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例えお金がかかっても躊躇わない物・ことを大切にする。



仕事帰りに駅中の本屋により文庫と新書を一冊づつ購入。まだ読み終わってない本のストックもあるため今日買った二冊は本棚にしまう。


今更ながらに気が付いたことは、少し値の張るお惣菜は割引になる時間を待つというのに、書籍に関してはあまり金銭的な部分を気にしていないということ。


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このアカウント名の「しいな」は本名だ。


よく名字だと思われることが多いが、下の名前が「しいな」。この由来は、両親が作家の「椎名誠」さんのファンでそこから名付けられた。そして本好きな両親のおかげで、実家の廊下は壁面全てが本棚という、今思うととても恵まれた環境で沢山の書籍に囲まれて20年間を過ごした。


家族で外食に行き、その帰りには必ず本屋に寄り、思い思い書籍を吟味し、それぞれが好きなものを購入する。そんな本好きの家族だった。幼い私は「はやみねかおる」の書く児童書が大好きで、夢水清志郎シリーズをほとんど制覇していたと思う。読むとワクワクが止まらない、続きが気になる、という感覚を初めて知ったのもこのシリーズだったと思う。


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あの頃よりも漢字が増えて、年相応の本を読めるようになった。ジャンルも変わったが今でも小説は大好きだ。そしてエッセイ本、ビジネス書、教養本、読む幅は広がり続ける。まだまだ理解できる分野は少ないが、興味を持ったら手に取るようにしている。


お惣菜や洋服にお金を惜しみなく出すことは躊躇ってしまうが、書籍と旅行に関しては感情を無意識で優先し、迷うことなく購入するのには理由がある。


書籍は昔から、何なら教科書を嫌々読んでいた時から、知らないことを教え続けてくれる。それが正しくても誤っていても、今まで思いもしなかった見解を提供してくれる。共感もあれば理解不能なこともあるだろう。


それでも読めば読むほど知識が増えて、そしてそれをアウトプットする機会を自ら作り出せば、それが経験となり、2000円の本の価格以上の価値が手に入るのだ。


旅行もそれと似た感覚で、行くまでのお金を貯める過程に苦しんでもその先、支払った金額以上のものが帰ってくる。知らなかった所へ行き、知らない人たちと出会い、知らなかった想いを持ち帰る。


それは経験でもあり感情でもある。



自分をいかに着飾るか、という外見的なことでなく、内面を強くたくましくしてくれる。そういった決してぶれないものだから、私は洋服よりも本を買う。たくさんのお化粧代も、お惣菜を買うお金も旅行費に充てる。



だって、外見格好いいのに、内面薄っぺらいとか、一番がっかりでしょう?


これからも自分の感情が向かう本を手に取っていきたい。


それは必ず成長するためのプロセスだと信じているから。



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