蛇3年 大蛇軍→蛮国25番領、偏堵
☯蛇3年史実
大蛇国は蛇2年に首都に迫る一つの都である貌瑛を蛮軍によって奪われた。その際の総大将馬豹の首まであと一歩まで迫ることができたが、蛮本国からの筆頭将軍と趙燕国からの援軍によって敗北してしまった。
これに対し、大蛇国が動く手立ては通常一つに見える。それはとられた貌瑛を取り戻すことだ。しかし、大蛇国はとった攻撃は変わっていた。なんと、貌瑛につながる更に蛮国の奥地である、偏堵の地を攻めた。
一見大蛇国の有力な将は尽く討ち取られたように見えたが、蛇3年には有力な将も台頭した。新将に期待を込めて、これを総大将に任命し、大蛇国は軍を興した。
この知らせを受けた蛮国は想定外の地を侵攻されるも、引き続き馬豹を総大将に立て、これを迎え撃った。
以下、今回の両軍を紹介する。
〇大蛇軍
・総大将:足満将軍 (10)
・副将:青大将 (12)
・第一軍長:蛇道 (10)
・第二軍長:鎖蛇 (9)
・第三軍長:足進 (8)
以下、一名の将軍を含む総勢6将で構成される。
次に防衛戦に臨む蛮軍を紹介する。
〇蛮軍
・総大将:馬豹 (12)
・副将:趙偉虎 (10)
・第一軍長:趙偉龍 (8)
・第二軍長:屯諒銀 (10)
・第三軍長:相高 (8)
以下、一名の将校を含む総勢6将で構成される。
大蛇軍は昨年の敗戦に伴い、国内の有力将の多くを失ってしまった。
しかし、新しく台頭した将が非常に隠れていた猛虎であった。その名は足満と蛇道だ。
そのうちでも特に足満は今回総大将を務めるまで大蛇国内で期待が高まっていた。
25番領を取れば形勢は一気に逆転する。
一方、蛮国は自国の首都に迫る要所への侵攻を受け、焦っていた。昨年、打ち負かした国からの侵攻はもう少し時間がかかると想定していた為だ。
しかし、国内には大将軍が二名健在するので、昨年同様、馬豹を総大将として軍を編成した。筆頭将軍の南郷政君は昨年同様援軍かつ不確実要素への対応要員として、王都で待機した。
もちろん、蛮国からも新年台頭した猛将も出陣し、昨年の戦で援軍として活躍した趙偉兄弟も今回は軍長として出陣した。
まず、開戦直後の布陣図は以下の通りである。
開戦の合図と共に青大将はまず屯諒銀を打ち負かすべく猛攻を仕掛けた。屯諒銀は蛇3年に新規登用された大将軍手前の猛将であるため、初出陣でありつつも、軍長の一角を任された。
青大将が率いるのは精鋭軍の為、これに対して屯諒銀軍は激しく消耗しつつも耐え凌いだ。これも蛮軍の作戦である。
それは昨年の戦で青大将の戦い方を見ていた、馬豹が作り出した速戦即決の作戦である。
なんと馬豹は総大将ながら本軍を率い、青大将の戦いに脇から加わった。通常、総大将が本軍を率いるとその軍勢が本命の攻勢である。
青大将は猛将の為、戦う相手が増えると好戦的になる性格を見計らって、この作戦を立案した。そこで、総大将馬豹の後ろに布陣した、趙偉虎、趙偉龍兄弟が、大蛇軍総大将に向け突撃した。
流石の青大将もこれを止めることはできなかった。なにせ、蛮軍の本軍は大将軍馬豹により直々に鍛錬された精兵な為、青大将軍はこれ以上の横への展開がかなわなかった。
早急に危機を察知したのは大蛇軍第二、第三軍長であった。鎖蛇は昨年の戦で総大将を務めるも、敗戦の咎で今回は軍長を務める格下げ処分を食らった将の為、責任感は重かった。
両軍長はまず先に突撃してきた趙偉虎に襲い掛かったが、これも想定済みで趙偉虎一人で両将の足止めに成功した。趙偉兄弟の中で、激戦を得意とするのは弟の趙偉虎であったためだ。
このため、弟の趙偉虎を敵将応戦の要として、趙偉龍は初日より大蛇軍本陣の総大将の首に迫ることができた。
大蛇軍総大将、足満は自分の初戦から敵軍にここまで迫られた事に焦りを見せつつも自ら武器を手に取り応戦に立った。
蛮軍の決死の作戦に対して、いよいよ足満と趙偉龍が見えた。
蛮軍の作戦には一つだけ落ち度があった。
それは足満の武力であった。
趙偉龍と一騎打ちが始まっても、全く引けを取ることがなかった。
蛮軍は早急にこれを討ち取れねば逆に自軍が挟み撃ちに合い、窮地に陥る。背後で蛮軍が徐々にすり減っていくのを感じつつも、両者の一騎打ちは激しさを増す一方であった。
これ以上の兵をすり減らすと退路を断たれてしまう為、趙偉龍はより猛攻を加え何とか足満に一太刀浴びせることに成功し、見事撤退した。
足満は一太刀貰ったものの、このあたり居所が悪く苦悶の表情を浮かべながら蛮軍が撤退していくのをも守るしかなかった。
☯戦況中継2日目
蛮軍は決死の作戦で、初日で総大将の首をとるつもりだった。しかし、足満の武力が想定以上で、討ち取れなかった。
特に開戦初日から猛攻を受けた屯諒銀軍の消耗は壊滅的だった。これを真剣に反省する為この日は少々撤退した陣形を組むしかなかった。立て直しだ。
一方、大蛇軍は開戦初日でありながら、総大将が大きく負傷したことは想定外が過ぎた。
一度、両軍陣形を立て直し、以下の布陣図の通り展開した。
蛮軍は消耗の激しい屯諒銀軍が引き続き最前線を担当した。そして、昨日活躍した趙偉兄弟は少し後退しつつも、攻勢の陣である。
大蛇軍は初日の総大将に迫られる失態を受け、総大将を守る体制を築いた。
大蛇国唯一の大将軍、青大将もまた責任を感じつつ更に猛攻を仕掛けた。
また左翼の第一軍を率い、蛮の屯諒銀軍の副官である将校、園佳漢を討ち取った。
しかし、他の蛮軍の防衛陣もまた固く、これ以上の戦果は挙げられなかった。とはいえ、この戦で初の犠牲将となった。
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