島結心

現在43歳の3児のママです。 上2人を体外受精で出産しました。 そして3人目を、4…

島結心

現在43歳の3児のママです。 上2人を体外受精で出産しました。 そして3人目を、40歳で自然妊娠をしました。 不妊治療をしていると、24時間、365日、頭の片隅にそのことはあって、 色々な葛藤があります。 13年間のドキュメントを少しずつ綴っていきます。

最近の記事

コラム:卵子凍結に200万円支援に違和感

🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。 🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています 今日は、最後に出てきますが、メルカリさんの気になるプレスリリースがあったのでそのことについて書きたいと思います。 「不妊治療」と、昨今の「会社の支援体制」のお話です。 (気になるプレスリリースは最後に書いています) 私は沖縄に移住する前は、大企業と呼ばれる誰もが知っている企業に勤めていました。 働く本人も、配偶者も、そして子供達への福利

    • コラム:不妊治療こそ「リモート」かもしれない。

      🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。 🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています 「不妊治療」を終えた振り返りのブログなので、 定期的な更新というよりは、トピックスがあった時に更新していくという形を取っていきたいと思います。 今日は、この記事を読んで、常々思っていたことを書きたいと思います。 コロナ禍における妊娠届の減少の記事です。 実際の感覚としては、例えば芸能人の方でも2人目妊娠とか、身近でも、まったく妊娠って聞

      • コラム:私達に選択権はない「不妊治療」とお金の話

        🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。 🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています ひとつ前の記事で、助成金のことについて触れたので… 不妊治療はお金がかかるのか。 実際私は総額いくら使ったのか。 「不妊治療」のブログを書いている以上、避けては通れないテーマなのですが、これまで書いて来ませんでした。 実は少し敬遠してきた「お金」について・・・書いていこうと思います。 結論から言うと、 不妊治療を終えましたが、きちん

        • コラム:報道を見て再確認した「不妊治療」の孤独

          🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。 🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています 少し前にワイドショー等で騒がれていた「不妊治療」の話題がありました。 ここで書くのは正直気分が悪いし本当は話題にも上げたくないのですが、もうだいぶ時間が経ったのに、ちょっと身近で話題に上がったのでこういう発言って嫌な意味で「心」に残ってしまうんだなあ…と思い、書くことにしました。 それは、デヴィ婦人の発言 「不妊になる一番の理由は、妊娠し

        コラム:卵子凍結に200万円支援に違和感

          コラム:体外受精で産まれた子供の数=体外受精にトライした人の数ではない

          🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。 🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています 先日、2018年度体外受精で産まれた子供の人数が産婦人科学会から発表されました。 2018年に体外受精で生まれた子どもは過去最多の5万6979人だったことが、日本産科婦人科学会が1日に公表した調査でわかった。体外受精で生まれる子どもは年々増え、17年より362人多い。厚生労働省の統計では18年の総出生数は91万8400人で、16・1人に1人が

          コラム:体外受精で産まれた子供の数=体外受精にトライした人の数ではない

          ㉙先生が喜んでくれた40歳不妊治療後の自然妊娠

          前の記事はこちら 夫に妊娠検査薬を買ってきてもらい、検査をしました。 正直、今まで妊娠検査薬をウキウキしながら使用したことはありません。 いつも自信が持てなくて、きっと今回もダメだろうなと思って、目をぎゅっとつぶって、そーーーっと見て・・・ そして、「ない」線を無理やり探す・・・ 凝視して凝視して見てるうちに 見えない線が~ 見えてくる~ 見えてくる~ 見えてこない~ 私の検査薬との関係(笑)はいつもこんな感じでした。 でも今回は根拠は「悪阻」だけだった

          ㉙先生が喜んでくれた40歳不妊治療後の自然妊娠

          コラム:石垣島の「巻石」は着床の神様かもしれない

          🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。 🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています。 3人目の凍結胚盤胞移植が陰性に終わり、抜け殻症候群になっていた頃、もうすぐ出産のお友達に不思議なお話を聞きました。 結婚5年目にしてやっと授かり、もうすぐ臨月というお友達でした。 久々にランチをして、もうすぐ出産だね。本当に本当によかったね!!!って話をしていたら、 「実はね・・・人工授精をしばらく進めて、体外受精に進むしかないかと悩ん

          コラム:石垣島の「巻石」は着床の神様かもしれない

          ㉗「子供はできないんだよ」と口にした・・・それが奇跡の始まりでした。

          苦しくて長かった「不妊治療」が終わりました。 2人も授かることが出来て、クリニックにも、協力してくれた夫や、母にも感謝しているし、とにかく授かることが出来てよかったと思うけど、 『もしすんなり授かっていたら…』と思うと、 「経験したこと」 は 「経験できてよかった。」 とはやはり思えず… 「できるなら経験したくなかったこと」 であることは間違いないです。 メンタル超強くなったけど・・・ 夫婦の絆も深まったけど・・・ 子供達も「より」可愛いく感じるけど、

          ㉗「子供はできないんだよ」と口にした・・・それが奇跡の始まりでした。

          コラム:「妊活」≠「不妊治療」のジレンマ

          🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。 🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています 私の長い不妊治療記録も、残り僅かなのですが、ずっと気になっていた「妊活」と「不妊治療」という言葉について書きたいと思います。 ここ数年は、時代の流れとして、「妊活」という言葉が定着しました。 「実はなかなか子供ができなくてさ・・・」という以前は言い出し辛かった言葉も、(すぐに子供ができる前提の不妊治療前の話も含めて) 「今妊活中でさっ!」

          コラム:「妊活」≠「不妊治療」のジレンマ

          ㉖私はもう「不妊治療中」じゃない(燃え尽き症候群)

          凍結胚移植から7日後の判定日。 沖縄から通っていたので、不妊治療クリニック(加藤レディースクリニック)での血液検査ではなく、自宅での尿検査での判定でした。 前の記事はこちら。 加藤レディースクリニックの検査薬でうっすらとラインが出ました。 薄いラインじゃダメなんだと… 今となっては分かるんですが、その時はとりあえず ”着床” したことには間違いないんだ・・・と思って、焦る気持ちを抑え、いつも通りに…と平穏を装って過ごしていました。 今回は、上の子が小学校に上が

          ㉖私はもう「不妊治療中」じゃない(燃え尽き症候群)

          ㉕胸を張って挑んだ「ラストチャンス」

          コラムが続きましたが、いよいよ3人目の移植周期に入ります。 前の記事はこちら 3人目の移植だからといって、甲状腺検査が本当はクリアになっていないのに、移植に進んでいいものかと、「命」になるべく卵を、軽んじているんではないかと自問自答も沢山しました。 でも。 一番上の子が小学生に上がる直前の春休み。 私の年齢が40歳。 本当に本当に今がタイミングだと、これを逃したら色々な迷いが出てくるし、産まれてくる赤ちゃんを万全の態勢で受け入れることができるかどうかも含めて私自身

          ㉕胸を張って挑んだ「ラストチャンス」

          コラム:授かるプロセスをいいとこどりする(漫画ワンピースのノーランドの言葉を思い出す)

          🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。 🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています 書いておきたことがあるので、またコラムを挟みます。なかなか難しいテーマなのですが、「自然派」の方々について・・・。 俗にいう「自然派」の方々(私はアース系と呼ばせてもらっています) ・ふんわりとナチュラル志向の方、 ・反ワクチンの方、 ・界面活性剤NGで、髪の毛もお湯洗いの方、 ・牛乳や白砂糖NG、 ・徹底的なグルテンフリー、

          コラム:授かるプロセスをいいとこどりする(漫画ワンピースのノーランドの言葉を思い出す)

          ㉔「原因の可能性があるもの」を全てクリアにするのは本当に近道なの?

          コラムが続きましたが、本編に戻ります。 年齢は40歳。 不妊治療クリニックで凍結している残り「1つ」の凍結胚盤胞の移植周期に入ります。 最初に体外受精で授かった子がもう1年生にあがる年なので、もう平日に行くというのが厳しくなり、沖縄から通う為に、春休みを利用して日程を組み、生理周期3日目(D3)に久々に加藤レディースクリニック(以下KLC)の門を叩きました。 久々に行くと色々とシステムが変わっていて、その一つがまたすんなり運ばない、私への「壁」になるのでした…。 ・

          ㉔「原因の可能性があるもの」を全てクリアにするのは本当に近道なの?

          コラム:子宝の貝「タカラガイ」の不思議な話

          🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。 🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています 1人目の不妊治療をしている時、高校の友達が新婚旅行で沖縄に遊びに来てくれたことがありました。 新婚旅行だけお預けになっていたということで、沖縄と離島を回るプランの途中に私の所にも遊びにきてくれました。 ご主人がSUPだったかな・・・の体験に行っている間、数時間お茶をしました。 久々に会ったのでお互いのことはなんとなーくの感じでしか近況は知

          コラム:子宝の貝「タカラガイ」の不思議な話

          コラム:病院選びって「無理ゲー」じゃない・・・?

          🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。 🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています 時系列では3人目の移植前まで話が進んでいますが、コラムとして「病院選び」のことを書きたいと思います。 私はすべての病院選びを基本は「ネット」で行いました。 今は不妊治療についても発信している方も増えているし、こうしてブログを書いていても「ベビ待ち」のジャンルがあるので同じように悩んでいる同じ地域に友達と情報交換したりできるかもしれません。

          コラム:病院選びって「無理ゲー」じゃない・・・?

          ㉓3人目の体外受精はエゴ?(余剰胚のこと)

          陽性判定を受け、その後は沖縄で検診をし、 そして東京の「何人でも産みにおいで」といってくれた産院で (この記事参照) そして東京の「何人でも産みにおいで」といってくれた産院で (この記事参照) 無事に出産をしました。 39歳目前の38歳での出産です。 長い長い道のりでしたが、2人のお母さんになることができました。 この子と同じタイミングで採卵した「お迎え待ち」の凍結胚盤胞が残っているので、ずっとずっといつ迎えに行こうと、いつもこの卵のことを考えていていました。

          ㉓3人目の体外受精はエゴ?(余剰胚のこと)