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石ころ長者への道のり

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起業してからのお話を連載形式で記事に書いていきます。
運営しているクリエイター

#ワッフル

石ころ長者への道のり#9

石ころ長者への道のり#9

〜一つの石ころから起業した男の話〜

第9話

青空cafeを開業する事になった私。
Openの日は起業から約5ヶ月経った 2013. 8/3
その日は昼から夜中までOpenパーティーを行う事にしていました。
どれぐらいの方が来てくれるか心配でしたが
お昼から沢山の方々がお祝いに駆けつけてくれました。とても嬉しかったです。

Openパーティーの日はBBQパーティーでしたが
普段のメニューは
食事

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石ころ長者への道のり#8

石ころ長者への道のり#8

〜1つの石ころから起業した男の話〜

第8話

週末はワッフルの移動販売をしながら、あと2週間でレストランをオープンする事になった私。

しかし、キッチンは手に入れたものの
客席はビルの一階の屋根無しの駐車場。

どういうコンセプトのお店にするか考えていました。

吹きさらしの場所でコース料理を食べさせるわけにもいかない。
テイクアウトのみのお店にするか?
夏は暑いし、冬は寒い。
雨や風の日はどう

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石ころ長者への道のり#7

石ころ長者への道のり#7

〜1つの石ころから起業した男の話〜

第7話

週末はイベントでのワッフル販売、その他の日や夜は出張料理をしていた私。

だいぶ飲食店営業に近づいて来ましたが
生活の基盤はやはりワッフル販売でした。

週末のイベント販売で生活の基盤が出来つつあったので、調理器具などにも少しづつ投資できる様になってきました。

そして、毎週色んな場所に出向いて販売していたので、人脈も広がって来て、応援してくれる方も

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石ころ長者への道のり#6

石ころ長者への道のり#6

〜1つの石ころから起業した男の話〜

第6話

週末はワッフルのイベント販売
その他の日は料理人の活動をしていた私。

週末のイベント販売だけでなんとか飯が食えるくらいにまでなっていたのですが、このイベントが無くなってしまえば、たちまち飯が食えなくなる。
そんな危機感から、現状に満足せずいつも何かを探していました。

しかし、物件を借りるお金はまだ無く
無料、若しくは安く借りれる場所は無いかと
辿

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石ころ長者への道のり#5

石ころ長者への道のり#5

〜1つの石ころから起業した男の話〜

第5話

自転車でのワッフル販売と週3回は軒先店舗でのテント販売で営業していた私。

そんな私のFacebookの投稿を見て
当時流行り出していた、マルシェの運営をしている方から連絡があり、イベントに出店させて貰える事になりました。

初めてのイベント出店。
どのくらい売れるのか、用意する量もわからず
とりあえずいつもの量を朝から焼いて持っていったら、1時間も

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石ころ長者への道のり#4

石ころ長者への道のり#4

〜1つの石から起業した男の話〜

第4話

自転車でワッフルを売り始めた私。

毎日50個を焼いて木箱に詰め
飛び込み営業で売り歩く。
その当時一個300円で販売していました。

「そんな高いの要らない」

当然の反応で門前払い。

毎日心が折れながらも15000円を売り切る事を目標に頑張っていました。

毎日試行錯誤を繰り返し
原価を抑える事が出来る様になり
売値を1個200円まで下げる事が出来

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石ころ長者への道のり#3

石ころ長者への道のり#3

〜1つの石ころから起業した男の話〜

第3話

2013年 3月7日

移どう式リエージュワッフル サンガツナノカ
スタートの日

この日はある事を決めていました。

熊本市内から八代まで自転車で行く。

県外の方はピンと来ないと思いますが
自転車で行く距離ではありません笑

往復80キロの道のりです。

なぜそんな事をしようと思ったかというと
2つ理由があります。

一つ目は
以前の職場のレスト

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石ころ長者への道のり#2

石ころ長者への道のり#2

〜1つの石ころから起業した男の話〜

第2話

川でありったけの石ころを拾ってきた私
それに文字を描き売ることに決めたのは良いが
どうやって売ろう。

何から始めて良いか分からなかった私は
とりあえず夜の繁華街のアーケードに出かけ
当時たまに趣味でやっていた弾き語りの
路上ライブをして
そこに来てくれたお客さんに
投げ銭の代わりに石ころを買ってもらおうと思いつきました。

たまに買ってくれる人はい

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