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自分軸を持ちしなやかに生きるための考え方と実践


先日、マインドフルネスのオンライン講座を受講して、今まで瞑想の難しさに挫折し、一度は興味を持ったマインドフルネスを人生の隅っこに置いてしまっていたことに気づきました。

こちらの記事でなぜマインドフルネスというワードに自分のアンテナが立っているのかを書いているのでよかったらこちらもご覧ください。

では、今日は実際に講座を受けてみて自分なりに考えたマインドフルネスという概念と、それをどう人生に反映していけば生きやすい人生になっていくのかを書きたいと思います。

マインドフルネスは今を生きる


マインドフルネスの定義をもう一度しっかりしておこうと思います。

マインドフルネスとは、過去の経験や先入観といった雑念にとらわれることなく、身体の五感に意識を集中させ、「今、瞬間の気持ち」「今ある身体状況」といった現実をあるがままに知覚して受け入れる心を育む

ポイントは過去の経験や先入観にとらわれることなくというところだと思います。
雑念ってみんな湧きますか?
わたしはめちゃくちゃ雑念が多いと思います。

そもそも、わたしはめちゃくちゃマルチタスク人間です。
紙の本を読みながら、オーディオブックで別の本を聞いたり平気でします(笑)
最近は、とにかく耳を使うながら聞きというのを1日のほとんどの時間しています。
家事をしている時も耳では何か情報をインプットしている、電車などの移動時間や散歩のときなどもずっと情報を入れている。
また、色々な隙間と隙間にさらにタスクを詰め込む。

自分の中に空間があると不安になるんでしょうね。
何か動いていないと気が済まない人間です。

そういう生活をしていると、やりかけのものがだんだん増えてきたり、次にやることを考えながら現在の行動をとっていたりします。

そこでまた雑念の話に戻るのですが、雑念とは過去と未来にしか存在しないそうです。言われてみて確かに!と思ったのですが、今起こっていることに対しての感情を雑念とは呼ばないですよね。
空がきれいとか、風が気持ちいとか。
日常の生活の中で空がきれい!風が気持ちい!と朝ドラの主人公のように純粋に自分が思うことが何回あるのかと疑問に思うので、もう少し具体的な例を。

料理を食べておいしいと思う感情、今日暑いな~と思う感情、夫の洗濯物が裏返しでイラっとする感情、久しぶりの友達に偶然合ってびっくりする感情、とにかくそれが今起こっているというのが大切です。

人はほとんどの思考の時間を過去と未来に使っています。
今現在起こっていることを考えるのはほんの一瞬。
でも、この今現在起こっていることに目を向けることがとても大切!

過去は何を考えても変わらないし、未来はどれだけ不安を抱いてもい良い向には進んでいかない。今をどう生きるか。これがマインドフルネスの根本的な考え方です。

マインドフルネスの概念を気づき、実践する


では、概念は分かったけどどうやって生活に取り入れていくの?
というのが一番の問題だと思います。

マインドフルネスは様々な種類の瞑想があります。
しかし、前回の記事でも書きましたがわたしはこの瞑想で挫折したため、マインドフルネスが難しいものというイメージがついてしまいました。

なぜ、自分が挫折したかを考えてみると、やっぱり瞑想というものが日常の生活にあまりにも結び付かず、取り入れにくいものだったからだと思います。先ほど書いたようにわたしは完全にマルチタスク人間で、どうしても時間を埋めたくなってしまいます。
そんな人が急に10分間何も動かずに頭を空にするのは、いきなりハードルが高すぎます。
これは、全員にとって瞑想のハードルが高いという意味ではありません。
わたしのような特性を持つ人間にとって瞑想はハードルが高かったのです。

これに気づかないと、自分は出来なかったという自己肯定感も下がるし、成功体験が得られません。日常でもよくこういうことはあると思います。
これをやれば解決!みたいなことって万人に当てはまることは、なかなか無いんじゃないかなと思います。問題は自分の特性をしっかり把握して、やるべきことが当てはまるかを見極める力かなと思います。

では、わたしは何を実践するのかということですが、
ずばりそれは、気づくことです。

わたしは瞑想はハードルが高いと思いましたが、マインドフルネスの考え方や概念はとても好きです。多くの人の場合、これを日常に取り入れる方法が瞑想というだけで、わたしは概念をただ認知しているだけでだいぶ生き方が変わるんじゃないかなと思いました。

例えば、自分が何か失敗をして落ち込んでいたとします。
何かの瞬間にその事象を思い出してしまい悲しい気持ちになる。
その際にこのマインドフルネスの概念を知って入れば、「あ、自分は今過去のことを考えていたな。」と気づくことができます。
ポイントはこの気づきを認知するということ。

概念を知らないとそもそも認知することが出来ません。
悲しい気持ちになったという感情をどこにも置くことが出来ません。雑念を雑念ととらえることが大切なのです。
認知することで、客観的に自分の気持ちを見ることができます。
雑念に気づくことができます。

この気づきこそが、わたしのマインドフルネスの実践だと思います。
日常の生活の中で、自分が一体何を考えていて、それがどのような行動に繋がっているのか。
これは気づこうと自分に意識を向けていないと、簡単に見過ごしてしまいます。

講座を受けてマインドフルネスの概念をしっかり理解したことで、わたしに合った本当の実践方法が見つかったような気がします。

しなやかに生きるための自分軸を持つ


そして、これを実践しているとどうなるのか。
ここが一番大切なポイントですよね。

気づき、認めるという行動をしていると、だんだんと自分のことが分かってきます。そして、自分の中にブレない何か軸のようなものが出来てきます。
この自分軸がとても大切。

よく、何事にも負けない強いメンタル、何を言われても傷つかない強い心、何事にも動じない強さ、のようなことを求められがちですが、強さって一体何なのでしょうか・・・?

これらの強さは自分の感情をごまかしたり、他のところに視線を向けたりしているような気がします。

本当の強さは、自分の中にブレない軸があること。
そして、しなやかに生きること。

もし、自分の中に負の感情が生まれたとしても、それを認めて自分の軸に戻ってくれば良いのです。感情を全部強くしてしまって何にも動じなくなってしまうのは、せっかく人間に生まれて言葉にするのが難しい色々な感情を持っているんだから、なんだかもったいない気がします。

そうではなく、その感情が生まれた自分に気づいて、また自分の中心にある軸に戻ってくればいいのだと思います。

負の感情に大きく感情がふれてもまた中心に戻ってくる、喜びや楽しさのプラスの感情が生まれてきたらそれも認めて、また自分の軸に戻ってくる。
そうして小さく、たまに大きく、軸を中心にゆらゆらと揺れながら生きていく、それがしなやかに生きることだと思いました。

柳の木みたいな感じですよね。
ゆらゆらと風に揺れてるけど、しなやかにまた軸に戻ってくる。
大切なのはポキっと途中で折れないこと
折れないために自分の軸を作るのです。戻ってくる場所を把握しておくのです。

その自分軸を作るのがマインドフルネスの概念っていうわけです!

なんだか学びが多すぎて回りくどい話になってしまいましたが、これを知っていると少し生き方が楽になる気がするので、このnoteでわたしの学びを共有してみました。

自分軸はすぐに見つかるものでもないし、これ!という明確な言葉に表せるものは少ないかもしれません。

でも、自分はこういう感情が湧くんだとか、これは嬉しいんだ、悲しいんだ、という日々の中の感情の気づきを大切にしていくと、だんだんと見えてくるのかなと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。


シンバ🦁

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