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しばイッヌ展覧会

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2020年12月の記事一覧

たぶん、大みそかは死ぬまでずっと大好きよ。

変なところで大みそかの強大なる力を感じた。 筋トレの効果を左右する条件に「もう無理!と思ってからの3回をいかに絞り出すか」という要素がある。 限界からさらに追い込むことで筋肉にその必要性を感じさせ、成長をうながすのだね。 たとえば、筋トレを表現するアイコンは、必ずといっていいほどダンベルを持って腕を曲げている姿だと思う。 あれを「ダンベルカール」というのだけど、まさに今日はそのトレーニングをやっていて、いつもならこの「最後の3回」を絞り出すのに「これが終わったら寿司!」

1日生きることを花が一輪咲くことに例えたら、12月31日は365本の花束を手にしてるってことですね。

とうとう12月も30日。 そう、小晦日です。 大晦日の前の日だから小晦日と名付けられたのです。 大晦日と書いて「おおみそか」と読むのなら、「小晦日」は「しょうみそか」?「こみそか」? いえ、「こつごもり」です。 なんだよそれ。 あーなんかやっぱり年末ってせつないー。 時間って1秒たりとも待ってくれないんだなーってことを特に強く思わされる。 「ほらほら、あっというまに2021年だぞーう」とプレッシャーをかけてくる。 いや、しかたないんだけどさ。 人は時間ってやつをずっしり

年末は好き。でも毎年、正月を迎えると虚しくなる・・・。

年末は楽しい。 心おどる。師でもないのに走りまわっている。気持ちが。 一年を過ごした達成感と充実感で、テンションが上がる。 だから「今年もお世話になりました。ありがとうございました」なんてセリフは、ふだん大して話さない同僚にでもパカスカ言えてしまう。 でもじつは、正月は虚しい。 こんなこと、正月を迎えてから書いたら、なんとなく見る人の運気を下げてしまうんじゃないかと思うので、いまのうちに書きます。 虚しい理由は分かってる。 元旦を迎えると「またイチからか」と思って気が滅

そりゃおじいさんも怒るよね。という事故を見た。

会社帰りに横断歩道で青信号を待っていたら、反対側の道路で事故が起こった。 交差点の手前で赤信号になって停車したバイクがいた。小型のバイクで、運転手は6~70代くらいのおじいさんだった。そのバイクの横を、停まるつもりのないスピードの車がブーン!と通り過ぎ、その際にバイクの横側に接触してしまった。 接触、といっても音は「バーン!」と交差点全体に響きわたる大音量だったし、おじいさんは瞬時に右足を抱えて痛そうにした。 当然、車はバイクに触れたことに気づき、急ブレーキで停まったの

「時は金なり」って、「時間<お金」ではなくないかい。

運転していると、福山雅治さんのラジオで「節約と倹約の違いはなにか」という話題が聞こえてきました。 アシスタントさんが出した答えは「節約はお金だけではなく時間やエネルギーにも使われることば。倹約はお金に限ったことば」とのことで、たしかにそうだ、と思った。 ここでふと「時は金なり」ということわざを思いだした。 学生の頃、夏休みに実家でダラダラしていると親から「時は金なりだよ!」「タイムイズマネー!」と臀部を蹴られることがよくあった。 辞書では、 《Time is mone

夏のナッツで千葉のビーチがワイキキになった記憶。

実家から「食塩不使用ミックスナッツ」が大量に送られてきた。 co-op(生協)の商品で、手のひらサイズの袋にアーモンド、カシューナッツ、くるみ、などなどが配合されている。それが20袋くらい入った箱。油も塩も入れてないのに、素材のうまみだけでたしかにうまいです。 わたしは「ナッツ」と聞くと、必ず思いだす記憶がある。 20代の頃、数年間だけ千葉に住んでいた時期があって、友人と3人で海に遊びにいったときのこと。 海水浴シーズンが終わりかけでそんなに混んでいなかったが、水着のお

わたし、100人に1人の逸材なんです。

むかしから虫歯になったことがない。 なにか特別な予防をしているかといえば、そうでもない。 歯磨きは朝、夜。いちおう、ソニッケアーは使っているくらい。 それでも、念のため半年に1回くらいのペースで歯科検診に行っている。 治療をろくにした経験がないので、歯医者はどこでもいいやと思っていて、今日は奥さんオススメの歯医者を訪ねてみた。 一生を通して、たぶん歯医者は10件くらい回っている。こだわりがないから、そのとき住んでいる場所や人のオススメなどですぐに変えてしまう。 そして

時間を守らない業者にも飲み物をさりげなく渡す。そういうものにわたしはなりたい。

宅配便がこない。 12/21の記事で、日にち指定をした荷物がこなかったことを書いた。 その再配達依頼をした荷物だが、またこなかった。 ちなみに再配達は12/24のAM指定。 「今回はくるよね」「まさか2度もこないとかないよね」とドキドキしていたら、12時過ぎても本当にこなかった。 しかたないので、まずは営業所に連絡して状況の確認をしようと思った。 べつに「まあそんなこともあるよね」と達観はできていない。「来たかな」「来たかな」と玄関の物音に3時間近くも気を取られ続け、

「イブイブ」を編みだした日本人のそういうとこ、ステキだと思うよ。

そういえば12月23日って天皇誕生日じゃなかったっけ?と思ったら、新しい天皇陛下が即位されているので、そのタイミングで2月23日に変更されていた。 そして今日は「イブイブ」じゃないか。 なんか最近、イブイブってあんまり聞かなくなったような。 そもそも、クリスマスって25日が正真正銘の本物で、クリスマス・イブというのは正しくは25日の夕方(イブニング)のことを指すみたいよ。本当はね。 ここから先はわたしの予想だけど、クリスマス文化が日本で流行りはじめたとき、そうはいっても

「偶然」は、ちょうどよい量で世の中にひそんでいるね。

三菱UFJ銀行の頭取に「半沢」さんが決まったらしい。 ドラマを観ていた人なら、ちょっとにわかには信じがたいニュース。 あらためて思う。偶然ってすげえなあって。 偶然の力たるや恐るべし、と言わざるをえない。 半沢さんという銀行員が実在するのは、まあ分かる。 でも、三菱UFJ銀行という合併によって生まれたメガバンクに勤務して、しかも「頭取」にまでなれる半沢さんは、世界広しといえどそうはいないはず。 でもね、なんだって世界にはこんなにも設定が整った偶然がなにくわぬ顔でひそんで

猛吹雪、上から降るか、下から降るか。

宅配便がこない。 日時指定をしているのに、まったくこない。 近ごろの東北は猛吹雪。風が強くて、降ってる雪と降った雪が揉みくちゃになって舞っている。 しかも年末。しかも日曜。 おそらく、宅配業者は猛烈に忙しいんだと思う。 結局、なんの連絡もなく、22時頃に配達状況が「不在のため持ち戻り」と更新されて終わった。 注文した通販サイトの配達指定日を何度も確認し「あれ?あれえ〜〜?」と戸惑ったが、今さらどうしようもないので、窓の外でビュービューふき荒れる吹雪の音を聴きながら、寝た。

左の内ポケットに国語辞典を入れていた3年間。

いつでも胸に、ことばを抱いて。 高校生のとき、ブレザーではなく学ランだった。 学ランには内ポケットがあって、わたしは3年間そこに「国語辞典」を入れていた。 なので、一行目の文章は別に抽象的に気どってみたわけではなくて、文字通り、左胸の心臓の前に大量の日本語をかかえてわたしは電車に乗ったり、チャリに乗ったりして通学をしていた。 わたしの学生時代は、やっぱりちょっとアンバランスだったというか、まじめと不真面目を自分のなかに共存させようとしていて、それを個性にしようと必死だった

おあいそ、お願いしまーす。

いきつけの寿司屋にて。もちろん、回るほうの。 そこにはNさんという、あんまり愛想のよくない店員さんがいる。 歳のころは40歳前後の女性。動きはキビキビしているが、いつもぶすっとしている。「いらっしゃいませー・・・」と声もけだるい。 忙しいとか、ヒマとか関係ない。いつも同じ。 最初は「なんて不愛想なひと」と驚いたけど、何度か通ってるうちに悪気もなさそうだったので、今はあんまり気にしなくなったつもり。 接客業のツラさも分かる(ていうかわたしも接客業だし)。 ただ、回っている

たとえすれ違ってでも、気を遣って生きる人たちの美しさ。

アメトークを観ていたら「相方にずっと言えないことを告白」というコーナーがありまして。 スピードワゴンの小沢さんが「新幹線で潤(相方)が隣の席だったとき、他の芸人と席を変わるのがさびしい」というエピソードを話されていました。 そのあと、相席スタートのケイさんが「現場が終わって駅に向かうとき、マネージャーと3人なら一緒に駅に行くが、山添(相方)と2人のときだとバラバラで帰っている。昔は一緒に帰ったのに。それがさびしい」というエピソードを話されていました。 しかも泣きながら。で