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労務環境について(建設業に携わる者として)

おはようございます。
仕事のことで考え寝れず、書き出してふと気付くと朝になっていました。書き出しているうちに内容が詰まってきたので、ウェブサイトの方で更新しようかとも思ったのですが、あのウェブサイトは創作関係や思考・知覚などをテーマとしており、主に肉体仕事の生感は相容れないこと、図表作成までの労力や推敲する時間もとれなかったためこちらに記します。さあ仕事に行こう。

2/1 27:00
ここ数年、何か欠けている正体がわかった。
建設業専従者になってかれこれ4年弱、ギターを弾くほどの余裕、つまり安心感がない。



労務費・拘束時間について

大阪府寝屋川市の近所5件程度、スーパーやコンビニ、飲食店からみるにアルバイトの時給は1100円あたりとなっている。日中8時間労働で8800円となる。アルバイトやパートにおいて午前・午後休といった小休止はないことが多く、正規社員や非正規社員には多くの業種にみられる。

厚生労働省より 情報機器作業 「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインの概要(パンフレット)」[PDF形式:718KB][719KB]


自動車総連より


煙草休憩、トイレ休憩の解釈


建設業の午前休・午後休(各15分~30分)をなぜ必要とするか


交通費や制服は支給・不支給は会社によるが、交通費は自宅から事務所、もしくは自宅から作業場までをもとに多くの企業で付与されている。あまりに労働者不利であれば労使協定の見直しを迫られるだろう。


建設業現場作業者は主に常用で日当制、私どもの職種で一般成人男性だと正社員を除き日当12000円~となっており消費税や社会保険、交通費、作業着や道具などはそのうちに含まれていることが多く見受けられる。

常用の定義



建設業で現場作業の場合、1日あたり約12時間拘束、週6日。
現場以外の事務作業の場合、約9時間拘束。
 緊急の業務でない場合は週5日に調整しており、現場と事務もしくは会議、突然の来客がある場合は16時間労働だったりする。どうも専従者や個人事業主の芝生は他人から青く見えるだろうが、現実は小説より奇なりとはよくいったもので、法令遵守の(ハローワークや求人・転職サイトに掲載されている)組織がたいへん懐かしくおもう。


アルバイトが8時間労働で一日あたり8800円
月22日労働で193600円
年間264日労働で2320000円


建設業常用一人親方の作業員が残業代を含み日当12000円
月22日労働で264000円
年間264日労働で3168000円

年間必要経費として、現場は転々とするので交通費支給無しの場合
往復30kmをバイクで30km/1Lの場合
一日あたりー170円でー45000円

作業着・安全靴で年二回交換の場合
ー20000円

労災保険が一人親方の場合
ー46000円(最低額)

ケガや体調不良になった場合(雨・雪・雷の悪天候や現場入退場時間規制(9時入場17時退場など)でも工期の融通が利かない場合はさらに条件が悪くなる)
ー12000円×日数分+治療費

記載した相殺金額を合算するとざっと300万円になる。もちろん組織によって大きく異なるが、他の業界と比べて数十年、時の流れが遅いようだ。


労務費基準について

公共工事設計労務単価という業界基準の労務単価がある。全業種平均は22000円で、これは民間に当てはまるとは言い難いが、国交省から各建設業団体へあてた通知によると、この設計労務単価水準に寄せるよう指示があった。また昨今の物価高騰(資材や燃料)に応じて、発注者及び下請け企業にも額面を反映させるようにと通知が出されている。


財務や人事担当者、芸術家、起業家など、BtoB及びBtoCや確定申告の必要な者は建設業の歩掛りや積算、見積書の作成手順を応用すれば顧客や税務署に対して透明性のある額面を提示できる


他人の不幸を喜ぶ者は存在しない

30:00
 もし今の職場の給与に満足できないなら、厚労省の勤労統計調査を参考にしたらいいだろう。その平均を下回る場合はその組織に何かしら欠陥があり、経営に難がある。すくなくとも日本国における法の理念はすべて憲法の下にあり、他人の不幸や搾取を望んでいる者はいない。仮にそう見えるのであれば、情報収集の根拠が偏っているか、力ある者が無知であるかのどちらかでしかない。それを組織内から先陣切って自ら改革するか、心身が病に侵される前に転職するかをおすすめする。他人の不幸を心から喜ぶものは人間社会に存在せず、ただその者が一時的にであれ生得的であれ、不幸のどん底にいるだけのことだ。


直近の労働者賃金

用語解説


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