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時間を守らない業者にも飲み物をさりげなく渡す。そういうものにわたしはなりたい。

宅配便がこない。

12/21の記事で、日にち指定をした荷物がこなかったことを書いた。
その再配達依頼をした荷物だが、またこなかった。
ちなみに再配達は12/24のAM指定。

「今回はくるよね」「まさか2度もこないとかないよね」とドキドキしていたら、12時過ぎても本当にこなかった。

しかたないので、まずは営業所に連絡して状況の確認をしようと思った。

べつに「まあそんなこともあるよね」と達観はできていない。「来たかな」「来たかな」と玄関の物音に3時間近くも気を取られ続け、じゅうぶん気持ちが悪い。

でもね、分かる。分かるよ。クリスマス、年末、巣ごもり需要、で物流は超絶大変だよね。その恩恵には普段からお世話になってるわけだし。
そして、この「分かるよ」って感覚を持ってしまうと、こんな事態になっても素直に「おいコラあ」とは怒れない複雑な気持ちモードになる。

さらに押しよせてくる感情は、連絡したとき「忙しいことを理由に、謝罪のことばも無しに対応されたらどうしよう」というよく分からない不安。

そのときは怒るべき?と考えたりもするが、そういう対応をする人に怒っても、満足な反応は100%返ってこない。ただ怒りが増幅するだけで得策じゃないことは長年生きてきて、もう知ってる。

いまの最大の目的は「荷物が届く」だ。そこを忘れちゃいけない。
感情や不満をグッと抑え、ドライバーの電話番号を訊いて、直接かけあおうと思った。

不安は的中・・・せず、連絡先の営業所の女性や担当ドライバーは丁寧に謝りながら対応してくれた。
「5~10分」で行ける場所にはいる、とのことだったから、なんとか無事に問題は解決する。

そう思うと「ドライバーさんに飲み物でもあげようかしら」と考えだした。
奥さんの親せきから山ほどもらったペットボトルのウーロン茶がある。
でも同時に「こんな仕打ちを受けた客からもらう飲み物って、逆に怖いと思われるかな」とか、そんなことも考えだした。

やってきた若手のドライバーは「おそくなってすみません」と言いながら荷物を渡してくれた。

わたしはウーロン茶を渡せなかった。

「おー、おせえよー。まったく、ちゃんとしてくれよー。・・・でも、あんたらも大変だよな。いつもありがとな」

こんな感じでワイルドにいきたかったのに。
これがなかなかできないんだよなあ。

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