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紛らわしいにもほどがある。

2024,   9月2日 (月) 🌤️→⛈️

昨晩から明け方にかけて、喘息のような呼吸困難の症状に襲われる

1週間前から喉の痛み、微熱、倦怠感はあったけど、それも同時期に父から感染したコロナのせいだと思っていた。
1週間ずっと寝込み、葛根湯やうがい薬、市販の風邪薬やトローチ、水分補給などで応急をしていたせいか、身体のほうはだいぶ普通に動けるようにはなった。
具合の悪かった父と自分を看病するように、母は三食の食事を作って何かと気に掛けてくれていた。

この、夜になると息苦しさを感じて咳き込む喉の痛みと違和感も、きっとコロナのせいだと思った。
父はおそらく職場で罹患し、そのあとかかりつけの病院へと赴き陽性だと判明したが、自分は病院へは行かずに、この1週間ほどは自力で闘病?をしていた

昨晩はあまりにも喉の違和感と咳き込みが酷く、呼吸も困難だったので、朝イチで地元の医院や隣町にある大きめの病院へと電話で相談をし、さっそく赴くことにした。

以前、会社の身体検査で訪れて以来久しぶりの、少し様変わりしたような隣町にある病院の建物。
ロビーへ入ると、応対する看護師さんがこちらの用件を聞いてくれて、その場で検温をし、念のためコロナの検査をするという手筈になった。

まだ朝の9時だと言うのに、病院の建物のなかは、診察を待つ老若男女で溢れかえっていた。ズラッと埋め尽くされている座椅子。自分もそれとなく空いている端の席へと腰掛ける。

暫く待ったあと、先ほどの看護師さんに案内され、一階のいちばん奥の廊下の待合椅子へと座らせられる。隣には同じように具合の悪そうな虚ろな目をした青年が、酷く咳き込みながら座っていた。
居心地の悪さを感じつつも、そこでしばらく順番を待つ。

だいぶ待ったあとにようやく呼ばれ順番が来ると、診察室で検査をすることになった。
看護婦さんが" こより "のようなもので、僕の鼻の穴の中の粘膜を擦り取る。
ものの数分もしない作業のうちに、また待合椅子へと座らせられるのだった。

そして30分ほど暫く待ったあと再び名前を呼ばれると、なんと『陰性』の結果の用紙を手渡される。
「大丈夫みたいですね~」と看護婦さん。

すかさず今度は別の診察室へと案内される。

中に入ると眼鏡をかけた中年の医師が「こんにちは」と挨拶をする。
「今日はどうしましたか?」と尋ねられたので、事の一件と自身の症状を端的に話すと、医師は僕の鼻の穴に向けてライトを充てると、エアコンプレッサーのような機械で液体を吹き付け、何やら鼻腔内の洗浄?をし始めたのだった。

そして次に聴診器を胸に充てると、「はい、大きく吸ってー」「はい、大きく吐いて~」と何度か繰り返し促すのだった。
肺に異常がない事に対して怪訝に思ったのか、中年の医師は自分に2~3点聞き取りの質問を投げ掛けたのだった。

コロナも陰性という結果であったし、特に何も心当たりがない。と返事をすると
医師は訝しそうな顔をしながら
「最近、エアコンとか扇風機にずっとあたったりとかしなかった……?」と言う
ので

「ああ!あれか!」と僕は思わず声を上げてしまったのだ。

そういえば。
先生に言われるまですっかり忘れていたのだが、何年か前にも確か同じような症状が出たことがあり、今回と同じように暫く寝込んでいたことを思い出したのだ。。
確かそのときは症状も軽く、自力で治したのだと思う。

お盆からここ最近というもの猛暑が続き、うちの自宅でもクーラーをガンガンに付けていたことを思い返す……
そして、洗髪を終えた湯上がりに、自身の部屋でずっとスマホをいじりながら扇風機にあたり続けるという不摂生も、ここ2~3週間はずっと習慣化してしまっていたのだ。。

父がコロナに罹患してからというもの
僕はてっきり、自分もコロナに罹患したのだと、ずっと思い込んでいた
寝込む父には「親父が気をつけないから」「俺も(コロナにかかって)具合が悪くなってしまったんだ!!🙄💢」とその都度怒りを露にしてフラストレーションをぶつけてしまっていたのだった。。

母は母で、コロナには罹患せずに事なきを得たが、具合が悪くなって寝込む父と自分の二人の情けない有り様を見て「まったく」「私まで具合悪くなりそう……」と半ば呆れかえっていたのだった。


中年の医師は、「マイクロスコープで少し鼻や喉の様子を見てみましょう」と言う。
まずは鼻腔内の粘膜をモニターで見、そして次に喉の内部の様子も同じように部分づつ管を通しながら説明をしてくれたのだ。
今回の喉の痛みの根源部分が映し出されると、ちょうど喉の呼吸穴(気孔?)の両脇に、緑色のねっとりとしたアメーバのような痰がへばりついている。
モニターを見ながら、
「これが悪さをしてるんだよ」と医師。
喉の内部は、部分部分で要所に腫れ上がっているようだった。

確かに喉の痛みはつらく、夜のなると呼吸も荒く咳き込むような症状だったので、さすがに自分も内心「これはまずい」と思っていたが、マイクロスコープで覗いて分かったその診察の結果が、ただの" 寝冷えによる喉の炎症 "だったとは……。

医師はひとしきり説明を終えると
「簡単な抗生物質出しとくから、とりあえずこれで様子見てね。」と診断を終えたのだった。


再びロビーで会計を済ませ、処方された薬を受けとる為に調剤薬局へ。
その建物も順番待ちの老若男女でいっぱいだった。

30分ほどの間暫く待ったあとに呼ばれると、眼鏡を掛けた女性の薬剤師さんが懇切丁寧に薬の説明をしてくれ、会計を済ませると僕は、病院をあとにしたのだった。

朝の9時から病院へ行き、終わったのがちょうど12時頃。
今回かかった費用は、診察で 4010円
そして、処方された薬で 500円。

なんと言うか……
勘違いとは、おそろしいものだな……」とあらためて思う僕なのであった。



今回の一件に関しては、
父がコロナに罹患したのと同じ日に、自分もなんだかみるみるうちに具合が悪くなっていったこと。
忙しそうだったので医師には尋ねなかったのだが、仮に『自分はコロナに罹患してはいたが、陽性から陰性へと、次第に収まっていったのかどうか』が気掛かりではあった。
同じ屋根の下で、家族で暮らしている身の上。罹患していても、何らおかしい事はない。  しかし、自分は陰性であった。

家族が罹患しているからと言って
自分もそうなんだ。とてっきり思い込んで疑わなかったのが、そもそもの間違い。
良い教訓になった…… ような気もする。

ここ最近、身体の不調で病院に掛かることも増えたが、その度に『自分で勝手な判断を下さない』こと。
なまじ、インターネットという便利なツールがあるせいか、自己診断で勝手な思い込みをしてしまうことが多々あった。

例えば前回の帯状疱疹
背骨と腰の付け根部分の、" 鈍い神経痛 "がずっと続いている。と思っていたら
翌日、太腿部分に赤い発疹が見られ、すぐさま医院にかかるとそれは" 帯状疱疹 "だと診断されたことがあった。

自分はそもそもが病院というものが苦手なので、勝手な思い込みと自己診断で済ませようとしてしまう節がある。。
それが如何にあてにならないものか……
それを思い知ったのだと思います。。



これを読んでいる皆様は、勝手な思い込みや自己診断をせずに
身体の不調や違和感を感じたりしたら、なるべく素直に、病院へと掛かりましょうね。。

現場からは以上でした。

-  紫苑 - 

病院の窓。🙄💭




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