ひろさん@シャンティライフ

ヨーガの智慧をていねいにわかりやすく解説 マハーバーラタ、バガヴァッドギーター、瞑想、…

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ヨーガの智慧をていねいにわかりやすく解説 マハーバーラタ、バガヴァッドギーター、瞑想、黒猫、ていねいな暮らし 山口のヨーガスタジオ シャンティライフの管理人です https://shanti-life-jp.com/

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  • ていねいな暮らし

    山口県の田舎での「がんばらない、なるべく」ていねいな暮らしぶりの紹介です

  • マハーバーラタ 6.ビーシュマの章

    マハーバーラタの第6章 戦争を前に思いやりの気持ちに圧倒されてしまったアルジュナ。 クリシュナによる教えバガヴァッドギーターによって 知識を得たアルジュナは再び立ち上がり正義の戦いに挑む 最初に立ちはだかる敵は祖父ビーシュマ

  • サンスクリット事典

    マハーバーラタ、ヨーガやヴェーダーンタで使われているサンスクリット語の言葉をわかりやすく解説します。 [参考文献] purāṇic encyclopaedia(インドの昔話百科事典) bhagavagdītā home-study-couese(スワミダヤーナンダサラスヴァティによるバガヴァッドギーター解説) ヨーガって何?(スワミチェータナーナンダサラスヴァティ著) いーしゅわらーやなまは(スワミチェータナーナンダサラスヴァティ著)

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    ヨーガで教え継がれているたくさんの知恵を紹介します。 心がちょっと楽になる話。

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    シャンティライフの日々の出来事です

記事一覧

いつの間にか添加物断ちしてた?

今日お昼ご飯を食べながら ふと思った。 なんやかんや手作りしてたら、 添加物入ってないんじゃね? 分かる範囲で分析してみる。 献立:①焼うどん②味噌汁③きゅうりの…

マハーバーラタ/6-27.ビーシュマに迫るシカンディー

6-27.ビーシュマに迫るシカンディー 七日目の朝がやってきた。 ビーシュマはカウラヴァ軍をマンダラヴューハに整えた。 それは防御力の高い円形の陣形であった。 ユディ…

マハーバーラタ/6-26.ビーマ突撃

6-26.ビーマ突撃 六日目の朝がやってきた。 カウラヴァ軍のクラウンチャ(大杓鴫)の陣形に対して、パーンダヴァ軍はマカラ(ワニ)の陣形を敷いた。 前日のような激しい…

マハーバーラタ/6-25.五日目の戦い

6-25.五日目の戦い 五日目の朝、 太陽はちょうど東の地平線を赤く縁取りながら現れた。 カウラヴァ軍の総司令官ビーシュマは、マカラヴューハ(ワニの陣形)に軍隊を整え…

マハーバーラタ/6-24.絶望するドゥルヨーダナ

6-24.絶望するドゥルヨーダナ 四日目の朝がやってきた。 ビーシュマは敵軍の半分を破壊すると宣言した。 戦いが始まるとアルジュナの方へ進んでいった。 一方、アルジュ…

100〜

サンスクリット事典/シャクニ

ドゥルヨーダナの伯父 ガーンダーラ国の王子 [śakuni, शकुनि]  ガーンダーラ国王スバラの息子 ドゥリタラーシュトラと結婚したガーンダーリーの兄 ドゥルヨー…

サンスクリット事典/ガトートカチャ

ビーマとヒディンビーの息子 [ghaṭotkaca, घटोत्कच]  父はビーマ、母はラークシャサ(妖怪)のヒディンビー ラックの宮殿の火災から逃れたパーンダヴァ達が身…

サンスクリット事典/イラーヴァーン

アルジュナとウルーピーの息子 [irāvān, इरावान्]  父はアルジュナ、母はナーガ(蛇)の王の娘ウルーピー パーンダヴァ達が森へ追放されている期間に牛を盗ま…

マハーバーラタ/6-23.クリシュナの怒り

6-23.クリシュナの怒り 三日目の早朝、カウラヴァ軍の総司令官ビーシュマはガルーダの陣形を指示した。 くちばしの位置にはビーシュマ自身が率いる軍、 両目の位置はドロ…

100〜

サンスクリット事典/ヴィドゥラ

ドゥリタラーシュトラとパーンドゥの弟 大臣 [vidura, विदुर]  ヴャーサとアンビカーのメイドの間に生まれた 王妃の実子ではない為、正式な王子としては扱われず…

サンスクリット事典/ラーデーヤ(カルナ)

ドゥルヨーダナの親友 クンティーの息子 [rādheya, राधेय]  別名カルナ "与える人"の意味 クンティーが幼い頃にマントラによりスーリヤ(太陽)を呼び出して授…

マハーバーラタ/6-22.二日目の戦い

6-22.二日目の戦い 太陽が昇り、恐ろしい大戦争の二日目がやってきたことを知らせた。 ユディシュティラが指示を出した。 「今日はクラウンチャヴューハ(大杓鴫の陣形)…

100〜

色って何?~白はほんとに白ですか?~

哲学的に聞こえるかもしれませんが 別に哲学ではありません。 ただのリアリティーの分析です。 色が『色』と認識されるまでのプロセスを分析してみます。 登場するもの…

サンスクリット事典/ヴィラータ

マツヤ国の王 [virāṭa, विराट]  パーンダヴァ達が12年の追放期間後、姿を隠して過ごす1年の間、彼らを匿った コーサラ国の王女スラターと結婚し、息子シュヴェ…

サンスクリット事典/ドラウパディー

パーンダヴァ5兄弟の妻 [draupadī, द्रौपदी]  パーンチャーラ国王の娘 パーンチャーリー、クリシュナーとも呼ばれる パーンチャーラ王ドゥルパダがかつて旧…

サンスクリット事典/サハデーヴァ

パーンドゥとマードリーの息子(五男) [sahadeva, सहदेव]  アシュヴィニデーヴァ(双子の神)の子 ナクラは双子の兄 得意武器は剣 マニプシュパカ(ほら貝)を持…

いつの間にか添加物断ちしてた?

今日お昼ご飯を食べながら ふと思った。 なんやかんや手作りしてたら、 添加物入ってないんじゃね? 分かる範囲で分析してみる。 献立:①焼うどん②味噌汁③きゅうりの浅漬け ①-1 米粉うどん(波里”こまち麺うどん”):うるち米、コーンスターチ、クエン酸 ①-2 キャベツ ①-3 玉ねぎ ①-4 豚肉 ①-5 塩(神宝塩):海塩 ①-6 ヒハツパウダー(Long pepper) ①-7 ソース(ブルドッグ中濃ソース):トマト、プルーン、りんご、レモン、ニンジン、たまねぎ、

マハーバーラタ/6-27.ビーシュマに迫るシカンディー

6-27.ビーシュマに迫るシカンディー 七日目の朝がやってきた。 ビーシュマはカウラヴァ軍をマンダラヴューハに整えた。 それは防御力の高い円形の陣形であった。 ユディシュティラはアルジュナに命じてパーンダヴァ軍をヴァジュラヴューハに整えた。こちらもまた難攻不落と言われる陣形であった。 この日の戦いは将軍クラス同士の決闘で行うことが約束されていた。 対戦が始まった。 ヴィラータとドゥルパダに対してドローナが戦いを挑んだ。 シカンディーに対してはアシュヴァッターマーが攻

¥500

マハーバーラタ/6-26.ビーマ突撃

6-26.ビーマ突撃 六日目の朝がやってきた。 カウラヴァ軍のクラウンチャ(大杓鴫)の陣形に対して、パーンダヴァ軍はマカラ(ワニ)の陣形を敷いた。 前日のような激しい戦いが始まった。 最初の戦いはビーマ対ドローナであった。ビーマは自らの先生に対して一歩も引かず、御者を倒すことに成功した。 御者を失ったドローナは自ら手綱を握って戦い続け、運転と戦いを同時に行っているとは思えないほどの強さを見せてパーンダヴァ軍を破壊し始めた。 別の場所ではドゥルヨーダナ軍が挟み撃ちに遭っ

¥500

マハーバーラタ/6-25.五日目の戦い

6-25.五日目の戦い 五日目の朝、 太陽はちょうど東の地平線を赤く縁取りながら現れた。 カウラヴァ軍の総司令官ビーシュマは、マカラヴューハ(ワニの陣形)に軍隊を整え始めた。 一方、パーンダヴァ軍ではアルジュナ、総司令官のドゥリシュタデュムナ、そして王のユディシュティラが協議し、タカの陣形に決定した。 くちばしの位置にはビーマ、 両目の位置はシカンディーとドゥリシュタデュムナ、 頭の位置はサーテャキ、 首の位置にアルジュナ、 左の羽はドゥルパダとヴィラータ、 右の羽はケ

¥500

マハーバーラタ/6-24.絶望するドゥルヨーダナ

6-24.絶望するドゥルヨーダナ 四日目の朝がやってきた。 ビーシュマは敵軍の半分を破壊すると宣言した。 戦いが始まるとアルジュナの方へ進んでいった。 一方、アルジュナも祖父が自分の方へ向かってくるのを目撃し、戦いを始めた。 アビマンニュは父アルジュナが最強の敵との戦いに集中できるように、ビーシュマの周りにいる集団と戦い始めた。 彼はドローナ、クリパ、シャルヤ、ヴィヴィンサティ、ソーマダッタ、ドゥルヨーダナ王といった敵達を食い止めて戦った。 その戦いぶりはまさに父のよう

¥100〜

サンスクリット事典/シャクニ

ドゥルヨーダナの伯父 ガーンダーラ国の王子 [śakuni, शकुनि]  ガーンダーラ国王スバラの息子 ドゥリタラーシュトラと結婚したガーンダーリーの兄 ドゥルヨーダナの全ての悪事は彼によって仕組まれた。 彼の提案によってサイコロゲームは企てられ、ドゥルヨーダナの代理としてサイコロを振った。イカサマのサイコロを操ってユディシュティラに勝利し、全てを奪い、森へ追放した。

サンスクリット事典/ガトートカチャ

ビーマとヒディンビーの息子 [ghaṭotkaca, घटोत्कच]  父はビーマ、母はラークシャサ(妖怪)のヒディンビー ラックの宮殿の火災から逃れたパーンダヴァ達が身を隠して旅をしている時、ビーマ以外は疲れて眠っていた。その時にラークシャサのヒディンバと妹のヒディンビーが人間の匂いを嗅ぎつけてやってきた。ヒディンビーは人間の姿を装って近づいたが、ビーマに惚れてしまう。 ビーマは求愛を断っていると兄のヒディンバがやってきて戦いが始まる。ビーマはヒディンバを殺し、ヒデ

サンスクリット事典/イラーヴァーン

アルジュナとウルーピーの息子 [irāvān, इरावान्]  父はアルジュナ、母はナーガ(蛇)の王の娘ウルーピー パーンダヴァ達が森へ追放されている期間に牛を盗まれたブラーフマナを助ける為に、ユディシュティラとドラウパディーの家に武器を取りに入った。 その行為は約束違反であった為に、アルジュナは自主追放の旅へ出ることとなった。 その旅でアルジュナは蛇の王の娘ウルーピーから求愛され、結婚した。 二人の間にイラーヴァーンが生まれた。 アルジュナはウルーピーとイラーヴァ

マハーバーラタ/6-23.クリシュナの怒り

6-23.クリシュナの怒り 三日目の早朝、カウラヴァ軍の総司令官ビーシュマはガルーダの陣形を指示した。 くちばしの位置にはビーシュマ自身が率いる軍、 両目の位置はドローナとクリタヴァルマーの軍、 頭をアシュヴァッターマーとクリパの軍が形作り、 首の部分をトリガルタとジャヤドラタの軍が形作った。 心臓の位置には王ドゥルヨーダナが弟達と共に配置された。 尾はコーサラ王ブリハドバラの軍によって形作られた。 祖父ビーシュマによって整えられた敵軍を見たアルジュナは、総司令官ドゥリ

¥100〜

サンスクリット事典/ヴィドゥラ

ドゥリタラーシュトラとパーンドゥの弟 大臣 [vidura, विदुर]  ヴャーサとアンビカーのメイドの間に生まれた 王妃の実子ではない為、正式な王子としては扱われず、大臣としてカウラヴァ達とパーンダヴァ達両方の良き助言者として振舞った。 彼の機転によってパーンダヴァ兄弟はラックの宮廷での火災から逃れることに成功した。 兄王ドゥリタラーシュトラによって一度追放されるが、森に住んでいたパーンダヴァ達の元でしばらく過ごした後、再びドゥリタラーシュトラの元へ戻された。

サンスクリット事典/ラーデーヤ(カルナ)

ドゥルヨーダナの親友 クンティーの息子 [rādheya, राधेय]  別名カルナ "与える人"の意味 クンティーが幼い頃にマントラによりスーリヤ(太陽)を呼び出して授かった子供 育ての父はアディラタ、育ての母はラーダー 本人は出生の秘密を知らずに育った 未婚の時のクンティーの子供であり、後に嫁いだパーンドゥの息子として扱われるべきとされる為、実はパーンダヴァの長男であるとみなされる。 ドゥルヨーダナにアンガ国を与えられて王となる。 大戦の直前にクリシュナから出生の

マハーバーラタ/6-22.二日目の戦い

6-22.二日目の戦い 太陽が昇り、恐ろしい大戦争の二日目がやってきたことを知らせた。 ユディシュティラが指示を出した。 「今日はクラウンチャヴューハ(大杓鴫の陣形)が良いと思う」 アルジュナと総司令官ドゥリシュタデュムナはその指示に従って陣形を整え始めた。 鳥の頭の位置にはドゥルパダが率いる軍、 両目の位置には、クンティボージャの軍とチェディスの軍、 首の位置にはサーテャキの軍が配置された。 鳥の尾の位置にユディシュティラ王が控え、 両翼はビーマの軍とドゥリシュタ

¥100〜

色って何?~白はほんとに白ですか?~

哲学的に聞こえるかもしれませんが 別に哲学ではありません。 ただのリアリティーの分析です。 色が『色』と認識されるまでのプロセスを分析してみます。 登場するものは ①光源(太陽とか) ②光を反射、もしくは吸収する表面 ③物理的な目 ④かすかな目 ⑤記憶 ⑥考え ⑦デーヴァター えええ?? こんなにある??って思うでしょ? はい、色の認識にはこれだけ必要なのです。 ①が無い状態を想像してみましょう。 つまり光源が届かない場所、夜。 どうですか? 白ってありますか?

サンスクリット事典/ヴィラータ

マツヤ国の王 [virāṭa, विराट]  パーンダヴァ達が12年の追放期間後、姿を隠して過ごす1年の間、彼らを匿った コーサラ国の王女スラターと結婚し、息子シュヴェータを授かる。 ケーカヤ国のスデーシュナーを結婚し、二人の息子シャンカとウッタラクマーラ、娘ウッタラーを授かる。 カウラヴァ軍がマツヤ国の牛を奪ったことで始まった戦いでは軍と息子達、自国に身を隠していたパーンダヴァ達を率いて戦った。 しかし、それは陽動作戦で、別動隊によってマツヤ国が攻撃されていた。

サンスクリット事典/ドラウパディー

パーンダヴァ5兄弟の妻 [draupadī, द्रौपदी]  パーンチャーラ国王の娘 パーンチャーリー、クリシュナーとも呼ばれる パーンチャーラ王ドゥルパダがかつて旧友であったドローナの指示によってアルジュナに捕らえられた。 ドローナへの憎しみとともに自らを捕らえたアルジュナの武勇に驚いた。 彼は火の儀式を行い、ドローナを殺す息子(ドゥリシュタデュムナ)とアルジュナの妻となる娘(ドラウパディー)を授かった。 アルジュナがドゥルヨーダナの計略によって死んだとの噂が流

サンスクリット事典/サハデーヴァ

パーンドゥとマードリーの息子(五男) [sahadeva, सहदेव]  アシュヴィニデーヴァ(双子の神)の子 ナクラは双子の兄 得意武器は剣 マニプシュパカ(ほら貝)を持ち、特にハンサムであったと言われる 女性と交わることができない呪いを受けたパーンドゥはクンティーに神々との間に3人の息子を産んでもらったが、もう一人の妻マードリーに子供を授けたいと願った。 クンティーはその願いを聞き入れ、神を呼び出すマントラをマードリーに教えた。そしてマードリーはアシュヴィニデーヴ