お別れと再会の一時帰国。人生で大切なものの教訓。
オーストラリア滞在記Day74〜84.
4/16〜26の10日間は、怒涛の日々でした。
突然の祖母とのお別れ、そして留学最後の授業、一時帰国、ワーホリ前から予約していたNissyのコンサート、、、もう一気にいろんなことが重なって毎日心も体もどこかにいっていました。
と同時に、オーストラリア生活で目の前のことだけにとにかく突っ走っていた自分でしたが、いったん立ち止まって「生きる上で本当に大切なものは何か?」を、教えてくれた気がします。
「家族、友、目の前にいる人、を大切にして生きる。」
「いつ何が起こるかわからない。今日も生きていること、大切な人がいることに感謝。人生一度きり。今のありがたみを感じて、今を丁寧に生きたい。」
こんな言葉が当時の10日間の日記の中で、何度も書かれていました。
少しだけピックアップして、ここに残しておきます。
4/16〜18:突然の悲しみから立ち直り、ラスト授業
ついに2月から10週間通っていた語学学校(一般英語コース)の授業が終わりました。
最後は先生にも友人にも恵まれて、すごく楽しかった。
何度もクラス変更を経て、やっとたどり着いた理想のクラス。
とにかく先生が素敵でした。
10人くらいの先生から授業を受けては違和感でクラスを転々としたけど、この先生は格が違かった!
他の先生にはなかった、独自のパワーポイントや意味のあるゲーム、テスト結果の分析を毎週まとめて渡してくれる、ダメな時は厳しく叱ってくれる、平等でわかりやすくて楽しい授業スタイル、、「仕事や生徒への強い想い」が感じられました。
最初からこのクラスに配属されている人は本当に羨ましいくらい、、素晴らしい先生には感謝です。
もしまた留学をするなら、まず私は「先生の口コミ」を調べます。
比較的評判の良い語学学校でしたが、実際のところ有意義な授業を受けられるかは、先生によって雲泥の差がありました。(過去の日記にて先生やクラス変更との奮闘模様も見れますw)
口コミを見たり聞いたりしてどの先生が良いのか分かったら、可否は学校によると思いますが、できれば入学初日のクラス分け前から事前に希望の先生を伝えておきます。
叶うかはわからないけど、動いて希望を伝えない限りは煙も立ちません♡
そして・・・実は16日に、祖母が突然亡くなり今までの勢いが消えました。
突然のことすぎて頭は真っ白、後悔、涙・・・ともう何が何だか。
でも、、ここで崩れても、誰にもいいことはない。
そう思い、シェアハウス中に響き渡るほど大声で泣き叫んだあとは「ちゃんと最後まで学校にいって最後まで楽しもう」と決心したんですが・・・やっぱり今までの猪突猛進的な勢いは取り戻せず。
でも最後までやりきれて満足です^^
不思議なことに、以前から4月20日頃に一時帰国する予定で航空チケットは既にあったんです。(Nissyの5周年コンサートのために。)不思議なご縁。
ワーホリ中だって、いつ誰に何が起こるかわからない。
日本でも海外でも。
だからこそ、1日1日、できるかぎり目の前のことを丁寧に、自分も周りも大切にして生きたいよね。
4/18〜22:一時帰国・お別れ
日本とオーストラリアは季節が逆で、生足にビーサンで帰国。
2ヶ月オースにいただけだけど、周りの目を気にしない感覚がちょっと清々しかった。笑
久しぶりの日本の空気感にワクワク、でもしんみりと、田舎にいる祖母の元へ向かいました。
祖母の最後のお顔をこの目で見れて、ちゃんとお別れができることに感謝。
今ここで、家族と一緒にいれることの幸せ。
いつ何が起こるかわからないこと。
おばあちゃんの温かい愛情と人情。
複雑な人生の中でも、幸せがあること。
教えてくれて、引き合わせてくれて、愛してくれて、ありがとう。
悲しみと同時に、せわしない日々の中でいつの間にか忘れていた大切なことを教えてくれました。
やだ・・・もう思い出すだけで号泣です。笑
帰路の途中、入院中の祖父の元にも訪れました。
実はおじいちゃんと会ったのもここが最後でした。
就職以来、遠くにいるおじいちゃんにはほとんど会いにいけなくなり、久しぶりに見た彼の姿は変わり果てていて、またしんみり。
仕事仕事仕事・・・で、大切なものをないがしろにしていた自分がにくいです。
でも、頑固さは変わってない様子で、ギュッと握った手は忘れません。
少し前まではピンピンしていたけど、何かがきっかけで突然変わってしまうことがある。
そんな、命のはかなさ。
「人生で本当に大切なものは何か?」
どんなに忙しくても、日々が流れるように過ぎても、それらとは比べ物にならないほどに、優先すべき大切なものがある。
つい忘れちゃいがちだけど、立ち戻る価値のあるものですよね。
私の教訓です。
4/23〜25:パワーオブ友
せっかく帰国したんだから会おうよと、大好きな友だちや当時の彼氏が会ってくれました。
あれこれ話したり、美味しいもの食べたりして、しんみりした気持ちもいつの間にか明るく。
異国の地に住むからこそわかる、大切なものの素晴らしさ。
心置きなく話せる人たちがいることの幸せと感謝を、改めて感じます。
そしてNissyのライブ2日間(プレミアム席&バック席)も最高に幸せギフトになって、愛情の伝わるエンターテイメントは一生の思い出になりました。
4/26:Re Restart
ワーホリ自体を「Restart:人生の再出発」と考えて、当初オーストラリアに来ました。
そしてまた再出国の日。
これはRe Restart:再再出発。
初出発の時と同じような寂しさと不安が湧き出てきたのを、今でも覚えています。
たった1週間の一時帰国でしたが、
「人の愛情」にたくさん触れた一時帰国でした。
5月からは、バリスタコースがはじまる。
大切なものを胸に、気持ちを入れ替えて、リスタート!