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話芸について(落語・講談・浪曲など)

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落語・講談・浪曲について思ったことを。
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#落語家

ガーシーと落語と。

は?っていうニュースが出てました。 「落語家の定義」というのは、実は難しく、落語を演る人…

ゴリさん。
1か月前
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第46回:思い出し笑い「interview 桃月庵白酒」(&ツルコ)

第46回:interview 桃月庵白酒*intoxicate vol.101(2012年12月発行)掲載 桃月庵白酒師匠、…

さようなら、オリーブの首飾り。

八月も下旬にさしかかったところ、松旭斎すみえ先生の訃報を耳にする。 ほとんどの思い…

三遊亭 司
10か月前
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蔵書アプリ

蔵書アプリというものを使っている。 これは読んだ本を記録するアプリで、 感想やなんかをメ…

「落語が大好きで良かった」を読みました。

令和5年4月9日、蒲郡市民会館での『蒲郡落語を聴く会』第209回例会・三遊亭兼好独演会は「のめ…

kanamyk
1年前
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芸を追いかけるのに、「遅い」なんて事は無い  柳家喜多八・笑福亭鶴志

この時代に「お笑い」を、「演芸」を好きで良かったと思う事がある。 録音、映像媒体の発達は…

師弟について シェアする落語・シケのメモ[3]

宮岡博英事務所とくれば、数々の素晴らしい独自性の強い演芸会の企画で有名で、僕もときどき足を運んでいる。ここでないと楽しめない演芸が、確かにあるのだ。 この『甦る米朝、甦る貞水 桂八十八・一龍齋貞橘二人会』という企画も素晴らしい。時間が合えば行きたい。 けどね、この記事のこの書き出しについては異議申し上げたい。 え。 談志って五代目小さんに似てましたっけ。 志ん朝って志ん生に似てましたっけ。 落語界に関して言えば、似てない師弟なんか昔から山ほどあるでしょうに。 落語

落語家の着物事情

落語家は着物をユニフォームとして着ています。普段着から着物の人は全体の2、3%でしょうか。…

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第一回 子ほめ

人間というのは悲しいかな忘れてしまう生き物。 たくさんの師匠方にたくさんの噺を稽古をつけ…

【日記】1/23 - 1/29

1月23日 月曜日 7時起床。入浴。 連日11時半の浅草演芸ホール楽屋入り。先師であ…

三遊亭 司
1年前
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生月島の夜 林家彦いち(落語家)

 隙を見ては旅に出る。仕事のついでに寄り道することもあれば、思いつきで飛び出すこともある…

三遊亭金翁師匠にお会いしました。

昨日は雑誌『そろそろ』の取材で、金翁師匠のご自宅に伺わせて頂きました。いつの記事になるか…

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落語家のネットラジオいろいろ

当たり前の話として、落語家は喋ることに長けているので、ラジオをやらせてもうまい。 故・橘…

[噺のネタ]17『たらちね』(笑いを取るか、噺の世界を描くか)

アタシはこれを聞いたとき声が裏返りました。 ‥‥ それについては、後ほど。 さて、前座噺でお馴染みの『たらちね』ですが、落語協会では2つの型が主流です。 1つは私自身もやっている柳家に多い型で、うちの師匠(市馬)から習いました。 そのほとんどは小里ん師から出ているそうです。 うちの師匠も小里ん師から。 言い立てが 「自らことの姓名は、父は元京都の産にして、姓は安藤、名前は慶三、字(あざな)をごこう。 母は千代女と申せしが、我が母三十三歳の折、ある夜丹頂の鶴を夢みてわ