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「先生のためのオンライン保健室」を開催してみた!

おはようございます、 @ShinjiTakenaka です。
一昨日土曜日に、次のようなイベントをClubhouseで行いました!

ここに大学時代からの親友で現役の高校教師もお呼びし、色々と議論させていただきました。今日は、学校現場が抱える課題、そしてそこから感じたことを書きたいと思います。

1. オンライン保健室とは何か

まず、そもそもオンライン保健室とは何ぞや!?と思いますよね...w

オンライン保健室とは、教育ベンチャーであるLXDESIGNが不定期に開催する「学校の先生が普段抱える、不安/悩みを共有したり、そこから感じている学校現場での課題、社会課題との関係について議論するオンラインでの集まり」です。

LXDESIGNは「すべての子どもたちに未来が広がる学習機会の提供を目指して」を掲げる教育ベンチャーで「学校現場」と「社会(企業や大学等で教育に熱い思いがある人たち)」をつなぐ複業先生というプラットフォームを提供している会社です。すでに、日本経済新聞や富山テレビ、各雑誌などのメディアで取り上げられています。

2. なぜ、オンライン保健室を実施するのか

では、そもそも「なぜ、オンライン保健室が必要なのか」を少し考えてみたいと思います。例えば、次のような統計が文部科学省から出ています。

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47都道府県及び20指定都市の計67教育委員会を対象にしたものですが、精神疾患による病気休職者数は男性が2,382人、女性が3,096人。約92万人の全教員に占める割合は0.59%となったとのこと。

この数値を多いと見るのか、少ないと見るのかは人それぞれです。ただ、ここから分かることは「精神疾患による病気休職者数がいるということは、子どもたちの未来に少なからず影響がある」ということです。

もちろん、その他に体罰や生徒へのわいせつ行為、職場でのパワハラやセクハラも同様に影響を及ぼし得ますが、ここではいったん「精神疾患」にフォーカスさせていただきます。

この構造は、教育のみならず全ての産業に共通して言えることだと思いますが、コロナ禍によりさらにこの動きは加速している実感があります。それはなぜか?

それは、人は孤独に弱いから

私はそう思います。

教員の方はプロフェッショナルです。一人一人創意工夫をしながら授業に臨んでいますが、子どもたちの前に立つと、弱音は吐けません。

プロフェッショナル意識が求められるからこそ、「本当は●●なのかな...?」とか思っても相談がしにくい人もいます。(もちろん、教員の方の中にはもっと気軽に相談できるという方もいることも事実です)

このような現場で孤独に抱える不安/悩みを(利害関係のない)他人に共有・相談できる仕組みとして「オンライン保健室」はあるのだと思っています。

3. オンライン保健室で得た気付き・学びと今後

では、実際にClubhouseであった現場でのリアルでの学びを少しだけご紹介したいと思います。

✔️ 気軽に相談できる人が少なく、プレッシャーから学校に行きたくなかった時期がある
✔️ いくら変えたいと思っても、しかるべき上程プロセスを経ないと俎上にもあげることができない
✔️ 業務効率化の観点からツールを導入しようとすると、「時間をかけて生徒と向き合うことが正義」かのような風潮がある 等

いかがでしょうか。これが現場で感じているリアルの声です。

ここで一番意識しないといけないのは、「子どもたちにとって最適な教育とは何か?」ということです。

長い目で見た時に、日本全体にとって最適な子どもにとっての教育は何か?

このイシューに向き合うために、LXDESIGNはこれからも戦い続けます。

また、定期的に「オンライン保健室」を開催いたしますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします。


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