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[日記]ハロンタウンの母は祝ってくれなかった。
誕生日だった。
今朝、LINEをもらって思い出した。すっかり忘れていた。
私はもぞもぞと布団から這い出て、おもむろにNintendo Switch の電源を入れた。
プレイするのは、ポケットモンスター シールド。ゲームをスタートすると、ごくありふれた私という存在は、ガラル地方の大スター「ポケモンリーグチャンピオン」になる。
私はすぐにポケモンセンターへと向かう。
ガラル地方におい
[日記ではない]壁になりたい。
人と居るのは好きだが、会話は苦手だ。
うまく喋れているだろうか、失礼なことを言ってしまったのではないか、今言われたのは冗談だったのか、本気だったのか。要らない深読みが私の口を塞ぐ。
もうやめにしたい、気を使うのも使われるのも。
そうだ、
壁になりたい。
壁になればいいのだ。壁になって一方的に他人を見たい。
小学生たちが夏休みにスマブラやってる部屋の壁になりたい。
[日記]今日は蝋燭を燃やす。
昨年末、友人にキャンドルを貰った。
キャンドル。人生に於いてこれほど実用性が無い物があろうか。暖を取れるわけでもなければ、灯りになるわけでもない。それを貰った時、正直私は「いらねー」と思っていた。「いらねー」と思ったので、私は友人に「ありがとう!」と伝え、帰って即、部屋の隅に放り投げた。
貰って数ヶ月後、私は汚い部屋からそのキャンドルを発掘した。火をつけてみようと思ったのは、たまたま
[日記]うんこのことしか考えていない人間がカレーを作る。
うんこのことしか考えていない。なぜならうんこが嫌いだからだ。
人間、嫌いなものほど気になってしまう。痰吐き爺、マナーの悪い犬の散歩、そしてうんこ。毎日うんこと顔を合わせることが苦痛だ。うんこ。うんこが嫌いだ。
子どもはみんなうんこが好きだ。うんこのドリルが出れば食いつき、うんこミュージアムが開催されれば嬉々として出向く。うんこと言えばウケると思っているし、実際にウケる。
私もか