ブラックコメディ全開!パリピ学生VS強烈おばあちゃん「タイラー・ペリーの出たぞ〜! マデアのハロウィン」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(542日目)
「タイラー・ペリーの出たぞ〜! マデアのハロウィン」(2016) タイラー・ペリー監督
◆あらすじ
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マデアおばさんは17歳のティファニーがハロウィンパーティーで羽目を外さないように自宅でのおもりを頼まれる。心強い友人のバム、ハティ、ジョーと共にティファニーたちを見張るマデアだったが、自宅で様々な心霊現象に見舞われる。しかし、これら全てが学生たちのイタズラだったことを知ったマデアたちは生意気な学生たちへの反撃に打って出る。
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『パリピ学生たちに一杯食わされたおばあちゃん達がドッキリを仕掛けて仕返しする』
というコメディホラーです。
基本的にはブラックな笑いが散りばめられたマデアたちの会話や、オバケに驚いて慌てふためくおばあちゃんたちの画が見どころです。
ですが、全て学生たちによるドッキリとはいえ、一応ゾンビや殺人ピエロ、更には自宅で心霊現象が多発します。これが「コメディ映画だから全然怖くないな」と悠長に構えていると以外と喰らってしまいます。
現在、アマゾンプライムにてレンタルが可能です。
今作は「マデアおばさん」シリーズの9作目にあたります。
このシリーズは映画監督、脚本家、俳優など数々の肩書を持つタイラー・ペリー氏が監督、脚本、製作、主演を務める人気シリーズで、現在までに12作が発表されています。
今シリーズ以外の舞台や映画を手掛ける際は、黒人文化や社会の問題をテーマに扱うことが多く、特にアメリカの黒人女性層からの支持が厚いそうです。
タイラー・ペリー氏は主演であるマデアおばさん(メイベル•シモンズ)の他、ブライアン•シモンズ(ティファニーの父) 、ジョー•シモンズの3役を務めています。
3人ともタイラー・ペリー氏です。
ここまで来るともう御自身のライフワークというか、好きだからやってるという感じなのかもしれません。『この作品をヒットさせてやる』みたいな気負いがないからこそ、長年に渡って愛されるシリーズになったんだと思います。
日本ではあまり馴染みがありませんが、全然もっと流行っても良いと思います。下品な会話やブラックな時事ネタやジョークも多いですがウケると思います。個人的にはかなり好きな作品です。
ちなみに最低な映画を表彰するアメリカの映画祭であるゴールデンラズベリー賞の常連で、マデアおばさん役で最低主演女優賞を2度も獲得しています。それも含め面白いですね。
冒頭でも述べましたが、
今作は『ハロウィンパーティーに行きたいティファニーたちに一杯食わされたマデアたちがドッキリで仕返しをする』という内容で、ホラー要素は少なめです。
ですが意外とホラーの演出のレベルが高いので、がっつりホラーとして撮ってみても面白くなると思います。
基本的にはコメディなので、ハロウィンパーティーに乗り込んだマデアたちがパリピ学生に胸を見せて気分を害させたり、女装したおじさんに間違われて胸を揉まれてブチギレたり、若者に負けじと踊り狂ったりと中々にぶっ飛んでます。
ゾンビや殺人ピエロから逃げ回るシーンなども相当面白いですし、後半のマデアたちによる復讐はもはやドッキリのレベルを遥かに越えており、思わず「これはどう着地するんだ?」と前のめりで見てしまいました。
他のシリーズも配信しているようなのでホラーではありませんが、見ていきたいと思います。オススメです。
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