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我が愛しのジェイク・ギレンホール①(ミッション:8ミニッツ/オクジャ/ゾディアック/ドニー・ダーコ)

ジェイク・ギレンホールが好きすぎる。小生、邦画ばかり見てきた身なので海外の作品への興味の入り口はマーベル作品か小出祐介のレコメンドばかりだったのだが、「スパイダーマン ファーフロムホーム」を皮切りにして初めての海外俳優推しが始まってしまった。過去作どれもなんだか面白そうに見えてくる。日本での推し俳優が松田龍平、オダギリジョー、加瀬亮なのでまぁ納得感はある。この系譜にジェイクがばっちりハマったのだ。これからちょっとずつジェイクの出演映画について語る投稿を続けていきたいと思う。


ミッション:8ミニッツ

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ちょっと盛り立てすぎだろう、というような日本語版のポスターに怯まずに薦めたい映画だ。面倒なことになりかねないタイムループという題材を特にパラドックスなく扱うために用意されたシステムの構築が素晴らしく、SFなのかも分からない不思議なジャンルなのだけど終盤はその辺りのギミックを忘れるくらいに熱くなる。ここで観ることができるのはどんな無謀な状況でもやると決めたら挑戦を止めないヒーローとしてのジェイクだ。軍人魂と突発的な恋愛要素という解し難い感情の動きもあるのだが、ジェイクの切実な瞳が全てを超越してくれた。賛否ありそうだけど、結末にはかなり泣いた。



オクジャ/okja

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ポン・ジュノ監督による初のハリウッド資本映画。食糧危機に瀕して大企業ミランド社が始めた巨大ブタの育成計画とその顛末をスーパーピッグ・オクジャと飼い主である少女の冒険を通して描いた、社会問題とジブリを交差させたような映画。ジェイクはミランダ社の公式キャラクターを務める動物学者ジョニー・ウィルコックス博士。初登場の瞬間に見せたハーフパンツ姿で奇妙なポージングをキメる彼の姿は実にインパクトがあり、つまりはかなり気持ちが悪いジェイクに仕上がっている。物語全体としてはヴィランともコミックリリーフとも取れる絶妙な役回りでかなりオイシイ位置にいる。



ゾディアック

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実在の猟奇殺人事件を題材としたサスペンスミステリー。こういう実話ベース映画のことをいつも"奇跡体験アンビリバボー"もしくは"ザ・世界仰天ニュース"的と称してあまり観ないのだけど、ジェイクに加えてマーク・ラファロとロバート・ダウニーJr.が出てるのいうのだから流石に観るほかない。マーベルを介して好きになった役者が多いので。時間の経過につれ、徐々に主役に躍り出ていくのがジェイク演じる主人公のロバート・グレイスミスだ。だんだんと謎に没頭していくその姿、くぼんだ瞳のギラつきは、大好きな神経質なジェイクの決定版とも言えそう。あるシーンでの怯え方が最高なのだ。



ドニー・ダーコ

2001年、当時20歳の若きジェイクが主人公を演じる作品。不安定で危うげという現在にも通じるイメージを既に体現しつつ、ティーン特有の青々しさと衝動性が宿っていて、この時期ならではの役柄。ただ、彼の担う青春映画らしい激しい感情描写は理解できるものの、映画自体を掴むのは極めて難儀。考察とサブテキストを併用しないとこの物語の仕組みや設定を把握できなかった。こんなにも重要な要素を描かなくて映画として成立するのか、とも思うけどどうやらカルトムービーとして名を馳せており、それならば百点満点だろう。奇妙な因果と運命に巻き込まれてしまうジェイク、見逃せない。


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