マハーバーラタ/6-10.バガヴァッドギーター⑧~不滅のブラフマン~

6-10.バガヴァッドギーター⑧~不滅のブラフマン~

アルジュナは言った。
「最高の人(クリシュナ)よ。そのブラフマンとは何ですか? アッデャートマ(自分自身の中心をなすもの)とは? カルマ(行い)とは? アディブータ(生き物たちの中心をなすもの)は何であると言うのですか? アディダイヴァ(神々の中心をなすもの)は何であると言うのですか?

マドゥスーダナ(クリシュナ)よ。この体において誰がどのようにアディヤジニャ(儀式の中心をなすもの)であるのですか? そして、考えが安定している人は死の時にどのようにあなたを知るのでしょうか?」

シュリーバガヴァーン(クリシュナ)は言った。
「ブラフマンはアクシャラ(滅びないもの)で、限りがないものだ。その現れた姿がアッデャートマ(体の中心をなすもの、ジーヴァ)と呼ばれる。カルマとして知られるものはヴィサルガ(捧げること)で、それが生き物の体を作る原因となる。

体を持つ者達の中で最も優れた人(アルジュナ)よ。アディブータはクシャラ(滅びるもの)の性質を持つもので、アディダイヴァはプルシャ(ヒランニャガルバ)で、アディヤジニャはこの肉体において私だけがいる。

そして、死の時に体を手放して出発する人は『私』だけを覚えていて、『私』の本質を得る。これについて疑いはない。

クンティーの息子(アルジュナ)よ。体を手放す死の時に、どのようなものであれ、その人が思っている状態に留まり、それのみに到達する。

ですから、いつでも『私』を思って戦いなさい。考えと知性を『私』に捧げている人は『私』のみに到達する。それに疑いはない。

プリターの息子(アルジュナ)よ。教えられたことを思いながら、ヨーガの鍛錬によって授かった考えを持って、考えを他に逸らさない人は、栄光を持つ限りのない人に到達する。

カヴィ(全知の人)、プラーナ(最も古い人)、アヌシャーシター(法則を統括する人)、アノーラニーヤーン(どんなかすかなものよりもかすかな人)、サルヴァッスャダーター(全てを定める人)、アチンテャルーパ(考えが及ばない姿の人)、アーディッテャヴァルナ(太陽のように輝く人)、タマサッパラスタート(無知を超えた人)に熟考する人は、死を迎える時に、帰依とヨーガの力によって授かった定まった考えを使って、眉の間に適切な呼吸を置き、栄光を持つ限りのない人に到達する。

アクシャラ(滅びないもの)であり、願望から自由になることについて語るヴェーダを知る人が入ることを望むものであり、ブラフマチャルヤ(学びと鍛錬の生き方)に従う人が望むゴールについて簡単に伝えよう。

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