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1週間に1つずつ。いつも調子がいい人の 体を動かす習慣 休める習慣

著者は登用医学研究科。
年間3000人以上が訪れる鍼灸院の院長。
日々の生活で実践できる体調改善、健康維持の方法を提案している。
本書も東洋医学を基に体を「動かす」「休める」を中心に書かれている。

日々を調子良く過ごす。
=よく動き、よく休み、よく働き、よく遊ぶ。

よく≠たくさん
→ちょうどよく、ほどよく。
=中庸
バランス重視。

過ぎたるは及ばざるが如し。

過不足無くとることが重要。
その時々、状況に応じて「ちょうどよい」を見つけることが大切。

情報過多。
自分に合った健康法を見つけるのが難しい。
一見良さそうでも場合によっては逆効果。

私見)
主に女性目線の内容。
男性でも十分活用はできる。

多少スピリチュアルな感じもする。

本書には1週間毎のアドバイスが書かれている。、
量が多すぎるので、ここには1月ごとのアドバイスの覚書にとどめる。

<第1章 調子がいい体のつくり方>

🐾バランス

体が自然のリズムと連動すると健康になる。
→季節や気候に合わせて過ごし方を変える。
=調子のいい体になる。

1日の大半→運動も休んでもいない時間。

季節のリズムと体のリズム。
それぞれの時期に応じたバランス。

本書より。

日照時間、気候が季節の変化の軸。
体の「新陳代謝」「基礎代謝」が変動する。

新陳代謝。
→古い細胞が死に、新しい細胞が生まれる。

基礎代謝。
→体温維持、心肺呼吸、生きていくために最低限必要なエネルギー。

変動具合で「動かす」「休める」のバラスが変わる。
季節と体の部位も関連してくる。
→行動も変わる。

🐾東洋医学

東洋哲学に基づく医学。
古代中国の「易経(えききょう)」が大元。

「陰陽論(いんようろん)」
もの事は大きく2つにわかれている。
すべての事象を陰と陽に分類。
例)
・「動かす」「休める」
・「動」「静」
・「昼」「夜」
・「空」「大地」
・「強い」「弱い」
・「熱い」「寒い」

「陰陽依存(いんよういぞん)」
陰と陽はセット。
一方だけでは成り立たない。

「陰陽消長(いんようしょうちょう)」
陰陽のバランス。
互いの割合が波のように変動を繰り返している。

※人間の体も「陰陽依存」し、「陰陽消長」している。

季節によっての陰と陽のバランスの変化。

本書より。

陰陽のバランス。
→決まったルールによって変化。
=人の体も一定のリズムをとる必要がある。

「全陰」「全陽」
人の命の始まりと終わり。

生まれる前の胎児。
→陰のない「全陽」

胎児。
「肺」の中が肺水で満たされている。
→自分で呼吸していない。
臍の緒を通じて母親から酸素をもらっている。

胎児=生命力の塊。
→「全陽」

生まれて初めての呼吸。
→「陰」が生じる。

成長過程で「陰」は増えていく。
生まれたばかりは「陽」の割合が圧倒的。

陰陽のバランスが最も整う年齢。
・男性→32歳
・女性→28歳

徐々に「陰」が増えていく。
「陽」がなくなり「全陰」になる。
=「死」

生まれる前=全陽。
死=全陰。
生きている間は「全陰」「全陽」は存在しない。

老化が始まるのは「肺」と「腎」から。
肺と腎→呼吸、老廃物の処理を行う。
=「陰」が生じる。

30代を過ぎたら「肺」と「腎」を若く保つ。
→一生を元気に過ごせる。

人間の「陰」と「陽」のわけかた。

本書より。

「五行論(ごぎょうろん)」
東洋医学の根幹をなす考え方。

「五行分類表(ごぎょうぶんるいひょう)」
季節と五臓、体や食べ物の関係性を表している。

本書より。

「気・血・水」
東洋医学の考え。
体の中を「気・血・水」がめぐっている。
気・血・水=臓腑・器官・経路

気→体の活力として働くもの
経路→気の通り道
血→血液
水→血液以外の体液
(涙、汗、よだれ、鼻水、尿など)

「臓腑」が元気=調子のいい毎日。
東洋医学の「六臓六腑」

六臓
・心臓
・肝臓
・脾臓
・肺
・腎臓
・心包

六腑
・小腸
・胆嚢
・胃
・大腸
・膀胱
・三焦

六像六腑は表裏一体。
対になって動く。
例)
・心臓と小腸
・肺と大腸

五行分類表で隣り合っている臓腑が表裏の存在。

心包と表裏になるのは「三焦(さんしょう)」
焦=エネルギー。

人間のもつエネルギー。
上焦→心臓、肺
中焦→脾臓、胃
下焦→大腸、小腸、腎臓、膀胱
バランスをとりあって存在する。

西洋医学とは違う東洋医学の五臓
「心、肝、脾、肺、腎」
肝≠肝臓
肝→「気・血・水」を行き渡らせる機能。
   心臓の状態も左右する。
   幅広い生理機能をもっている。


心臓と脈管など循環器全般を指す。


気と血の流れを調整。
血液を貯蔵。
全身の血液量を調整。

脾(ひ)
消化吸収の中心になる臓腑。


皮膚を含む呼吸器全般。


生まれつきのエネルギーをたくわえる臓腑。

「時辰養生(じしんようじょう)」
時間別の理想の過ごし方。
「六臓六腑」のパワーが活性化するタイミングで体を整えたり、治療していく方法。

西洋医学で言う「時間治療」
例)
肝がん→肝臓が活性化する時間に抗がん剤を投与。
通常の3倍量の投与でも肝臓への負担が減る。

六臓六腑の活性化時間。

本書より。

時辰養生にそった生活。
→臓腑の負担を減らした生活。
例)
胃→朝7~9時に活性化。
=朝食。
9時からの脾臓の時間
→効率よくエネルギーを分配。

明け方3,4時に目が覚める。
→肺のエネルギーが不足。滞っている。

「六気(ろっき)と六邪(ろくじゃ)」
体に影響を与える自然環境。

分類
「風、寒、暑、湿、燥、火」
6つの生気→六気。

生気→自然から得られる免疫力、適応する力。

「外因」
外部から不調を発生させる要因。
「風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、火(熱)邪」
6つの外邪→六邪。

「生気存内、邪不可干」
(せいきぞんない、じゃふかかん)
「生気が体内に満ちていれば、邪気が干渉することはできない」

本書の健康法。
→自然や季節と上手に付き合う方法。

🐾体質改善

タイプ別の体の動かし方と休め方。

「気・血・水」と「寒熱」の状態、体質による分類。
6つの体質タイプ。
・気虚(ききょ)
ヨロヨロ、モゴモゴ系筋肉不足さん。
・気滞(きたい)
イライラのストレス系息詰まりさん。
・血虚(けっきょ)
疲労方のゲッソリ系貧血さん。
・瘀血(おけつ)
肌荒れ、冷えのぼせの血行不良さん。
・痰湿(たんしつ)
ぽっちゃり冷え性さん。
・湿熱(しつねつ)
汗っかきのがっちり肥満ジクジク体質さん。

体質。
先天の精→親からもらったもの。
後天の精→食生活から得られるもの。
気候、環境にも影響される。

いくつかのタイプの複合型の人も多い。
最も多く該当するものを自分のタイプと判断。

チェックリスト中4項目以上当てはまる。
→あわせ持つ体質。

「気虚(ききょ)」
チェックリスト)
・顔色が悪い、白っぽい
・疲れやすい、いつもダルい
・声が小さく、ボソボソ話す
・汗をかきやすい
・食欲不振、風邪をひきやすい
・軟便、下痢をしやすい
・脂っこいもの、甘いものが好き
・体の冷えが気になる、おりものが多い

エネルギーが足りず、臓腑の機能が低下している状態。
胃腸が弱い。
体の筋肉が少ない。
基礎代謝が低い→やせにくい。
むくみやすい→ぽっちゃり傾向。
脾の気が不足→痩せ型になる。

体質改善)
脾、胃を整えて腹八分の食事を心がける。
朝食、昼食、夕食を5:3:2の割合でとる。
消化吸収のよい食事を基本にする。

動かす)
疲れすぎない運動をする。
例)
・ウォーキング
・太極拳
・ヨガ
ゆっくりした動きの運動がおすすめ。

休める)
睡眠、休養をしっかり取る。
エネルギーが少ない→過労になりやすい。
ゆっくり、のんびりできる趣味を推奨。
冷たい飲食物は通年、体に合わない。
例)
健康のためのスムージー。
→体が冷える。
=体調を崩す。

「気滞(きたい)」
チェックリスト)
・イライラしやすい反面、落ち込みやすい
・憂鬱感がある
・お腹に張り感や、出っ張り感がある
・ゲップ、おなら、ため息が出やすい
・不眠や寝付きの悪さを感じる
・生理の遅れや周期がバラつく傾向、生理前、生理中にお腹が張る
・ストレスがあると頭痛やめまいが出る
・仕事や家族のことを背負って追い詰められてしまう

気のめぐりが悪く、体のどこかで停滞している状態。
ストレス感度が高い。
イライラしやすい。
精神や自律神経のコントロールが乱れる。
不安定になりやすい。
完璧主義、神経質の人は要注意。
脾と胃を痛めてしまう傾向。

体質改善)
香りを上手に利用し肝を整える。
→気をめぐらせる。
柑橘系の香りがおすすめ。
食べ物はも香りのあるものを活用。
例)
・にんにく
・玉ねぎ
・らっきょう
・山椒
・ネギ
・にら
・生姜
補薬菜をうまく活用する。

大根、セロリ、カブ、大葉、いんげん豆、柑橘類もおすすめ。

動かす)
ストレス発散がキーワード。
好きなことを好きなようにやるのが一番。
しっかり運動する→スッキリする。
早歩き、散歩、ランニングなどおすすめ。
運動が苦手な人は「呼吸」を意識する。
朝の深呼吸。
朝晩のストレッチ。

休める)
睡眠不足でイライラする→安眠を心がける。
プラス1時間の余裕をもって布団に入る。
リラックスできるルーティンや趣味を見つける。
オフタイムの夜は、特にゆっくり過ごす。
夜の考え事はしない。
リラックスモードになれる香りを見つける。

「血虚(けっきょ)」
チェックリスト)
・皮膚に艶がなく乾燥、髪もバサバサ
・不眠がち、睡眠の途中で目が覚める
・貧血、めまい、目のかすみ
・動悸、不整脈がある
・爪が割れやすい、白くなる
・手足に痺れがある
・月経トラブル(生理痛がキツイ、出血量少なめ、色が薄いなど)
・痩せぎみ

血が不足、全身に送る機能が十分に働いていない状態。
頑張りすぎるとぐったりする。
血が不足すると一時的に「血虚」になる。
生理のとき→血虚タイプの過ごし方推奨。
細身でスレンダー、体調不良でゲッソリ。
年齢不相応な白髪や抜け毛。

体質改善)
血をつくる食材をとる。
例)
・地鶏
・レバー(特に牛)
・牡蠣
・あさり
赤い食材と黒い食材推奨。
脈管と血を補い、造血を助ける。

・ニンジン
・黒ごま
・クコ
・ナツメ
・うずらの卵
・黒豆
・小松菜
・ホウレン草
・トマト
・桃
・いちご
などおすすめ

動かす)
体を冷やさない→人より1枚多く着る。
太陽のある日中、風呂上がりにストレッチから始める。
暖かいときに運動するのが最適。
体重を減らす努力は不要。
体型は引き締めを意識する。
自重トレーニングがおすすめ。

休める)
臓腑のリズムを整えて血をしっかり補給する。
時辰養生を活用し、血を循環させる。
規則正しい生活を心がける。
睡眠、食事のタイミングを気をつける。
朝から動けるリズムを意識する生活。

※生理の時は特に休むに徹する。

「瘀血(おけつ)」
チェックリスト)
・くまができやすく、顔色や唇、歯肉など粘膜の色が暗赤色
・シミ、ニキビ、肌荒れなどの皮膚トラブルが多い
・手足が冷える一方で、頭部はのぼせるなどの熱感がある
・肩こり、首コリ、頭痛が慢性化
・痛い部分を押すとさらに痛くなる(気持ちよくない)
・物忘れが激しく、感情が爆発するときがある
・肌に細かい血管が見える、静脈瘤がある
・月経の出血量が多く、血塊が出る

血のめぐりが悪い体質。
血行不良になりやすい。
新陳代謝が落ちがち。
→体の生まれ変わる力が弱い。
体の各部位が、健康な状態を維持しづらい。
体の浄化力も低い。
老化で血管が固くなる→体が陰に向く。
=瘀血になりやすい。
若いうちから瘀血→冷えが原因。

体質改善)
気滞タイプと同じ。
香りのある食べ物がおすすめ。

サンマ、イワシ、アジ、サバなど血の材料になる青魚もおすすめ。

動かす)
長時間同じ姿勢→体がガチガチに固まる。
=痛みが増す。
PC作業中でもこまめに休息を入れる。
デスクワーク、それ以外の作業を交互に行う。
定期的なストレッチなど体操を取り入れる。
運動前、食事前にはストレッチ。
運動後には必ず水分補給。
股関節のストレッチで足の血流を改善する。

休める)
毎日湯船にしっかり入る。
血行促進を心がける。
→温泉は効果大。
のぼせる人は足湯がおすすめ。
22時には布団に入る。
足が冷える場合は湯たんぽなど活用。
足の付根、下腹部においてみる。

「痰湿(たんしつ)」
チェックリスト)
・いつも重だるく、眠さがある
・顔や手足にむくみがある
・便が柔らかく、下痢しやすい
・冷えやすく、太り気味(ぽっちゃりした水太り)
・痰が絡む咳が出る、鼻炎、花粉症のときに鼻水が多い
・雨や湿気、低気圧がくると体調が悪化する
・めまい、吐き気がある、頭が重い
・おりものが多い

「水」が滞り、流れが悪くなっている状態。
水分の過剰摂取→代謝が落ちる。
=老廃物が溜まりがち。
運動不足。

お酒、味の濃い食事を好む。
慢性疲労状態。
痰湿の状態がキツイ。
→自分で動かなくなる。
食欲無視の過食で体調を崩す。
ダラダラ喰いNG。

動かす)
運動すればスッキリする。
筋肉をつけて代謝を高める。
→体質改善につながる。
汗をかく運動を意識する。
毎日できる運動がおすすめ。
例)
ウォーキング、ランニングなど。

冷えは大敵なので「血虚」同様1枚多く着る。

休める)
水分の取り過ぎ、冷たい飲み物を控える。
お酒が好きならお湯割りに変える。
味の濃いもの→喉が渇く。
=水分の過剰摂取。
過度の塩分、水分=痰湿の悪化。

脱水効果のある食べ物がおすすめ。
例)
スイカ、キュウリ、ゴボウ、大根、小豆、梅、リンゴなど。

海藻、キノコ類も水の流れをよくする。

「湿熱(しつねつ)」
チェックリスト)
・暑がりで冷房を好む
・肥満気味でガッチリ体型
・短期、せっかちでイライラ
・アレルギー体質で皮膚炎や花粉症がある
・顔が赤く、ニキビや吹き出物が多い、オイリー肌
・便秘、便がねっとり、おならがよく出る
・口臭、体臭が強い
・おりものが多い、生理中お腹が張る、生理周期は早く量が多い

余分な水が熱を強く持ち、熱が溢れている状態。
体内の流れがドロドロ。
ジクジクした湿疹や水疱が肌に現れやすい。

夕飯でカロリーを取りすぎる。
→熱の症状がキツくなる。
=鼻炎がひどくなる、かゆみ吹き出物が増える。
揚げたり炒めたお肉、辛いもの、お酒、餅が危険。
食べたい場合は朝か昼に食べる。

動かすl)
汗をたくさんかくようにする。
春→運動量を上げる。
夏→ピーク。
秋、冬→運動量を落とす

冬でも暑くて眠れない人は運動量を増やす。

運動しにくい人。
→菊花茶、ミントティーなどで心のクールダウン。

少しでも変化が出たら素直に喜ぶ。

休める)
プチ断食がおすすめ。
余分な熱がなくなる。
→体がスッキリする。

夕食→スープやおかゆなど軽いもの。
にんにく、生姜入だと熱を持つのでNG。

「気滞」「痰湿」が混ざったタイプ。
それぞれにおすすめの食材をとるのが良い。

🐾その他のタイプ

①陽虚タイプ
生まれつき陽のパワーが少ない。
全身が冷えやすい。
内向的な性格。
未発達、生殖にトラブルがある。
体のもっている熱が少ない。

②陰虚タイプ
水(津液)と血の療法が足りない。
いつも熱を感じている。
血虚が進行→陰虚になる。
夜型の人に多い。
仕事、家事のし過ぎ、心労でなることが多い。
みずみずしい食材を選んで、アルコール、脂っこいものは避ける。

③超元気タイプ
いずれのタイプにも当てはまらない。
極めて健康なタイプ。
10代、20代の若いうちに多い。

<第2章(春) 自己治癒力を高める>

ゆるっと動かす。
しっかり休める。

春=若返りのチャンス。
新陳代謝が高まる季節。

新陳代謝が高まる
→細胞が多く生まれ変わる。
=体も早く復活できる。
→「自己治癒力」「自然治癒力」

春に新陳代謝を高める過ごし方。
→自己治癒力を高められる。

春に体を整える。
→1年中調子のいい体の土台。

春は「肝」の季節。
「気」と「血」の流れを調整。
「血」を蓄え、全身の血流量を調整する。

肝の機能が滞る。
→血が不足、筋肉の栄養不足。
=運動機能の低下。手足のしびれ。

🐾2月

動かす→40%
休める→60%
太陽をしっかり浴びる

冬に比べて体を「動かす」ことに意識を向ける。
まだ目覚めきっていないので「ゆるっと動かす」
「休める」比重が多くてOK。

太陽の光を意識的に浴びて新陳代謝を高める。

新陳代謝が上がる。
→気づかないうちに水分不足になる。

1日最低2Lを目安に水を飲むようにする。
こまめな水分補給を心がける。
胃腸を整えるなら水より白湯がおすすめ。

春の花粉症。
東洋医学→「血熱(けつねつ)」

「血熱」
脾→消化吸収の中心。
脾のちからが落ちる。
→体の「水」の循環が不十分になる。
=血が熱を持つ。

血熱の状態→免疫反応が過剰になる。
目、鼻、喉の免疫過剰→花粉症。

2月に行う花粉症対策。
①熱を誘発する要因の食品を減らす。
・お酒
・辛いもの
・肉の揚げ物
・お餅
熱を持っているときは花粉症の症状を悪化させる。

②花粉を洗い流す。
目、鼻、喉を洗う。
喉→うがい。
目、鼻→洗浄グッズ。

水での洗い方)
10センチ程度のボールに水を溜める。
片目づつつけて瞬きをする。

鼻の場合も片方づつつけて水を吸い込む。
ある程度吸い上げたら鼻から息を吐く。

水を取り替えて反対側も同様にする。

③花粉をできる限り避ける。
スギ、ヒノキのある場所は避ける。
行くときはマスク、メガネなど対策グッズを活用する。

春のストレッチ。
基本は「股関節」

冬→寒さで体が縮こまる。
→歩幅が狭くなる。

日照時間の減少。
→陰のパワーが増し、足元にたまる。

冬明けの2月は股関節をしっかり動かすことが大切。

東洋医学→全身の筋肉が連動している。
股関節が広がる→骨盤の位置が正される。
=全身の筋肉が連動して整う。

首、肩のコリ、全身のこわばりも改善。

🐾3月

動かす→50%
休める→50%
強風を避け、寒暖差に注意。
2月より心身ともに動かす比率を増やす。

最低気温、最高気温を要確認。
服装選びの基準にする。

風速1mにつき体感温度は1度下がる。
風向き、風速も要チェック。

※可能であれば風の強い日は外出を控える。

体のダルさが抜けない。
→体はまだ試運転中。
=2月の「動かす、休める」習慣に戻ってみる。
太陽光を意識的に浴びてみる。

3月のセルフチェック。
①筋力チェック
体育座りを5秒してから立ち上がる。
スッと立ち上がれたらOK。
裸足のほうがやりやすいので推奨。

足を肩幅に開いても立ち上がれなければ筋力不足。
スクワットなどで筋力をつける必要あり。

②スタミナチェック
足上げ腹筋を何秒できるかチャレンジ。

本書より。

4の腹筋が30秒できればまずはOK。
3分できたら相当なくびれ。
10秒未満の人は毎日5秒ずつ増やしていく。

③体に痛いところはないか?
冷えがあるなら体に冬が残っている証拠。
冷えているところをホットタオルで温める。

3項目のうち、1つでも調子の良いところがあればOK。
もし健康診断で気になる項目があれば春のうちに受診しておく。

水分補給は暖かい飲み物で行う。
冷え予防とともに、代謝を上げる効果。

3月→新しいものに取り組むのによい時期。
春=ゆるっと動かす季節。
何かを始めるときも「ゆるっと取り組む」のがポイント。

やってみて調子がよかったら続ける。
ダメだったらスパッとやめる。

フットワークを軽く、時間と体力の許す範囲で試してみる。
チャレンジは柔軟に。
「迷ったら疲れない範囲で」を基本方針。

🐾4月

動かす→60%
休める→40%
春の過ごし方で夏の体はつくられる。

2月3月よりも外に出る日を増やす。
軽く汗をかくくらいの「運動」をする。

寒い日は無理せず体を休める。

春分の日照時間。
→太陽が出ているときと沈んでいる時間が同じくらい。

日照時間の陰陽のバランス。
→心と体の陰陽のバランスが同じが理想。
4月は陰陽のバランスを整えるのが基本。

冷えは「陰」が増している状態。
春のうちに陰陽のバランスを整える。
→冷え性体質の改善。

冷え対策→「肝」を整える。
3月おすすめの補薬菜スープは継続。

「肝」と「胆」は表裏一体。
肝が整うと胆も整う。
胆が整う→決断力が冴えてくる。

体調のいいとき。
うまくいかないこと。ストレスになっていること。
→冴えた決断力で辞めてみる。
=取捨選択。

取捨選択におすすめの本

4月の新生活はストレスが溜まりがち。
「休める」習慣を意識的に持つ。
→睡眠時間を増やす。
自分なりの直ぐにできるストレス対策を持っておく。

4月は「風邪」と「暑邪」の影響がある。
「暑邪」→「暑さ」の影響。
「風邪」と同様、顔面、頭部に熱のトラブルが増える。

例)
・顔面神経痛
・顔面麻痺
・偏頭痛
・耳鳴り
・めまい
・目の充血
・ドライアイ
など。

<第3章(夏) メンタルを整える>

しっかり動かす。
ゆるっと休める。

1年間の「動かす」「休める」習慣。
→夏にパワー全開で体を動かすため。

春に続いて新陳代謝、基礎代謝が高い。
→体を動かすの最も向いている。
=ラクに動くことができる。

夏=体の調子が最もよいトップシーズン。
成長の季節。

「心(しん)」
循環器系全般を指す。
全身に血をめぐらせる働き。
五臓六腑を支配している。

意識、思考、睡眠。
精神活動の統括、感情のコントロール。
血圧の調整。
メンタルにとっても重要。

夏=心の季節
体を動かさない→ストレスがたまる。
=心が不調になる。

動いて力を発散、気持ちよく眠る。
=夏の一番の健康法。

メンタルコントロール。
→しっかり体を動かすこと。

汗をかくくらいの運動がおすすめ。
心身が自然と整ってくる。

運動が苦手ならサウナでもOK。

「動かす」「休める」で迷ったら「動かす」
夏に動いたかどうかで秋、冬の状態が変わってくる。
不調がなければとにかく「動かす」
ほどよく楽しく「動かす」

体を動かしていれば自然と休めてしまう。
無理に体を「休める」しなくてもOK。

屋外の太陽光のもとで運動。
→体内でビタミンDが生成される。
=骨も丈夫になる。

キャンプ、ハイキング、マリンレジャーなどおすすめ。

低気圧の季節。
→低血圧の季節。

「低血圧」
最大血圧100mmHg以下。
最低血圧60mmHg以下。
なんとなくダルいの原因。

低血圧→「血虚」タイプの人。
体各部の血液不足、循環不良になりがち。

「心」の活性化が重要。
メンタル、血圧改善効果にも期待。

「夏野菜」
夏の血圧対策。
野菜に含まれるカリウムが血圧調整に効果的。
例)
・キュウリ
・コルニッション(少きゅうり)
・ミニトマト
・ズッキーニ
・セロリ
・大根
・ニンジン
ピクルスや酢漬けがおすすめ。

夏→自律神経が大きく乱れやすい季節。
心臓や脈管も自律神経の支配下。

緊張、ストレス→交感神経が活発。
血圧が上昇する。
筋肉が緊張する。

安全な環境→副交感神経が優位。
→リラックス状態。
血圧は下がる
筋肉は緩む。
六腑の働きが活発になる。

夏の強い日差しが目に刺激。
→目の瞳孔を調節。
=自律神経が乱れる。

夏、冬→日差しを眩しく感じる。
=自律神経が目からの影響を受けやすい。

春、秋→日差しは穏やか。
=自律神経が目からの影響を受けにくい。

夏の日照時間が長いことも交感神経が高まる原因。
→自律神経が乱れる原因。

交感神経が優位になりすぎる。
→胃腸の活動が悪くなる。
=消化吸収の妨げ。

食事の際には「よく噛む」ことを意識的に行う。
リラックスした食事。
→副交感神経を優位にする。
=夏の自律神経を整える。

🐾5月

動かす→70%
休める→30%
「顔」の状態に注目して体をメンテナンス。

天気の良い日に健康的に体を動かす。
→「動かす」70%は達成できる。
ゴールデンウィークにアウトドアなどおすすめ。

※週に2日は汗をかく。

「顔面チェック」
5月は顔面に症状が出やすい時期。
4月の不調を引きずっている場合、頭部が熱を持ちやすい。

例)
・顔面神経痛
・顔面神経麻痺
・めまい
・頭痛
・耳鳴り
4月同様、頭部の症状が現れやすい。

目の状態でも体調がわかる。

本書より。

唇のチェック。
唇が乾燥している→体も乾燥している。
こまめな水分補給を心がける。

顔の左右の違いが大きくなっているとき。
緊張のし過ぎでバランスを崩している状態。
おすすめツボケア。

本書より。

🐾6月

動かす→70%
休める→30%
汗をかいて風邪をひきにくい体になる。

週に3日以上汗をかく運動をする。
短時間でもOK。
→動かす70%達成。

※不調も体を動かせば改善することが多い。

夏に汗をかく。
→毛穴の開閉がうまくなる。
=風邪をひきにくい体になる。

梅雨の時期にやる気が出ない。
→体に湿気がたまりすぎている。
=「気」と「水」が停滞している。

汗をかいて湿気を体から追い出す。
雨でも室内トレーニング、室内スポーツ施設を活用してみる。

冬瓜の力。
体にたまった熱をとる。

暑さの影響→顔面、頭部に熱のトラブル。
熱をとる最も効果的な方法。
→排便。

快便になる=頭部もスッキリする。

冬瓜→食物繊維が豊富。
=便秘改善。

6月に顔色が青白い。
→「血虚(けっきょ)」
=血の不足、血行不良状態。

血を補う食品を食べる。
例)
・トマト
・ニンジン
・うずらの卵
・レバー
などおすすめ。

夏→血液循環が盛ん。
夏になっても血虚。
→慢性化している。

意識的に肉、魚、豆類などタンパク質をしっかりとる。

夏でもダルい→無理せず「休める」

🐾7月

動かす→80%
休める→20%
とにかく動かす。
動きながら体調を整える。

陰陽の気が盛んに交流する時期。
人も「陽」の気がパワー全開になる。
1年の中で運動量、時間、質を最大値にもっていく。

※自分の限界値に挑戦するなら7月がベスト。
「動かす」ピークの山をつくる。
1日1回は外での運動が目安。

熱中症には要注意。
こまめな水分補給は必須。

ぐっすり眠れるちょうどよい運動量を探す。
暑すぎる時間はバテるので朝、夕の時間を活用する。

7月の運動量が足りないと不完全燃焼で体調を崩す場合もある。
「しっかり動いてやりきる」
「やりたくなくても動いてみる」
→7月の使命。

🐾長夏

ゆるっと動かす。
しっかり休める。

「長夏(ちょうか)」
東洋医学の第5の季節。
夏と秋の間。
6月15日ごろ~9月半ばまでの高温多湿の季節。

近年の気温変化で8月を長夏とする。
夏至をピークに日照時間が短くなる。
→新陳代謝が低下していく。
=体は「陽」から「陰」へと傾いていく。

長夏の時期。
湿気に弱い臓腑、「脾」の不調に気をつける。

「脾」→消化吸収の中心。
飲食物のエネルギーを各部に送る働き。

脾が不調。
・全身の倦怠感
・手足のダルさ
・腹部の不快感
・下痢
・ゲップ
・食事量が減る
・食欲不振
→夏バテ、秋バテの症状。

長夏の時期の健康ポイント。
体の湿気を取り除く。
湿気を体に取り込まないようにする。

食生活に注意。
長夏は五行の「土」の季節。
土の中で育ったものを食べるのがおすすめ。
「土」のパワーを補うことができる。

例)
・さつまいも
・とうもろこし
・かぼちゃ

黄色い食べ物やイモ類、大根、ニンジンなどの根菜類がおすすめ。

白い砂糖→体を冷やす性質がある。
長夏にはおすすめしない。

てんさい糖→体を温める性質がある。
長夏におすすめ。

冷たいもの、脂っぽいものは避ける。
胃腸の負担が大きくなり、体調不良のもと。

夏野菜も涼生食品なので体を冷やしてしまう。
体が冷える→「陰」に傾く。
=湿気ってしまう。
→脾を弱めてしまう。

🐾8月

動かす→50%
休める→50%
下半身の運動を強化。
体のめぐりをよくする。

実際はまだまだ暑いが体は「秋」モード。
「気」のエネルギーが足の方へ収まろうとする。
新陳代謝も下がる。
→自己回復のエネルギーがダウンする。

暑いほど基礎代謝は高くなる。
→エネルギーを多く使う。

暑さの加減に応じたエネルギー配分を考える。
運動は1日1回で十分。
しっかり休むことを意識する。

※動いたらその分しっかり休むがちょうどよい時期。

運動は下半身を重点的に行う。
ふくらはぎの筋ポンプをしっかり使う。
→体の気のめぐりがよくなる。

汗をかくか、かかないかくらいの運動がベスト。
必要以上の発汗はバテる原因。
ゆるっと運動する。

食事は加熱したものを食べる。
冷たいものは胃腸を冷やす。
→消化、吸収が不調になる。

体をじっくり温める「とろみのあるスープ」などおすすめ。
お酢を使うと消化吸収を助けてくれる。

果物は体を冷やすので体調を見て適度に食べる。
温められる果物。
例)
焼きバナナ。

<第4章(秋) 免疫力を上げる>

ゆるっと動かす。
ゆるっと休める。

秋→体をめぐる「気」が小さくなる。
=呼吸も小さくなる。

呼吸が小さい→免疫力に影響。
秋のテーマ=免疫力を上げる。

東洋医学。
呼吸→自然の精気を吸い込み濁気(だくき)を排出する。
体の気と水を全身に散布する。

人間の免疫機能→「衛気(えき)」
衛気→「肺」の働きで皮膚に散布。
→バリアが張られる。

呼吸が小さい→衛気が皮膚を覆えなくなる。
→バリアが弱くなる。
=外邪に無防備になり、病気になりやすくなる。

「肺」のパワーがダウン。
・アトピー性皮膚炎の悪化
・咳や喉のかぜ
・喘息、気管支炎
・各種の感染症

体を捻るストレッチで固くなった肺をほぐす。

本書より。

乾燥対策。
体のうるおいをアップする食材を取り入れる。
例)
・大根
・レンコン
・山芋
・百合根
・卵
・牛乳
・豆腐
・豆乳
・豚肉
・イカ
・白きくらげ
・はちみつ
など。

白い食べ物が有効。
体の内側や肺の熱を冷ます効果がある。

秋の免疫力向上→1年を通しての免疫力向上。

秋→冬に備えてエネルギーを備蓄。
=新陳代謝が下がる。
→生物的に生存確率が高くなる。

基礎代謝も下がる。

秋→2つの代謝が低い。
=1年で一番太りやすい。

ある程度の脂肪→免疫力アップ。
体脂肪によって体温が守られる。

太りたい人には有利な季節。

痩せたい人は体重キープ重視。
秋に体重を減らせる=「すごい!」

体重が減らないことにストレスを感じない。
ストレスはドカ食いのもと。

秋の旬→炭水化物が豊富。
ドカ食い=すぐ太る。

しっかり噛んで適量を食べることが秋のダイエット方法。
秋に過度な減量はおすすめしない。

秋→冬に向けて生命力を体の中にしまう時期。
激しい運動は避ける。
穏やかに過ごす。

「無意識」「なんとなく」で過ごすくらいがちょうどよい。
理詰めで考えすぎると気が沈んでしまう。

気を落ち着ける→創作力が活性化。
秋は万物が結実する季節。
アウトプットすることに意識を向ける。

秋には心の持ち方が大事。

🐾9月

動かす→40%
休める→60%
夏と長夏の疲れをリセットする。

9月→5~8月の疲れを精算。
省エネモードに転換。
→「陰」の季節に上手に着地。

7月の「動かす」を週に2,3回。
=動かす40%
早寝早起きを毎日欠かさず行う。
=休める60%

体を休めるモードで無理せず過ごす。
スケジュールは詰め込まずに余裕を持つ。
疲れがキツければ迷わず休む。

考え過ぎは気落ちのもと。
余計なことは考えずに気持ちをスッキリさせる。

「動かす」ポイント。
無酸素運動より有酸素運動。
有酸素運動→インナーマッスルを鍛えられる。

秋の空気の乾燥→気管支、肺に負担がかかる。
インナーマッスルを鍛える→呼吸が楽になる。

※運動前には呼吸を意識して準備運動、ストレッチを行う。

筋力が維持できるくらいの運動を続ける。
筋トレ、無酸素運動→基礎代謝を上げる。
秋は無理に基礎代謝を上げる季節ではない。

東洋医学の基本。
秋は夏の疲れを取るために早寝早起き。

秋の夜長。
夜→陰のパワーをもつ。
成長・回復の力を与えてくれる。

睡眠が一番の回復法。

呼吸には湿度も大事。
高くても低くても呼吸はしづらい。
湿度が60%異常→湿気対策。
湿度が40%以下→乾燥対策。

秋のおすすめ食材=キノコ。
大腸を整えて免疫力を上げる効果がある。

キノコの成分
βグルカン→アレルギー症状の抑制。
ビタミンD→免疫力を上げる、骨を強くする。

干し椎茸はビタミンDが豊富。
手軽に買えて保存もできるのでおすすめ。

🐾10月

動かす→30%
休める→70%
辛味を活用して体を整える。

運動以外のことにも意識を向けていくことがポイント。
朝と昼間の気温差に対応できる服装を選ぶ。
体を「動かす」習慣は週に1回以上実践。

程よい運動を心がける。
汗をかかないことを意識する。
「動かす」ピークの7月の半分以下をイメージ。

10月も早寝早起きを心がける。
夜更かし型は1時間早く寝るようにする。

辛いものを食べる。
→「気」を高めて自律神経が整う。

辛さのある食べ物。
例)
・らっきょう
・生玉ねぎ
・大根
・ニンニク
・こしょう
・ネギ
・唐辛子
・シナモン
・ワサビ
など。

辛いものを食べる。
汗をかく。
→毛穴の開閉
=肺や大腸を活性化。

東洋医学の「肺」
→皮膚も含まれる。
=毛穴の開閉も関係する。

大腸→肺の表裏存在。

汗をかく→肺と大腸の活性化。

自律神経の調整。
辛さを感じる→交感神経が刺激される。
→旨みを感じる→副交感神経が優位になる。
=自律神経が上手に動かされる。

辛味の適量。
お腹が不調にならなければOK。
厚生労働省でも辛味の上限、制限は設けていない。

目が赤くなる、鼻水が止まらない。
→辛すぎの証拠。

肺に負担がかかる。
=大腸にも負担がかかる。

大腸のケア→秋の重要なテーマ。
肺と同じで大腸も乾燥を嫌う。

空気が乾燥→便秘になりやすい。
水分をしっかり補うことが大事。

肺によい食べ物→白い食べ物。
脾、胃の力を補う食べ物→黄色い食べ物。
積極的に取り入れる。

<第5章(冬) 生命力をたくわえる>

ゆるっと動かす。
超しっかり休める。

冬はなるべく「落ち着いて」過ごす季節。
体や心にとって「守り」の時期
家の中でぬくぬくしているのがおすすめ。

体を温めるために基礎代謝が上がる。
エネルギーロスを減らすために新陳代謝が下がる。

冬→「腎」の季節。
腎→生命エネルギーを宿している。

腎陰、腎陽→体温、体の陰陽バランスの中枢。
腎陰→体の水分の源
腎陽→全身の熱源。

腎が冷える→機能低下、老化の原因。
=生命力の低下。

冬の基本=「補腎(ほじん)」
腎を温めて生命力を高める。
→冬の健康の秘訣。

腎の不調のサイン。
老化→肌のシワ、たるみ、白髪化

性ホルモンの減少、不安定。
→生理不順、生理痛がキツくなる。
流産や不妊症につながる。

大便、小便の失禁、めまい、ダルさ、耳鳴りなどもある。

体の冷えをチェック。
お腹、腰、足、手に冷えがないか確認する。

冷え=腎が弱っている。
体を温める習慣が必要。

冬→基礎代謝が上がる。
=過度な食事をしなければ体重は減っていく季節。

疲れを癒やしたい季節。
睡眠をしっかり取る。
→寝てても基礎代謝でエネルギーは消費される。
=寝てても痩せられる季節。

太りにくい人は痩せすぎに注意。
過度な体重減少→冷えがキツくなる。
免疫力が下がり感染症にかかりやすくなる。

体重を増やしたければ肉食中心。

🐾11月

動かす→30%
休める→70%
体力維持につとめる。

11月はもう冬。
スポーツの秋ではない。
運動しすぎると消耗してしまう。

夏のピークの3分の1から半分くらいの運動量が目安。
週に1回の軽い運動やストレッチでOK。
汗をかきすぎない運動で筋力維持。

生命力を補う黒い食材
黒い食材→腎が良くなる。
骨、脳、生殖器、耳、髪、二陰も良くなる。

二陰→尿道と生殖器、肛門。
排尿、生殖、排便に関わる。

食材例)
・うなぎ
冬の方が美味しく滋養強壮にも役立つ。
・牡蠣
産卵終えの11月頃から美味しさUP

・黒ごま
・黒米
・黒豆
アントシアニンが豊富。
目の老化予防に効果あり。

・ひじき
・わかめ
・昆布
アンチエイジング、成人病予防に効果あり。

「陽」のパワーを補う食材。
→鹿肉がおすすめ。
女性ホルモンと冷えの改善によい食材。

11月は狩猟解禁。
ジビエ料理に注目の季節。

エビ、羊肉、くるみ、栗、ナッツ類、ニラもおすすめ。

「陽虚」タイプの人は特に「陽」のパワーを補う必要あり。
穏やかな晴れの日に遠出してエネルギーを吸収するのもよい

旅先で現地の旬のものを食べる。
→体にも心にも良い効果あり。
場所、土地からのエネルギーが吸収できる。
例)
温泉、飲用温泉など。

🐾12月

動かす→20%
休める→80%
日が沈んだら体を休める。
夜の運動はNG。

運動は日中だけ。
汗をかかない程度を目安にする。

冬は寒さ対策でパワーの消費が激しい。
汗をかくと毛穴の開閉エネルギーが不足する。
→毛穴が開きっぱなしになる。
=毛穴から風邪をひいてしまう。

飲み会のアルコールで発汗。
→毛穴が開きっぱなしになる。
夜の寒さで体が冷える。
→感染症になる。

冷たい空気にさらされながらの肉体労働。
→生命力が弱くなる。

体の冷え→病気の原因。
日照時間の少ない12月1月は特に注意。

クリスマス、忘年会などのイベント。
冷たい飲食物で臓腑を冷やさいないよう注意。
予防対策)
加熱したものを食べる。
温かい汁物、スープから飲む。
季節の食材を食べる。

12月は首の寝違えが多い。
シメや決算での仕事のストレスが原因になる。

明け方の寒さ。
→布団から出ている首を冷やす。

寒さで寝返りの回数が減ることも原因になる。

🐾1月

動かす→20%
休める→80%
飛ばしすぎないスケジュールを立てる。
12月の過ごし方を続ける。

日が出ているうちに体を動かせば問題ない。
休みすぎると体が固まる。
→体力低下になる。

速足で散歩など適度な運動を心がける。
→体力維持中心。

東洋医学。
→季節を先取りした対策。
=体への負担を最小限。

2月の節分を先取り。
→炒り豆を食べ、バラ茶を飲む。
=冷え対策→女性ホルモンを整える。

大豆→イソフラボンが女性ホルモンに似ている。
=似たような働きをする。

タンパク質も豊富。
人間は1日に体重の1000分の1のタンパク質が必要。
例)
体重50kg→タンパク質50g必要。

基礎代謝が上がる冬は特にタンパク質が必要。

バラ茶、ローズティー。
赤は活力を与えてくれる色。
陽のパワーも高めてくれる。
→女性ホルモンにも良い影響。

東洋医学
→若いものには「陽」のエネルギーが宿る。
=小さな蕾のものがおすすめ。

花粉症、皮膚炎予防にもこの時期から飲み始めるのがよい。

1月に新しいことを始めるのはおすすめしない。
正月に思い立ったことは一旦冷ます。

転職、引っ越しなどの「動」の活動。
冬の考え方→「落ち着く」
大事なことは心に余裕を持ち、ゆっくり検討。
選択肢を広げて考えてみる。
→春の2月以降から動き出す。

新年からはじめても良い活動。
これまでやってきたことの継続。
→「静」の活動。
=春以降への準備活動。

体と心によい新年の目標。
例)
・毎日日記をつける。
・30分早起きをする。
・歩いて通勤する。
・サボりがちだった趣味を定期的に行う。
・毎日1品手作り料理をする。
・家族や友人を大切にする。
・ダイエットする。
1年を通じて努力、結果を出せる目標がおすすめ。

立春を迎えてから実施すると良い目標。
例)
・新しく運動を始める。
・転職する。
(準備は1月からでもOK)
・新しい趣味を始める。
・転居する。
・出会い、人脈を広げる。
・新しい勉強を始める。
・起業、副業のスタート。

季節、気候、日照時間。
→心と体が影響を受ける。

「無意識」にも影響する。

※季節の自分に合わせたスケジュールを意識的に組むことが大事。
自分のエネルギーロスを最小限にする。
最大の効果を発揮する。

知ることだけでは十分ではない、それを使わないといけない。やる気だけでは十分ではない、実行しないといけない。

ゲーテの言葉


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