マハーバーラタ/6-6.バガヴァッドギーター④~知識と行いの放棄~
6-6.バガヴァッドギーター④~知識と行いの放棄~
シュリーバガヴァーン(クリシュナ)は言った。
「私は滅びることのないヨーガをヴィヴァスヴァーン(太陽神)に教えた。ヴィヴァスヴァーンはマヌに教え、マヌはイクシュヴァークに教えた。
このように世代から世代へ伝えられ、リシ(聖者)である王がそれを知った。しかし、敵を焼き尽くす者(アルジュナ)よ。長い時間によってこのヨーガは衰退してしまったのだよ。
昔と変わらない同じヨーガが私によってあなたに話された。なぜならあなたは私のバクタ(帰依者)であり、サカー(友人)なのだから。これはまさに深遠な秘密なのだ」
アルジュナは言った。
「ヴィヴァスヴァーンが生まれたのははるか昔で、あなたの生まれはそんなに昔ではない。あなたが最初に話したなどと、どうすれば理解できるというのか?」
シュリーバガヴァーン(クリシュナ)は言った。
「アルジュナよ。私にもあなたにもたくさんの生まれが過ぎていった。ああ、敵を焼き尽くす者(アルジュナ)よ。私はそれを全て知っているが、あなたは知らない。
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