは自分に合う方を選んだり、使い分けたりとかが大事なんだろうね。メリットを見比べたら、自分のタイプに合わせた就活準備ができるんじゃないかな。


この回のまとめ

OB訪問をしないメリットは?
他人の目を気にせず自由にできて楽だという意見がありました。ESの内容が、他人に見せるための繕った文章になってしまうのが心配であれば、自分で書くのもアリかもしれません。
OB訪問をしない人への注意点!
就活をしている中で実質的に困ると言う意見は特に出ませんでしたね。意外と一人でも就活できてしまうのかも。ただ、OB訪問のエピソードを聞いて焦ってしまうこともあるようです。
OB訪問をするメリットは?
 ESに何を書いたら良いのか分からないときに役立つと言う意見がありました。内容だけでなく見せ方や着眼点で参考になることも。納得して自分の就活に取り入れられると良さそうです。また、ESを出した後でも、面接対策としてOB訪問は有効なようです。
OB訪問をする上での注意点!
どの意見を参考にするかの判断が大事という点が挙げられていました。自分に合うOB/合わないOBというのもあるようです。
就活対策はどう選ぶ?
一人で就活するのも、誰かに協力してもらうのも、メリットと注意点があることが分かりました。また誰かに協力してもらうにも、どういう業界で働いているのかによって、参考の仕方が違うみたいです。どちらが正解というのではなく、自分の性格や弱点を考えて、自分に合った方法を選ぶのが良さそうです!

座談会は全5回!他の記事はこちらから読めます!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?