見出し画像

㉙先生が喜んでくれた40歳不妊治療後の自然妊娠


前の記事はこちら


夫に妊娠検査薬を買ってきてもらい、検査をしました。

正直、今まで妊娠検査薬をウキウキしながら使用したことはありません。

いつも自信が持てなくて、きっと今回もダメだろうなと思って、目をぎゅっとつぶって、そーーーっと見て・・・

そして、「ない」線を無理やり探す・・・

凝視して凝視して見てるうちに

見えない線が~

見えてくる~

見えてくる~

見えてこない~

私の検査薬との関係(笑)はいつもこんな感じでした。


でも今回は根拠は「悪阻」だけだったけど、自分の中で確信があり、病院にも早めに行った方がいいなと思ったので、緊張もなく検査薬を使いました。

ものの1秒いや0秒でしっかりした線が浮き出てきました。

最後の凍結胚盤胞の判定日に検査をしたときには、

本当に本当にうっすらだった。

あーこんなにはっきり出るもんなんだなと。

トイレの中で、また、走馬灯のように色々な出来事を思いだしました。

夫に、LINEでそのことを伝え、初診は予約制ではないので、その足で県立病院へ向かいました。


前に担当してくれた先生で

「おおー〇〇さん、できたの!?できたか!できたかぁ。そうかぁ。できたか!〇〇さんすごいね。」

と何度も何度も感嘆され・・・(笑)

以前妊娠の初診で悔しくて涙したこともありましたが、

この記事

「〇〇さん。よかったねえ~」

「〇〇さん、胎嚢見えるよ」

「〇〇さん、ちゃんといるよ。」

「いや~〇〇さん、すごいねえ~」

と何度も何度も先生もニコニコで

本当に自分のことのように喜んでくれました。

そして、普通に次の予約を取って、無理に栄養あるもの食べようとか思わないで、口に入れられるものなら何でもいいからね。暑いから水分取ってね。と悪阻のアドバイスを受け、病院を後にしました。


過去2回の妊娠では、不妊治療の病院を「卒業」するまでが目標みたいな感じで、陽性発覚後も嬉しいけど、

まだ気は抜けない・・・

抜いちゃいけない。

お願いどうかお願い…

と妊娠発覚から人生ピンク色~今日からママ♬なんていう気持ちは全くなく、

とにかく大丈夫大丈夫。信じて信じて。と「卒業」まで過ごしてました。

でも自然に妊娠したら、初診のその日から、妊婦がスタートして先生が悪阻の心配をしてくれて、自分自身もデュファストンを飲むこともなく、

「HCGの数値 出産率」

なんて検索をすることもなく・・・

(もちろん安定期まで不安はあるけど)

ふんわりした気持ちだけで過ごすことができるんだなあ・・・

と私、今までがんばったんだなあ。

とぼんやりと考えていました。

前にも書きましたが、「不妊治療」に「意味」を求めて、考えたことが何度もありました。

私の人生において、この「不妊治療」との対峙はなんだたんだろうと。

もちろん、

夫との絆とか、子供たちのことをより可愛く思えるとか、

不妊治療を乗り越えた「こそ」の気持ちはあるけど、

不妊治療を

「経験する道」と、「経験しない道」が選べるなら、

迷うことなく、経験しない道を選びます。


あれ?生理遅れてる???

とドキドキしたり、

ふいにカフェとかで、オエッとなって。

まさか♡?と思ったり。

夫へ妊娠の報告のサプライズを考えたり。


私の思っていた「妊娠」の過程を経験したかった。

何より、

として、として、として、

日に日に自信を失くし、子供ができないなんて、

そもそも「動物」としてどうなの?!

なんてところまで自分を追い込んでしまった。

努力しても努力してもどうにもならず、身近な人の妊娠を喜べず自己嫌悪に陥る・・・

あの「絶望感」は人の「核」の部分の精神的ダメージな気がします。


私は1人目の子を授かるまでに、6年かかったので、動物としてどうなの?!というところまで突き詰めてしまったけど、でも、不妊治療をせず半年でできた友達だって、妊活中の毎月生理が来た時の落ち込み様は、同じようで。


当たり前に通る道と思っていた道だけに、そして、なんていうか「聖域」というか、努力しても、例えお金を積んでもたどり着けないという絶望感が「不妊」にはあるのだと思います。


だから、色々な辛い経験に意味を求めたりすることがあるけど、

本当に意味なんてなくて。

ちょっと風邪ひいた

同様の

ちょっと子供ができにくい。

という、それだけの事なんだと思います。


だから、私の個人的な考えで人それぞれだと思うけど、

今、悩んでいる人がいたら、

何でも試してみて欲しいし、

どんどんステップアップしてほしい。

色々な力を借りて、近道をしてほしい。

そして、今日が1番夫婦ともに若い日。

1日1日をご主人とも楽しんでほしい。


そんな風に思います。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

28歳 結婚を機に東京から沖縄へ

30歳 妊活スタート

    初めてのクリニック

    基本検査

    タイミング 4カ月

    人工授精 3ヶ月

    身体中に蕁麻疹

    大きい病院でMRI検査 

    両側に卵巣膿腫が見つかる

31歳 東京の病院で開腹手術

     沖縄に戻り経過観察

     無事生理再開

     排卵を確認

     病院に通わず妊活を再スタート

32歳 約1年排卵日チェッカーでの妊活をするもできず

     体外受精に踏み切る決断をする

     加藤レディースクリニック初診

     新鮮胚での移植が決まる

     自然周期で1つ採卵

     受精確認

     分割新鮮胚移植

     結果は陰性

     2回目の採卵

     結果は空砲

33歳  3回目の採卵

2個採卵→胚盤胞に 

     胚盤胞移植

     陽性判定(hcg89)

     KLC卒業 

     沖縄の病院で胎嚢・心拍確認

34歳  第1子出産

     ~胚盤胞1個 凍結中~

36歳  第2子目指し妊活スタート

     子宮ポリープ見つかる

     子宮ポリープ剥離手術

     凍結胚移植

37歳  結果は陰性

     採卵からスタート 

     2個採卵→2個胚盤胞に

     移植周期スタート

     子宮ポリープ再発 

     子宮ポリープ手術

     凍結胚盤胞移植

     陽性判定

38歳 第2子出産

    ~胚盤胞1個凍結中~

40歳 移植周期スタート

    甲状腺数値、再検査

    凍結胚盤胞移植

    尿検査で陽性?

    リセット 

    抜け殻症候群

    まさかの自然妊娠 

    病院で妊娠確定 ←リアルタイムではないですが今ココ

過去のおすすめ記事





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?