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2023にできるようになったこと・「素直に肯定する」「否定や愚痴とは距離を置く」

 感謝の気持ちを抱けるようになったわたしは、それと同時に、あるがままのものを素直に受け止め、そこから生じたポジティブな感情を大事にするようにもなった。

 綺麗だね、
 可愛いね、
 面白いね、
 気持ちいいね、
 すごいよね、
 賢いね、
 美味しいね、
 頑張ってるね、
 よく出来ているよね、

 などなど。
 何かを見聞きして、そんな賛美の感想が素直に湧き上がる。
 家に引きこもるのが性にあっているので、見聞きといってもほとんどテレビやネットの中のものだけど、以前よりおおらかに楽しんでいる。
 そして、「 へぇ~、すごいねぇ~! 」などと誉め言葉をあえて口に出すか、頭の中で言葉をはっきりと思い浮かべている。



 とはいえ、何でもかんでも楽しめるわけではない。
 どうしてもネタを笑えない芸人さんはいるし、わざわざ流血を前提とするようなスポーツは大の苦手だ。 
 それに、何でもかんでも信じすぎてはいけない。
 『 誰でもすぐに儲かる 』みたいな話にはもともと引っ掛からないし、政治政策でどう見ても効果的とは思えないものは、賛同に値するとは思えない。


 けれど、少なくとも文化的な分野のものは、何事も疑ったり否定してばかりでは、魂がひねくれてゆくだけ。

 仕事していた頃は、自分が忙しくて余裕がなかった。
 さらには外で言えない愚痴・悪口を自分の娘にグズグズと言い続けて捌け口にしていた毒親(実母)に育てられたこともあり、視野が狭く、人の粗ばかりに敏感で良い部分を積極的に捉えることがほとんどできていなかった。
 それを思えば、2023年の自分はだいぶ変わった。

 好みではないものを無理に好きになる必要はないけれど、どんな小さなことでも感心できる部分に気付いたなら、それはそれで一つの感想としてできるだけ尊重しようと心がけている。
 自分のアンテナが働いたら、それをとにかく素直に信じるのだ。

  
 


 その反動なのか、やたら否定的な意見、愚痴や人を見下す言葉、悪口ばかりを口にする人に、もやもやという漠然とした気持ちよりも、はっきりと嫌悪を抱くようになった。
 
 

 よく知らないのにすぐ否定する人間は好きじゃない、というより関わりたくない。

 例えばだけど、

『 こんなもの、どうせ造りが悪いに決まってる 』
『 そんなものを作っても、どうせ需要がない 』
『 どうせ金持ち息子の道楽でやってるにすぎない 』
『 年寄りが無理をしても痛いだけ 』
『 こんな料理、誰でも作れる 』

とか、何かの勝負ごとだったら

『 こんなの、影で金を渡してるに決まっている 』

などと、裏の事情を知っているわけでもないのに、あらゆるものをとにかく否定する見方しかできない性分の人達だ。

 せっかく物事を気分よく捉えようとしているのに、ネガティブな言葉を被弾して、こっちの運気まで下がりそう。
 こんな言葉しか言わない奴とは、縁を切った方がいい。


 また、ある時、カフェでコーヒーを飲みながら何か物書きをしいていた時のこと。
 すぐ隣のテーブルから、60代か、70代か、とにかく40代のわたしよりは完全に年上の女性お二人が、控えめに言って大変美しくない喋り方と言葉で、共通の知人か誰かのことを話している様子が耳に入って来た。
 途端に嫌になった。もちろん、わたしには全く関係の話だし、事情は知らないので悪く言われている方にも何らかの原因があるのかもしれない。
 けれど、それ以上に、『 せっかく外でお金払ってコーヒー飲んでいるのに、知らない人達の知らない人への言葉で、どうして自分が嫌な気分にならないといけないのか 』と苛立ちが込み上げてしまった。
 それ以来、外の飲食店を一人で利用する時は、絶対にイヤホンをしている。
 聞きたくないものが勝手に耳の奥に飛び込んできて、それに囚われるのはもう御免だ。
 

 自分の周囲にいる残念peopleの話を書き連ねても、それこそわたしがnoteで愚痴を書いているだけになりかねないので、この辺りでやめておこう。

 
 最近は、

『 嫌なものとは関わらない
 嫌なものとは距離を置く
 嫌なものとは縁を切る 』

と毎朝唱えるようにしている。

 せっかく、今はもっとしあわせに生き直すための努力を自分なりにしているのだ。
 心にもやつきを産み、穏やかな気分を台無しにするような人と関わることは、人生の残り時間を考えると何の意味もない。
 絶てる関係なら絶った方がいいに決まっているし、絶つのが難しければできる限り関わらない、距離を置く。
 そして、忘れる。

 そう決めて生きるようになった、2023年という年。




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