8/15-8/21

8/15(月)
 盆の最終日も、変わらず出勤で1日を過ごした小生。
 子どもの時分には、盆といえば母方の実家へ帰省して、初日はお仏壇へのお供え物やら、ご先祖様が帰るための那須や胡瓜の牛と馬の準備をする手伝いをしたり、家を周る住職にご挨拶をしたりと、冷房の効いた部屋で楽しくすごしていたものだった。年齢を重ねると、送り火や迎え火も任されるようになり、係を貰えると子どもというのは何だかずっと楽しんでしまうのだ。朝早く起き、夕方は遊びの手を止めて、火をつける任務を全うすることと、火をつける方法を色々工夫して、楽しい時間を過ごしたものだったが、いつの頃からか盆は混むので帰省することも忌み嫌う様になってしまったと少し自分の境遇に対して寂しさを覚えてしまっている。
 本日は、英会話クラスへ行って、選択授業を振替日程として受ける。前日にクラスを受けたばかりなので、微妙な感じ(教室は行って、講師も驚いていた)。しかし、この日のクラスは小生1人で、所謂マンツーマンで指導を受ける。そのあとは、課題をクリアするために並んで挑戦してみるが、この日は1つもクリアならず。
 盆にしっかり返っていなかった同居人が気付けば帰ってきており、朝はしっかりごみを捨てていてくれたとさ。

8/16(火)
 先週、仕事では関係他社から恫喝とパワハラまがいの行動を受けた小生。
 職場では前日からこの件で、結構ざわついているので、既に噂に尾ひれが付いて広まっているらしい。間違っていれば訂正するが、そういうわけでなければそのままにしておく。こういうカメレオンみたいな輩はどこかにいるわけで、これも仕方ないのだろうと大人な対応をしておくことにする。社長が直々に言いに行ってくださったらしく、先週からのギスギスした空気は少しは改善の見通しが立ったように見えた。
 Facebookの機能には、何年前の今日○○さんと友達になりました、という表記が出てくるようになっているが、この日は特別感慨深くなった。色々な物事は不要になれば、放っておいても離れていき、捨てれば捨てるほど新しい物を持つようになっている。無理して持つものではないなと思って、手放しているはずなのに、ついついまた拾ってみてしまったり(これぞ人の意地汚さよ)。春先に欺瞞が見えたので、良い機会だからと思って捨てたはずが、思わず惑わされて異界の地へ足を踏み入れてしまおうかなどと悩んでしまう。
 先週から知り合った人物が色々捨てろというがまだまだ未熟に捨てられない小生であった。

8/17(水)
 先週、あまり良い働きが出来なかったことを悔やんで、英会話スクールを休んだ小生。
 毎回毎回Facebookを通じて、その日の様子の写真などが上がるのだが(いろんな人が、FBに依存してないか?)、結構休んでいる人が多いように感じる。なんだか1回休むと所在が無くなるというのは以前も記した通り。結構みんな同じ気持ちなんじゃないかとか一方的に勘ぐってしまう。
 こういう日は、友人を連れて飯などに行ってしまうのだが、こういう時はしっかり会いたい人に会わないとダメだと気付くほど、ついつい適当な人と言ってします。自分を慰めたいのか何なのか。なんだか、最近は人を見る目が厳しいのなんのって。
 やさしさで来てくれた人に、厳しい顔をして帰宅したのであった。

8/18(木)
 この日は急な発注で、またまた横浜へ行く小生。
 大してすることが無いのに、時間をつぶすように過ごしていると、本当に私は何のためにいるのか、とかセンチに考えてしまう。いや、なんか色々することがあると鬱陶しいのだが、なんかいきなり行って勝手にどうぞ的にされてもんだかよく分からないが油断も出来ず、イヤな時間の過ごし方をする。こんな時に考えるのは、時間をお金に換えている生き方への疑問である。
 夜は英会話スクールへ向かい、この日は朗誦の優秀者の模範を見る日。小生は、撮影係に任命されて、カメラ越しにその活躍ぶりを拝見する。英語なのに、しっかりを我々の笑いを取ったり、動きを入れたりとよく出来ているなと感動する。しかし、いつもは朗らかな水曜クラスメイトが今日は挨拶もなし。「これだから…」と、こちらも放置(大人げない)。
 夜、唐突に来月のイベントの下見が1週間後と連絡が来て、ちょっとあたふた。

8/19(金)
 週末、実家に帰省するか迷っていた小生。
 盆に帰れなかったことと、青年海外協力隊へ行くことになった妹へのお祝いと、宣伝が来ていた静岡の舞台を観ようかなとか考えていた。小生は、なかなかタダで舞台を観るというのには抵抗がある。何しろ制作さんであったので、出来る事なら受付をしながらついでに観るくらいが性になっている。とかく1度でも何らかの形で関わっていると、寂しさも来るのだ。しかし、こちらの申し出は懇切丁寧に断られ、妹に対してはいらなくなる物を貰ってあげると言ったのにこちらも懇切丁寧に断ってきた。これは、行っても良いことないという前触れと捉えて、帰省を断念した。(これは結構残念である)
 夜は、私が敬愛してやまない師匠的な方と久しぶりに会食をさせていただく。最近になって、5年前に教わった教えがようやく分かってきて、少しは距離が縮んだのではないかと勝手に親近感を持ち、普段はこちらが稽古費代わりに食事代を持たせていただくが、この日は甘えさせていただいて、かなりお安くしていただいた。しかも、私と同じ英会話スクールへ通う興味を持たれている。いよいよ私が先輩風を吹かす時が近付いている。
 週末の予定がよくわからないまま、金曜日を終えたのだった。

8/20(土)
 週末の朝は、アンパンマンの映画を観ながら迎えるようになった小生。
 この日は、アンパンマンシリーズの短編「おむすびまん」を放送していたのでそのまま観る。これは劇場で、正にリアルタイムで観ていた。小生が初めて見たアンパンマンは第3話とか4話の頃(年齢がバレルからイヤだ)。その時の初登場キャラが前半・しょくぱんマン、後半・おむすびまんだったので、ひときわ愛着があったのも事実。悲しいが、最近はおむすびまんの出番がない。
 夜は「発達障碍者勉強会」という物に参加をしてきた。誰にでも少しずつあるのだろうが、生きにくいと感じるのは他の人よりそういう能力の振れ幅が大きいというのはよく聞く話である。かくいう小生も、躁うつ病を患った原因は、ADHDにあったが最近は無自覚になっている。最近は、随分と上手に付き合えるようになったからだが、昔は啓発イベントとかやっていた。ここの方々を観ていて、やらなきゃなとか反省したのであった。
 当事者が声を上げることは本当に大事なのだと少し思い出したとさ。

8/21(日)
 この日の午前中は、昨日と同じ年に公開された「バイキンマンの逆襲」を観て午前中を過ごした小生。
 日が出ているようで曇る気候に、家の共有部分の洗濯を住ましてから、名古屋時代のシェアハウスの同居人が来るため下北沢へ向かう。この同居人は、まず声とリアクションが大きく、元気な時は元気なのでハウスの中心にいた女性なのだが、欝々とするとメンヘラチックになるのでその辺りの話を経験者として聴いていて仲良くなった。
 その子を連れて、宮台真司先生と二村ヒトシ監督のトークイベントへ行く。恋愛が入口なのだが、そこで語られるのはいかに社会がクソでありその結果クソみたいな物ばかりになってクソみたいな恋愛がクソみたいな結果を生むという話であった(いやもちろんそれ以外にもあったが)。懇親会へ行くと、連れて行った子がとけこんで二村監督と名刺交換までしていた。
 どんなに私が可愛くても、女子にはかなわないと知った夜だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?