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YATSUI FESTIVAL2022をニコ生で観た

毎年、2会場くらいニコ生で中継されていてそれも嬉しかったのだけど2020年のオンライン開催を経て複数の配信フォーマットによるインターネット上のサーキットイベントを成立させてしまったやついフェス。今年は前年よりも更に増え2日間併せて9チャンネルのニコ生配信がDAY1は7/18まで、DAY2は7/19まで、プレミアム会員であればアーカイブで観れるという。こんな素敵な事態を放っておけず、良いアクトをチョイスして感想を書いてみた。


DAY1
O-EAST

サニーデイ・サービス
曽我部さんはやついフェスの看板ミュージシャンなのでお馴染み。一曲目に、その前の出番だった芸人のやす子が好きだと言ったことで「青春狂走曲」が放り込まれていたし、「コンビニのコーヒー」「春の風」「セツナ」の破壊コンボも決まりきっており、お祭り感と表現のバランスが最高。最後は「若者たち」。なんだかこのフェスの大人の青春感を象徴しているよう。



眉村ちあき
大熱中していたけど最近のメジャー編曲がやや合わず今回のツアー参加も見送っていたので久々に。いやめちゃくちゃイイのよ、、!全くもってパフォーマンスが垢ぬけない、ゲラゲラぎゃははの衝動ぶつけライブで。「顔面ファラウェイ」超いいし、「大丈夫」もしっかりと届いた。「二―ゼロに―ゼロ」も祝祭の場で歌われるとより刺さるなぁ。生で体感したくなった。



O-WEST


ぷにぷに電機
初めて観た。顔出ししてるとも思わず、というか顔出ししてるタイプのネーミングかい。ネオ渋谷系とも呼ぶべき、ある種のリバイバル感がとても聴きやすい。ドラムが元パスピエのやおたくや、ギターとベースはラブリーサマーちゃんバンドのメンバーなど、意外なところとの交差感が良かった。



Have a nice day!!
コロナ禍の雪解けを知るにはうってつけなモッシュピット職人。去年のボロフェスタ配信以来にライブ観たけど、だんだん復活してる感じが間違いなくあった。前方直立ジャンプ勢、そしてここでは書きづらいステージとフロアでの仕掛け合いもあったり。誰かが始めないと誰も始めらんないよな。



Helsinki Lambda Club
森道市場でご飯食べながら流れてくる音を聴いてたのだけど、しっかりも観ようと思いまして。ゆるやかな部分とガチッとダイナミックにキメにくるところが自然に繋がっていてそれが面白い。拳を突き上げたくなった。




O-nest

秋山璃月
昨年デビューの若手。「勝手な彼女」という素晴らしい曲があり、それがカジヒデキmeetsおいしくるメロンパンみたいな独自性があって好きだったのだけどバンドセットはかなりアグレッシブ。アッパーな曲も多くて今後の方向性が楽しみ。歌声もそうだけど目つきがイイ。



ゆうらん船
大ハマり中のバンド。『MY REVOLUTION』からの曲はまだ控えめだったけど、やっぱ「サブマリン」が名曲すぎる。今年聞いた過去曲の中で1番好きかも。なんでこんな妙なデザインのバンドなのに普通に良いメロディなんだよ!と。35分の出番でも隙のないサイケな時間だった。あと見る上での注意点としてベースの本村くんが発する奇声にびっくりしないように、とだけ。




7th FLOOR

高井息吹
グランドピアノがステージに常設されており、そこでの演奏。歌力がすごい。音源はアレンジャーの豪華さが話題に出がちだけど、この人は歌声。超自然的なところにタッチしていく。ファルセットで宇宙まで飛んでいける。



グソクムズ
ライブ映像は初見。割とまだ世に出たばかりなはずだけど、いぶし銀な雰囲気がそこかしこに漂っていてとにかく落ち着く。パブみたいな会場装飾にもマッチした、妙に渋くてフォーキーな歌謡感。ずっと口ずさんでしまう・




DAY2
O-EAST

忘れらんねえよ
久々に観たけど全然変わってなくてとても良かった。もうさほどルサンチマン全開なものに惹かれなくなったけど心のどこかで、ここまでありありと剥き出しにできる人に憧れている節もあるなぁ、なんて思う。


RIP SLYME
色々あって3人組になってからは初めてのライブ。盟友WISEとともに、まさかフレンズのおかもえみがサポートメンバーとして参加。これがまぁ素晴らしい。元々至高のボーカリストではあるけどラップのグルーヴにもぴったりだし、PESパートをまた違った位相へと持って行っていた。必見だと思う。




O-WEST

odol
ひたすら沁みる。アバンギャルドなプロダクトもまじえてはいるのだけど、やはり美しい歌の旋律に耳を奪われていく。ある種のカオスさが魅力のこういうフェスで歌が真っ直ぐ届くバンドが呼ばれてるの、センス豊かすぎ。



THE2
新体制になって初めて観た。元々曲の良さは確実だったけど、なんというか売れたるぞ!という気迫があってとても良い。「恋のジャーナル」を勝負曲としつつ、「急行電車」みたいな切ない曲も大事にしてってほしい。新曲はいかにも山口一郎の色が濃くてちょっと気がかり!染まりすぎないでいいよ



O-CREST


peanut butters
去年の年間ベストアルバム上位に選んだポップユニット。ボーカルが変わってからの新体制ということだが、声質も遠からずで違和感なく聴けた。ライブだとやっぱり開かれたムードが際立つ。ウキウキしてしまう曲ばかり。



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