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2022年ベストトラック トップ50

今年聴いた曲で良かった曲を50曲選んでランキング化。継続的に好きな人たち、久々に再会できた歌たち、そして初めての出逢いまで。全部格別だ!


50位 水曜日のカンパネラ「モヤイ
いかに勝手なことを楽しく言えるか勝負な水カンの曲の中で妙なエモさが光る。時を超え、都市に舞い戻った水カンとモアイを重ねちゃうからかな!


49位 STUTS「タイミングでしょ(feat. Awich)
あれこれもやもやと考えてしまうその逡巡そのものがリリックに成り代わったような、もどかしい想い募る言葉たちがさえない夜にそっと寄り添う。


48位 LAUSBUB「Wind City
言語とリズムが一体となって迫ってくる捉えきれない冒頭から、急激に歌へと振れていくシーン転換の気持ち良さ。黙々と踊りたくなる没入感がある。


47位 坂本慎太郎「ある日のこと
のどかであったかく、なんだか可愛らしさと丸っこさがあるけど、逃れられない不気味さと怪しさ。口ずさみたいメロディの中に、確かな死を想う。



46位 カネコアヤノ「わたしたちへ
残響を多く取り込んだ音像と意志の強いメロディ。今までにない凛とした切味があり、最後もノイズで飲み込んでみせる。次のフェイズが見える1曲。



45位 ネクライトーキー「君はいなせなガール(feat.日本松ひとみ)」
ex.東京カランコロンのせんせいが久々にメジャーシーンに帰還。和やかだけどハリのある歌声は、ボカロ仕込みのモータウンポップにもびったし合う。



44位 七尾旅人「ドンセイグッバイ(feat.大比良瑞希)
人と人とはどうしようもなく出会いながら生きていくしかなく、離れたとて出会ったことは変えられない。美しい二声の絡まりが愛しい繋がりを描く。


43位 adieu「夏の限り
柴田聡子の作詞作曲。軽やかに流れていくノスタルジックなメロディと少し怖さを感じる"不在"の恋慕。大人でも分かってあげない一篇の別れが滲む。



42位 私立恵比寿中学「さよなら秘密基地
変わることのないと信じた世界もいつしか同じでいられなくなる。エビ中はその物語を引き受けてきたからこそ、この楽曲に鮮烈な説得力を持たした。



41位 04 Limited Sazabys「Honey
パワーポップライクな太いボトムと、かわいげを振りまくメッセージ。ライブカルチャーとラブソングを重ねた歌詞も今彼らが歌う必要があったのだ。


40位 odol「三月
そっと触れただけで壊れてしまいそうなほど、優しく積み上げられた音色の一粒一粒が身に染みわたっていくような。静かに噛み締める旅立ちの1曲。


39位 黒子首「水面下の太陽
色んなタイプの曲を作ってるバンドだけどまさかここまでジャストなサマーチューンを作れるとは。ポカリやシーブリーズを連想するしかない逸品。



38位 UNISON SQUARE GARDEN「kaleido proud fiesta
蜜月関係のアニメタイアップ、ここぞ!で飛び出す絢爛豪華なアレンジと無敵になれそうな勇敢さに満ちたメロディ。目の前が晴れていくような眩さ。




37位 ずっと真夜中でいいのに。「夏枯れ
ファストなキラーナンバーが多めの中、たっぷりとしたリズムにスチールパンの音色も散らしたメロウな名曲。独特の"乾き"が妙に郷愁を誘っていく。



36位 ELLEGARDEN「Strawberry Margerita
再始動第2弾シングル。ザクザクと興奮を煽るイントロ~Aメロから一気にサビで飛翔する爆発力!僕らのエルレがビカビカのフルボディで帰ってきた。




35位 サニーデイ・サービス「風船讃歌
にっこにこの顔でサニーデイの3人がこっちに向かってくるみたいな、頼もしくって明るいエネルギーにクラクラしちゃう。間違いなく新たなアンセム。




34位 クレナズム&クボタカイ「二人の答え
もはや当たり前になりつつあるロックバンド×フィーチャーラッパーというコラボ曲の中でも、トップクラスの融和性かと。キラキラした鋭さがある。




33位 ROTH BART BARON「赤と青
淡々と刻まれるメロディと柔らかく紡がれる三船雅也の歌声は、ロットらしい壮大さは控え目だけれども、新鮮なミニマルさと温かみに溢れている。




32位 関取花「ねえノスタルジア
のどかなフォーキーさが強みだと思っていたけど、切迫した疾走感と胸締め付けるファルセットを活かした異様な名曲を生んでいた。見逃せない才気。


31位 lyrical schol「The Light
掻き鳴らされるギターと、ストレートなボーカルパートが他の曲を超えてインパクトを残す。ラップスキルのみに表現力を留めない選択に拍手を。



30位 パスピエ「微熱
どこまでもトリッキーに作り込めるバンドだが、実にシンプルに歌とメロディにフォーカスした1曲。切々と、ままならぬ世界を涙目で見つめている。



29位 クリープハイプ「愛のネタバレ
昨年のアルバム以降アレンジの制約が解き放たれた結果、豊かなピアノの調べが彩るロックバラッドに。言葉遊びに隠された苦味が舌を撫でていく。




28位 森七菜「かたつむり
佐藤千亜妃×福岡晃子×河野圭のオルタナティブな風味のロックナンバー。低く掠れた声の魅力を引き出してる。憂いを帯びた歌唱もこの上なく似合う。




27位 tofubeats「REFLECTION(feat.中村佳穂)
ドラムンベースと躍動的な歌唱もさることながら、鏡に映る自分を通してしか自分の姿を知ることができないという現実に向き合った歌詞の美しさよ。




26位 Homecomings「アルペジオ
《君のことを知るたびに 世界をひとつ分かって》とは今年のベストフレーズかもしれない。生活とはいつだって小さな尊さの積み重ねなのだと思う。



25位 My Hair is Bad「歓声をさがして
何が好きなのか、それすらも誰かに決められそうな息苦しい時代に僕らが何を選んだっていい、何にドキドキしたっていいと歌ってくれる頼もしさよ。




24位 ユカリサ「Signal
架空のアニメのOPテーマとして作られた1曲。なつやすみバンドでは初期以降なかなか聴けなかった“疾走感ある曲調で歌う中川理沙”で歓喜した。




23位 くるり「八月は僕の名前
ピアノもギターも滑らかな実にオーセンティック。良い歌を丁寧に編める強さ。そのほかのリリース含め、2022年は歌モノを磨くタームに入った様子。




22位 橋本絵莉子「宝物を探して
チャットモンチー時代から数えても最もポジティブな曲を言える。日常を綴り、音源を作り、心が解き放たれる日々に生まれた、素敵すぎる冒険譚。




21位 坂東佑大「声よ(feat.塩塚モエカ)
気鋭アレンジャーによるドラマ主題歌。尖ったサウンドと塩塚の荘厳な歌唱が織り成す切実さ。冷たい世界を彷徨うような不確かなビートが心地よい。




20位 おとぎ話「DEAR
サイケデリックに揺蕩いながら恋心を煮込んでいくような切なくてかわいい1曲。Aメロの詩をほぼ1フレーズで押し切るのもモヤモヤ感が募ってて良い。



19位 スカート「窓辺にて
じっくりと逡巡し、日が暮れどなおその空虚さに浸っている淡い時間。その永遠を、わずか3分半で表現し尽くす手腕。これぞ職人、これぞ芸術家だ。





18位 あいみょん「初恋が泣いている
サビのメロデイを際立たせるために全てがあるかのような1曲。間違いなく新しい曲、なんだけどずっとそこにあり続けたようなエバーグリーンな響き。




17位 フレンズ「crusing memories
何度も何度も夜を泳ぎ、何度も何度も恋をしてきたこのバンドの歌たちまでもが、ひとつの思い出に変っていくような。フレンズユニバースの最新形。




16位 星野源「喜劇
かつて彼が綴った苦しくもおかしい生活の気配をモダンな音像でリブートしたかのような温かい1曲。笑ってふざけながら常識をほどいていく佇まい。



15位 レキシ「マイ草履 feat.にゃん北朝時代
カネコアヤノをゲストボーカルに招いたソウルフルなバラード。この歌詞をマジで歌う可笑しみもあるのだけど、それを超えてくる気迫がここにある。


14位 633「Million
他の楽曲は英語詞のエモ曲だけど、この曲は日本語混じりの大きなナンバー。こっぱずかしくなるような祈りもこの勢いなら出せる!ってピュアさ。




13位 SAKANAMON「MAD BALLER
まさかのストリングスアレンジ、なのだけど基本デザインは無骨なギターロック。"輝く泥団子"という最高の題材にして、最高のサビ合唱を聴ける。



12位 ハンブレッダーズ「
漠然とした前向きさってちょっと彼ららしくないのかも、だけどもそういう曖昧な希望をもって駆け出したくなる瞬間を肯定したっていいはずなのだ。



11位 リーガルリリー「ノーワー
苦しさを飲み込み、そして嘔吐する。全く違う時期に作られたはずが「エルピス」ともシンクロする魂。アーティストが時代を読みきった1曲だろう。



10位 羊文学「光るとき
歴史作品のテーマソングとして《最終回のストーリーは始めから決まっていたとしても》と歌える気概と、見事に溶け合うサウンドメイク。澄んでる。



9位 ASIAN KUNG-FU GENERATION「出町柳パラレルユニバース
人それぞれにアジカン印とはあると思うが、個人的にはこれぞまさにジャパニーズロック代表の音。ユーモアと情熱がぶつかり合う、本気の遊び心。



8位 東京スカパラダイスオーケストラ「紋白蝶 feat.石原慎也
スカパラのボーカリストシリーズって、その人の旨みを引き出すのが役割と思うのだけど、その近年の最高峰。艶と泥臭さ、このポテンシャルだよ。



7位 For Tracy Hyde「Friends
重たい楽曲が多いアルバムの中、ひときわ清廉なアコギが胸を締め付ける1曲。たとえ忘れたとしても心の奥に氷漬けになった記憶を溶かすような。




6位 Base Ball Bear「海になりたい part.3
これまで何度も解釈され直してきた「海になりたい」という言葉を、真っ直ぐに音楽へ注いだ1曲。青春の延長にある人生と表現をベボベは止めない。




5位 Official髭男dism「ミックスナッツ
トップスピードしか出さない破壊的なアンサンブルで大いに暴れまくってもちゃんとポップソングになってる。J-POPの覇者が起こした痛快すぎるバグ。


4位 BBHF「バックファイア
青春の渦中で歌を届けてきたバンドが生まれ変わり、人生の渦中から青春を切り取って歌うようになったその1つの結実。淡く美しい記憶と未来への旅。


3位 春ねむり「生きる
否応なしに鼓舞されるイントロから、息をのみながら受け止める生命のアジテーション。谷川俊太郎を引き連れながら、この時代を撃ち抜いていく。


2位 柴田聡子「24秒
彼女の書く詩は飄々として掴みどころがないのだけど、この曲は煙に巻きそうな瞬間で命と祈りが顔を出す。そして戻らない時間を思い涙が出るのだ。


1位 ヒトリエ「ステレオジュブナイル
もういいよってくらい繰り返すサビも、エモーショナル過剰なメロディも全部全部がロックバンドを営む誇りに繋がってる。2022年ギターロック代表。


《2022年ベストトラック》

1位 ヒトリエ「ステレオジュブナイル」
2位 柴田聡子「24秒」
3位 春ねむり「生きる」
4位 BBHF「バックファイア」
5位 Official髭男dism「ミックスナッツ」
6位 Base Ball Bear「海になりたい part.3」
7位 For Tracy Hyde「Friends」
8位 東京スカパラダイスオーケストラ「紋白蝶 feat.石原慎也」
9位 ASIAN KUNG-FU GENRATION「出町柳パラレルユニバース」
10位 羊文学「光るとき」

11位 リーガルリリー「ノーワー」
12位 ハンブレッダーズ「光」
13位 SAKANAMON「MAD BALLER」
14位 633「Million」
15位 レキシ「マイ草履 feat.にゃん北朝時代」
16位 星野源「喜劇」
17位 フレンズ「crusing memories」
18位 あいみょん「初恋が泣いている」
19位 スカート「窓辺にて」
20位 おとぎ話「DEAR」

21位 坂東佑大「声よ(feat.塩塚モエカ)」
22位 橋本絵莉子「宝物を探して」
23位 くるり「八月は僕の名前」
24位 ユカリサ「Signal」
25位 My Hair is Bad「歓声をさがして」
26位 Homecomings「アルペジオ」
27位 tofubeats「REFLECTION(feat.中村佳穂)」
28位 森七菜「かたつむり」
29位 クリープハイプ「愛のネタバレ」
30位 パスピエ「微熱」

31位 lyrical schol「The Light」
32位 関取花「ねえノスタルジア」
33位 ROTH BART BARON「赤と青」
34位 クレナズム&クボタカイ「二人の答え」
35位 サニーデイ・サービス「風船讃歌」
36位 ELLEGARDEN「Strawberry Margarita」
37位 ずっと真夜中でいいのに。「夏枯れ」
38位 UNISON SQUARE GARDEN「kaleido proud fiesta」
39位 黒子首「水面下の太陽」
40位 odol「三月」

41位 04 Limited Sazabys「Honey」
42位 私立恵比寿中学「さよなら秘密基地」
43位 adieu「夏の限り」
44位 七尾旅人「ドンセイグッバイ(feat.大比良瑞希)」
45位 ネクライトーキー「君はいなせなガール(feat.日本松ひとみ)」
46位 カネコアヤノ「わたしたちへ」
47位 坂本慎太郎「ある日のこと」
48位 LAUSBUB「Wind City」
49位 STUTS「タイミングでしょ(feat.Awich)」
50位 水曜日のカンパネラ「モヤイ」


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