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何歳になっても誕生日は特別な日

26歳になった瞬間は一人で、とにかく今までで一番寂しい誕生日だと思っていた。精神的孤独がねっとりと纏わり付き危うく涙が浮かび「こりゃいかん」と心を整えるために30歳までの目標を書き出していたらかえって楽しくなってしまい(車買い換えたいと思い始めて調べまくってたら夜が明けた)、結局寝不足のまま出社。26歳初っ端からやらかしている・・・


変わっていると言われることが多いけど、私は「歳をとりたい派」だ。見た目の若さには大きくこだわらない。そりゃ肌は綺麗な方が良いけど、歳を重ねて生まれるシワは大歓迎だ。そんなことよりも経験と中身の詰まった素敵な大人になりたいと昔から思って生きてきた。

JKブランドはたった3年間だからこそ大きく価値がある。子供と大人の中間を恥じらうことなく突っ走ることができる、限りある短い期間だからこそ『可愛さ』として評価されるのだろう。でもいつか「若さは限りがある」と気がつくだろう。そうなった時残るのは、養ってきた考え方と、培ってきた経験だ。私はそっちに重きを置いてきて、だから格好良い大人になりたいとずっと思ってきた。

それは自分より歳下に自分の失敗談を笑って話してあげられる様なそんな強さだと思う。ちょっとした導きになれればいい。私がたくさんのお兄さんお姉さん達に救われてきた様に同じことをしてあげられたらいいな。だから今はもがき、苦しみ悩み、頑張って生きようと思う。


そして、そんなことを考えていたら、友人達から「お誕生日おめでとう」のメッセージが届いた。確かに今一人で過ごしている。こんな誕生日は初めてで寂しくて卑屈になっていたけれどそうじゃない。私のことを覚えていてくれている友人達がいる。しばらく会えていなくても、それでもきちんと繋がり支え合えている。


全く寂しい誕生日ではなかった。今までで一番優しさを感じる誕生日だった。



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