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石ころ長者への道のり#8

〜1つの石ころから起業した男の話〜

第8話

週末はワッフルの移動販売をしながら、あと2週間でレストランをオープンする事になった私。

しかし、キッチンは手に入れたものの
客席はビルの一階の屋根無しの駐車場。

どういうコンセプトのお店にするか考えていました。

吹きさらしの場所でコース料理を食べさせるわけにもいかない。
テイクアウトのみのお店にするか?
夏は暑いし、冬は寒い。
雨や風の日はどうするか。
など、課題は沢山ありました。

家賃は4万円
マチナカの立地ではまあまあといった所ですが
厨房機器の初期投資がいらなかったので
とてもありがたかったです。

キッチンを使ってある程度の料理は出せる。
ある程度の人数分を捌ける設備もある。
問題は飲食スペース。
色々と考えていましたが

その時私は、イベント出店の凄さを痛感していました。

何か楽しいことがあっていれば、一つの場所に
ものすごい数の人が集まり、短時間で売り上げが上がる。
しかも、テントで販売されているものを買い
外で楽しそうに食べる。


よし!
このシステムを採用しよう!

待っているだけで無く
お店側でどんどんイベントを企画して
そこにお客さんを呼ぶ。
そこに来たお客さんにお酒を飲んでもらったり、食事をしてもらったりする。
なんでもありな
公園の様な、そんな自由なお店にすることを決めました。

店名は  
(サンガツナノカ+カフェ)=ナノカフェ

nano cafe & bar  (ナノカフェアンドバル)

と付けました。

早速Open準備開始。
お金はほぼ掛けず、カウンターを手作りしたり
ある物や貰い物、酒屋の協賛品などで飾り付けしました。

貰った木材でカウンター作り
ほぼ貰い物でなんとか店っぽくなる

そして、テントを建て、テーブルと椅子を置き客席にして完成。

青空カフェ nano cafe&bar が完成しました。

当時の熊本ではまだ、マチナカの人通りの多い道路沿いの駐車場で、音楽をガンガン鳴らしながら
テントを建てて昼間からお酒を飲む。という習慣がありませんでした。
(今もないかもしれないけど笑)

ですので道行く人達はみんな目を合わせない様に店の前を通り過ぎて行きました笑。

さあいよいよ8/3オープンの日!
起業してから5ヶ月間で繋がった方々を沢山呼んで
オープンパーティーをするぞ!

みんな来てくれるかドキドキワクワクでした。
オープンパーティーの様子は次の機会に。


石ころ→自転車ワッフル→テントワッフル→イベント販売+出張料理→イベント販売+青空cafe

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