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「私はあなたのことが大切です。」と伝える意味

私はよく"大切"を口にする。この場でも何度も使用してきた。類語が溢れかえり選択が可能、種類豊富で私たちの個性を作り出していく言葉に囲まれる中で、「好き」「大事」「特別」よりもどことなく穏やかで暖かく、愛おしさを表すのには"大切"が一番しっくり来るから私はこの言葉を使っている様に思う。

例えば「特別」は多くある中のうちの一つが秀でているイメージに対し、「大切」は特定ではなく全てを同じくらい・平等に思う気持ちの印象を受ける。そんな違いを吟味せずとも知らず知らずのうちに判断して言葉を選んできっと生きているんだと思う。

〜〜〜

何が一番特別か。誰が一番特別か。

それよりもあれもこれも皆んな同じくらい大切。この感覚が私のベースの考えにあり、それは女性社会では生き辛かった瞬間もあった。「親友」と言い一人の相手と腕を組み続けることよりも、たくさんの人達と輪になって話し合うことの方が好きだったけど、その分たくさん嫌われることはザラだったし、八方美人と言われる日ばかりだった。

仕事をする上で優先順位を考えることは当然のことだ。効率と最小のリスクで物事をそつなくこなし対応力が求められるけれど、生活はそうではないと思っている。愛しい人やものに順位なんて私はつけられないしそれが今の私の答えだ。せっかく手にした大切を自分から手放す様なことはしたくない。それは趣味に対しても、友人に対しても。

押し付けがましいと思われることもあるかもしれないけれど、私のきっとこれが愛情だと思われる感情を失いたくないから、そして、気持ちをしっかり伝えたいから、「私はあなたのことが大切です。」と素直に伝える様にしているのだ。


私の愛情が大切な人たちに上手く伝わっています様に。


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