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『サージェント・ペパーズ』を褒めて、褒めて、ややディスる。(パート2)(全3回)

パート1の続きです!パート1はこちらから!
パート3のリンクはこちらから!

 さてさて、続きを書きますか。今は鰻屋に来ております。叔母のおごりです。まったく頭が上がりません。加えて、連日の畑仕事の手伝いによって首を痛めて曲げられず、同時に頭が下がりません。

 僕は鰻が大好物なんですけど、当然高級なので頻繁には食べられません。なので、こうやって実家に帰ってきている時に叔母に連れてきてもらうのが恒例になっています。なんせ、この前の土用の丑の日には、スーパーで売ってた500円の鰻重を買って、家で泣きましたから。

 そういえば、鰻とか寿司みたいな「高級だけど美味い」みたいなものってお金を払う価値がわかるんですけど、キャビアとかトリュフみたいな高いくせに別に美味くはないみたいな食べものに払う価値がよくわかりません。あれって食べることにステータスがあるんですかね。よくわからないですわ〜

って、、あれ、、

これまた僕なにか忘れてません???

あ、そうそう!忘れてた!!サージェントペパーズの続きですね(   ◜ω◝  )今回は5曲目の「フィクシング・ア・ホール」から!

前回の記事(パート1)は、こちらから!!!

5.Fixing A Hole

 この曲はね、そんなに巷では言われてないけど、ドラムがやばい
とりあえず、この動画でドラムだけ抽出した音源を聴いてみて!!!

 普通にリズム刻んだるわ、とはならないリンゴの才能。

それどうやって考えた???

みたいなドラムがリンゴのドラミングの魅力ですよね、、、

 俺みたいな音楽理論の素人でもこのすごさは理解できます。

チャンカチャンカチャッチャーン~
シャンカシャンカチャッチャッチャーン~

みたいな進行。惚れ惚れします。

 曲自体はこのアルバム内では割と平坦な印象を受けるけど、このドラミングによって、曲に微妙な不安定さをつけることに成功してる。

 ちなみにWiki情報では、Fixing A Holeは、「(覚せい剤などの)液体の麻薬を注射した跡」みたいな意味になるらしくて、ラジオでは放送禁止になったらしい。

 そんなさぁ、意味深な下ネタにすら、意識ビンビンにしてキレ倒す奴みたいじゃん。いろんな受け取り方があるけど、一つに固執して悪くとるのはあまりよくないと思うぜ。おいおい、なんてったって、これはARTだぜ?

 そういう人どう思います???僕はね、(割愛)

6.She's Leaving Home

 この曲は、どうやらビートルズが一切楽器の演奏をしていないらしい。それプラス、ビートルズの楽曲の多くをアレンジしてた、プロデューサーのジョージ・マーティンもこれの制作に一切関わっていないらしい。

 こういうのがおもしろいよね。自分たちで演奏しなくても「ビートルズ」っていう名義で曲を出せちゃうみたいなとこ。

 そんで、歌詞の内容自体は、とある女の子の家出とその家族の心境みたいなもので、特別なものじゃないんだけど、とにかくイントロがひたすらに美しすぎる。あと、ジョンのコーラスもいいね。ポールのアクのない煌びやかな高音の裏で、ジョンの中音が聴こえるのが心地いい。

 てかそういえばさ、

 サイケどこ行った???

 つい二曲前までは、こぇ~~~とか言ってたのに、なんか一曲前は穴を埋める曲だったし、どうした??

 この曲は家出少女の話だし、なんか切なーくなって終わるし。

 まぁ、世界初のコンセプト・アルバムだから未発達の部分もたくさんあるし、興味の方向がいろんな方向に向いちゃう彼らだから多めに見る(^^)というスタンスで僕は聴いてます(^^)

 あ、最後にShe's Leaving Homeのポールのライブ・ヴァージョンですごく好きなやつがあるので見てほしいです。

 2005年にロシアのモスクワでやったライブの一幕で、ポールの服装が、赤Tシャツに青ズボンっていう衝撃のスタイル。言うならば「逆永野」みたいなことになってるんですけど、これがまぁ素晴らしいです。

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7.Being For The Benefit Of Mr. Kite!

 正直言うとさ、、ジョンレノンさん、これ手抜いたよね???

 とてもじゃないけど、世界最高のアルバムに収録されている曲とは思えないし、個人的にあまり愛することができない。掴みどころもないし、高揚感も感動もない。この曲のいいところ誰か説明してほしいくらい。

 今回の記事のために5回連続で聴いたけど、やっぱ好きじゃないなぁ。

 あ、以上です、、、(´·ω·`)

 実際ね、このアルバム、この先微妙なのがもう一つあります、、(個人的にね)

8.Within You Without You

 これは僕ね、すごく好きなんです。

 本作唯一のジョージ・ハリスン作の曲で、前作の『リボルバー』っていうアルバムで発表した、"Love You To"に続く、インドモチーフの楽曲。(通称、ラーガ・ロックって呼ばれてるらしい。)

 明らかに他の曲とはテイストが違いすぎる。ロック・アルバムに収録されてる曲とは思えないような仕上がりになってます。

 これはイラストレーター”など”のみうらじゅんさんが言ってたことの受け売りなんだけど、ジョンとかポールみたいな大天才に囲まれていまいち実力が出せていなかったジョージが、インドにわたって自分の強みを見つけてきたっていう背景を知ったうえで聴くと、この曲の深みに到達できるはず。

 歌詞もすごくいいんだよ。例えば、

Try to realize it's all within yourself
No one else can make you change
And to see you're really only very small
And life flows on within you and without you

それはぜんぶ君の中にあるってことを自覚してみて
誰も君を変えてしまうことはできないんだから
そして、君がそれだけ小さな存在であるかということに気づけたのなら
命はきみの中、そして外側に宿るんだ

 うーん、、哲学的ぃぃ、、、

こんな感じの歌詞です。なんかいいだろ???
正直、ラーガ・ロックに関してはあまり詳しくないので、こういう

 なんか、いいな!!

っていう感情を大事にしたいな、と思う。

 ちなみに、ビートルズをファッキンリスペクトしてるOasisニキは、この曲をなんかの機会でカバーしてます。それがめちゃくちゃええんよ。この曲をカバーするって決めた時点でセンス抜群なのに、そこからここまでのクオリティのものを生み出すのやばいよ。

 つーかさ、これのドラムって"Tomorrow Never Knows"よね??

 もう!こういうことやっちゃうんだから!!(惚)

9. When I'm Sixty-Four

 コード進行全然詳しくないけどさ、この曲ってコード進行がいいよね~(?)

 ほんとに不思議な構成なんすよ。クラリネットの音でゆるーく始まるんだけど、突然、0:38あたりから1:04あたりまでの間、ん??ってなるぐらい曲の様子が変わる。

 なんか、例えて言うとすると、楽しく明るい世界から急に暗いトンネルに入って、すぐに戻ってくる感じっていうか。そういう不思議な魅力がある曲です。

 いい曲だとは思うんだけど、別にこれを聴こう!!と思って聴くような曲ではないな~個人的には。アルバムを通しで聴くときに聴くぐらいか。

 ていうか、この曲はポールが16歳の時に作ったらしい。いや、どういうことやねん!!!!


 ではでは、今回はこの辺で。パート3でついに片付けちゃいますよ~~

 ちなみに最近は、Netflixで配信がはじまった『セックス・エデュケーション』シーズン3にハマってます。シーズン1からリアルタイムで見てるけど、かなり面白い。いろいろ考えさせられるドラマだよーね。

 このドラマの中で特に斬新なのがセクシャル・マイノリティの描写について。今まで自分が見てきた映画とかドラマは、セクシャル・マイノリティの登場人物が主軸に置かれがちだったし、彼らの切ない運命とかを描いたものが多かった。

 でも、このドラマのすごいところは、彼らの存在自体があまりにも自然なところ。言葉を選んで表現するのはすごく難しいけど、女の子同士や男の子同士でキスしてても誰も笑わないし、後ろ指も差さない。そういう環境はたとえフィクションであれ衝撃だったな。正直、この部分が明らかにフィクション(現実離れしてる)って感じるような描写はないから、向こう(欧米)では当たり前の光景なのかも。日本にいる以上、今のところは絶対にありえないからね。

 セクシャル・マイノリティと彼らを取り巻く問題についての知識は、僕がLGBTQの権利がようやく(おせーわ)認められだしたころに生まれたもんですから、かなり早い段階から知ってはいました。高校生ぐらいかな?

 今はそれらについての知識もちょーっとはついてきたから、ある程度の議論はできるかも!もちろん勉強しながら。『セックス・エデュケーション』についても近々書いてみるかもしれません。

 今回は以上です!また明日!

小金持ちの皆さん!恵んで恵んで!