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NetflixでSFを観ている①(DARK/ザ・ディスカバリー/エクスティンクション/プリデスティネーション)

次々とオリジナル作品が話題になりすぎて、追えてないことに流石に焦りを感じて久々に加入再開したのだけど、去年流行ってた作品には食指が伸びずSF作品をずっと観まくっていて、その記録的な記事。みんなDisney +の話しかしてないし、今のうちにNetflixでのブランクを埋めておくしかない、、


DARK

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2019年、ドイツの小さな田舎町ウィンデンで子供の連続失踪事件が起こる。似たような事件が33年前の1986年にも起こっており、町の人々は事件の真相に迫っていく。そこには4つの家族の何世代にも渡る秘密が隠されていた、、というあらすじ。これを観たくてNetflix再開したのだけど、まぁほんと途中で頭おかしくなりそうでしたね、、、というのも↑のあらすじはシーズン1の序盤の話。最終的には1888年から2053年までを舞台とするとんでもないスペクタクル巨編。タイムリープは勿論のこと、パラレルワールド的なモチーフも現れて縦にも横にも行き来し続ける、緻密で神経質な驚異の物語だった。

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画面上で起きてること、交わされている台詞の何も理解できないみたいな瞬間が何度もあって、その都度に相関図を確認する、、ということをしていたのだけど、つまりは登場人物の関係性パズルを完成させることが物語を理解してその真相に辿り着くことでもあった。田舎が舞台のどろどろドラマにSFが介入してくると、家系図だけでこんな面白いものが作れるんだなぁ。ドイツの作品って観たことなかったけど、ボーイミーツガールの力は全世界共通の普遍なんだな、とも。こんな終わり方しちゃうのっていう結末なんだけど、この畳み方でなければ描けなかった圧倒的な切なさもあり、大満足。



ザ・ディスカバリー

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死後の世界の存在が証明されたことで自殺者が大量に出てしまったという、リアリティラインが守られたディストピア設定に惹かれて観た。死後の世界があるっつっても、それが一体どういう世界なのかは何もかもがぼかされているのにそんなに死後の世界を求めて死ぬかね?!とも思うのだけど、漠然とした厭世感や“ここではないどこかへ”願望はどんな世界の人も持ってるものなのだろうね。結果、その死後の世界の全貌はクライマックスの大展開に繋がっていくし、「そういう話だったの?!」となった。大満足とも違うのだけど、受け取りたかった感情を受け取れた。自己犠牲、かぁ。



エクスティンクション

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絶滅を意味する題と不穏なトレイラーに惹かれて観た。いかにも大作っぽいのが普通にごろごろ転がってるのがNetflix探索の面白かったところ。”夢の中に度々干渉してくる世界滅亡のイメージ“が徐々に物語の中で実体化していくという構成で、正直滅亡まっしぐらなシーンはちょいダルかったけど、オチはこれぞディストピアSF!といった仕上がりで良かったと思う。ちょっと粗めの設定だけど、結局揺さぶられるかどうかなので。「アントマン」のルイス役、マイケル・ペーニャが主演だけど調べて観るとどうやら元々はジェームズ・マカヴォイが主演の予定だったらしい。イメージ全然違うじゃん!



プリデスティネーション

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これはNetflixオリジナルではなくて2014年のオーストラリア映画。主演はイーサン・ホーク。映画を知る情報源でもあるBase Ball Bear小出裕介氏が毎日新聞のコラムで「あっと驚く結末が待つ」映画として紹介してたんでどれどれと観てみたけどぶっ飛びましたね、、こんなのアリなんか。そもそもSFというのは"こんなのもアリ"を全開にできるジャンルなわけだけど、色々とやり尽くされた結果としてこんな極点にまで辿り着いてしまったのか、と感嘆。古典への敬意と飛躍的なアイデアが形になっている秀作だと思う。基本は何も説明できないタイプの作品なのだけど、DARKみはある、と一言だけ。


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