見出し画像

『言ってはいけない残酷すぎる真実』橘玲



「わたし」とは
どのようにつくられていくのか


それは

「遺伝」と「環境」

だと著者は述べます


では


1人1人の性格や能力
どれくらいが遺伝の影響で
どれくらいが環境に左右されるか


驚きの事実
残酷すぎる真実が
本書で語られます


論理的推論能力、IQや数学力
音楽性やスポーツなどは
共有環境の寄与度はゼロ...
非共有環境と遺伝で決まっているという。

自閉症やADHDの発達障害
男らしさ女らしさの性役割まで同様だと...。


そして
本書が導き出した結論は

子どもの成長に
「子育て」はほぼ関係ない

ということ💦
(残酷すぎる真実)笑


本書を信用するかしないかは
それぞれにおまかせ致します🙇

でも
次の言葉の説得力がすごい

親の最大の役割は
子どもの持つ才能を引き出す
「環境を与えること」

らしい


では逆に
遺伝の影響がほとんどなく
ほぼ共有環境によって決まるものは
一体何なのか...

僕的には
ここが一番面白ろかった(笑)

「宗教性」「味覚」だそうです

いろんなデータを駆使しながら

タブーと思われるような事実
本当のことだけど
大きい声で言えないような真実を

本書は赤裸々に語ってくれます

学力なんて
ほぼ遺伝で決まってるんだよ!

とか

それだのに
ばかみたいに税金を教育に使うなんて

とか

「おおー言っちゃうねー」

と思うほど赤裸々に語られている

でも、たしかに

人間の成長において

どこまでが遺伝で
どこまでが環境によるものなのかは

整理しておいた方が良い

そのためには
本書は参考になるかもしれない


逆に言うならば、

私たちの人生は
どの環境で育つか

ということが如何に大切か

環境を選ぶ重要性
環境による影響の大きさ

を再認識させられる

あんまり大きな声で語れないけど
独りで読むには問題ない

知っておいたほうが良い情報が
いくつか詰まっている本であることは
間違いない


この記事が参加している募集

#推薦図書

42,462件

#読書感想文

188,091件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?