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sentence アドベントカレンダー

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12月1日〜25日までの期間、sentenceのメンバーでアドベントカレンダーをつないでいきます。今年出会ったひと、もの、学び……など「出会い」をテーマに綴ったみなさんの記事を2…
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取るに足らない言葉狩り

"書く"と出会っただけ

真夏のピークが去ったばかりと思っていたら、あっという間の年末。「あ、金木犀の香りがする」と思ったのも、つい昨日のよう。一年が過ぎ去る時間は年々早くなっている気がする。 知人に一年のお礼を伝える機会も出てきて、「ああ、また一年が終わるんだな」と感傷的な気分になったりもする。 変化のたくさんあった2020年を経てからの2021年。2021年は、"書く"と共に生きる"私"との出会いだった。 迷走するsentenceに入会したのが去年の12月29日。イベントやコンテンツをしっか

2021年の振り返り/町内会長を経験して

私にとって2021年はとても濃い1年だったと思う。 何といっても1番大きな出来事は町内会長をやったことだ。私が暮らしている町内は各班ごとで班長が順番にまわってきて、班長には何かしらの役割が与えられる。 班長がまわってきた時の役割が副会長だと、その班で会長を選出しなければならなくて、今年が会長を選出する年だった。会長を選出するにあたり、皆さんが均等に会長を経験しましょうということで会長経験がない人にお声がかかる。 私は、ここに引っ越してきた人間だから、会長経験はない。だから

2020年、lifex magazine創刊と「共に書く」ことで見えてきた「未熟さ」と「希望」。

2020年も残りわずか。 私にとって2020年は、大学中退&結婚の2018年と出産の2019年に続き、忘れられない色濃い1年になった。 lifex magazine創刊今年1番の出来事は、現在も制作中のWeb雑誌制作を始めたこと。 ちょうど2020年になって1週間ほど経ったとき。 旦那氏からの「webで見れる雑誌、作らない?」の一言からU25向け雑誌を作ることに決めた。 そこから18〜25歳までのメンバーを集めて編集部を立ち上げ、2月から制作開始。 「U25向け雑

過去を捨てたら、新しい出会いがあるってホントだね

思い出を捨てるのが苦手で、過去の人間関係を捨てるのが苦手だった。 これまでの自分を捨てるのが苦手で、前に進んでいく人にすがりついている自分が嫌だった。 「大切」という言葉でコーティングして、変わっていくことを怖がっていた。でも、今年はそんな使い古されてほつれた上着を少しずつ脱ぎ捨てられた年。 自分の新しい感情と出会えた年。それが、2020年でした。 ある人の言葉で大事にしたいことが見つかった今年は、女性ファッション誌minaの編集アシスタントへ転職し、自分としては大きな

2020年、大切な君と出会えて良かった

大切な君へ 2020年2月のこと。出会いの場はライター勉強会だったね。 君は主催者側、僕は参加者側。参加者同士の交流が多い会で、本来なら交わるはずのなかったふたり。 きっかけは、インタビューのワークショップで僕が1人余ったこと。 せっかくならと、主催者側だった君に僕は声を掛けたんだ。 インタビューのお題は「好きな〇〇について」。 好きな本は人となりを表す、と信じている僕は、君に「好きな本について教えてください」と切り出した。 そのとき、君の眼の輝きが変わったことを

劇場版セーラームーンと指輪

10年以上探していたものをフリマアプリで見つけて買った。 『劇場版美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結!ブラック・ドリーム・ホールの奇跡』の入場者プレゼント「クリスタル・リング」。映画を観に来た子どもたちに配布されたおもちゃの指輪だ。 25年前の映画のおまけ。普通の人から見ればただのガラクタだろう。おそらくセーラームーンファンの間でもそんなに知られていないと思う。 でもわたしにとって『劇場版美少女戦士セーラームーンSuperS』は生まれて初めて映画館

ヒッチハイクで出会ったおじさんにまた会いたいと思った話

このnoteは「書く」ことについて共に学び合うコミュニティ「sentence」のアドベントカレンダー「2020年の出会い by sentence Advent Calendar 2020」の22日目です。 英会話教室に通っていたのは、海外製のアドベンドカレンダーが玄関のトビラを開けてすぐの場所に置かれていたからかもしれない。当時の私は、小学校1年生だった。 今年、23歳。ディズニーの字幕版ビデオや英会話教室の教材でしか英語を吸収する機会しかなかった時代から、わずか1秒で大

2020年買ってよかった本たち(※ぜんぶ読んだとは言ってない)

本との出会いも一期一会。 人がおすすめしてくれたり、「これ買ったよー」ってツイートしてたりする本を大体すぐ買う人生です。生き絶えるまでに読み切れるかなー( ^ω^ ) 「その人がどういう本に興味を持っているか」をうかがい知る意味でも、買った本のシェアって楽しいと思うんですよね。 なのでまずは自分から。 バーっと! 紹介するよ! (長くなるので先にやってみての感想)・買ったらすぐパラパラして目次や冒頭は読むようにしてる、脳にスクラッチだいじ(それで刺さらなかったヤツこ

いま抱えている苦しい思いなどすべて糧にして未来へ

みなさんにとって2020年はどんな年でしたでしょうか。 私はしんどかったです。子どものこと、私自身のこと、それにまつわるさまざまなことが。 でもそんな中で見えてきたこともあります。 お子の暮らす児童養護施設へ泊まりに行ってきた11月末、お子が暮らす児童養護施設へ泊まりに行ってきました。「内泊」といって親子がともに日常生活を送るための訓練です。「親子訓練室」という親子で過ごせる部屋が施設内にあるのです。 私はこの日お子の顔を見て心から安心しました。なぜなら、お子がとても

ポップコーンの“推し変”をした話

先人の知恵や勇気に、両手を合わせて感謝する瞬間がある。 例えば、納豆。「煮豆を藁に包んで、長年放置しておく」という発想に至ることが(まぐれだとしても)すごいし、あれだけの粘り気、異臭がするものを「食べてみようじゃないか」と腹を括って最初に食べたひとは勇者だ。 私は「納豆は食べられるものだ」と知っているからこそ、勇気を出さずとも美味しく納豆を食べられる。見たことも、嗅いだこともなければ、味の想像がまったくつかないものを口に入れる肝は、到底、持ち合わせていない。 醤油も、味

2020年私が出会ったもの(コト)たち

このnoteは「書くとともに生きる」ひとたちのためのコミュニティ『sentence』 のアドベントカレンダー「2020年の出会い by sentence Advent Calendar 2020」の10日目の記事です。 2020年もあと21日で終わろうとしている。 今年は今まで経験したことがないようなことが起こり、それは今も続いている。学校休校、緊急事態宣言、外出自粛... 今まで以上に家にいることが多くなった今年は、オンラインでとあるコミュニティと出会った。そのコミュ

出会って1時間でずっとお別れ

このnoteは「書くとともに生きる」ひとたちのためのコミュニティ『sentence』 のアドベントカレンダー「2020年の出会い by sentence Advent Calendar 2020」の9日目の記事です。 今年のはじめ、近所の銭湯が閉店した。閉店するという情報をSNSで知って、営業最終日に、初めてその銭湯に行った。 こういうときに「寂しい」なんて言葉を自分が使っていいのか、よく悩む。都合よく感傷に浸ってはいまいか。利用していないか。でもやっぱり正直に、その町に

白と黒。2020年の出会い。

このnoteは「書くとともに生きる」ひとたちのためのコミュニティ『sentence』 のアドベントカレンダー「2020年の出会い by sentence Advent Calendar 2020」の8日目の記事です。 私にとって2020年最大の出会いは息子だ。 2月に息子が産まれた。以来、毎日延々と息子と一緒にいる。息子の行動は予測がつかない。血がつながっているといっても、全く別の生き物なのだと日々感じる。 ベビー服、お世話グッズ、おもちゃ、離乳食。子どもの周りにある世