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ほぼ毎日読書ログ

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読んだ本の感想noteを書いています。 古典から新刊まで。文学から実用書まで。児童書も漫画も写真集も何もかも。
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2020年1月の記事一覧

毎日読書#191 『PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかっ…

書店に並んでいるときから気にはなっていた。 なので、KindleのPrimeブックスのレコメンドコ…

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毎日読書#190『台所のオーケストラ』(高峰秀子)

高峰秀子さん、女優として存じ上げていたが、エッセイもお書きになるのは知りませんでした。こ…

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毎日読書#189 『アヒルと鴨のコインロッカー 』(伊坂幸太郎)

伊坂幸太郎の(特に初期のころの)小説には、なんともいえない違和感が漂う。 伊坂幸太郎が苦…

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毎日読書#188 『父の詫び状』(向田邦子)

この『父の詫び状』を読むまで、向田邦子を知らずに生きてきた。読まずに生きてきた。ずいぶん…

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毎日読書#187 『AIに負けない子どもを育てる』(新井紀子)

前著『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を読みながら、私の頭のなかでは「ではいったいど…

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毎日読書#186 『それまでの明日』(原寮)

原尞という作家が居ます。レイモンド・チャンドラーが好きすぎて、フィリップ・マーロウが好き…

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毎日読書#185 『カラシニコフ II』(松本仁一 )

先日紹介した『カラシニコフ I』の続編です。I と II の両方を通して読むと、悪いのは銃ではないのだなと気がつく。もっと言えば、銃を持つものでもない。その銃を持たせるものが居て、そいつらが生活も教育もままならない人々を、更に苦しみの底に追いやっている。 今回は、中南米や中東などにも取材がおよぶ。見事な取材で、カラシニコフの銃口の先で怯える人々の恐怖や苦悩が伝わってくる。本書が最初に出版されたのは2006年だが、それから14年経った今でも、本書に書かれている世界は続いている

毎日読書#184『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎、古…

こんなに書くことが思い浮かばない本は初めて。 Audibleという本の読み上げサービスに登録し…

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毎日読書#183 『アルテミス』(アンディー・ウィアー)

スタートレックシリーズが100年前のコンテンツになっている程度の近未来、人類は月面に人口…

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【書評】 十二国記どこから読み始めるのか問題 『魔性の子 十二国記 0』

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。182冊目。 そういうことか、そうい…

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【書評】 長いお別れ 『ロング・グッドバイ』

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。181冊目。 ハードボイルドですよ。…

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毎日読書#180 『丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 』(小野不由美)

とうとう5巻目まで来ました。今回は短編4本です。 民に近い官僚たちの話。 『丕緒の鳥 (…

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毎日読書#178『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』(J・D…

サリンジャーは生前、『ナイン・ストーリーズ』『ライ麦畑でつかまえて』『フラニーとズーイ』…

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毎日読書#177 『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』(ヤニス・バルファキス)

面白かった。読み物としてとても面白かった。 経済の仕組みやトピックを解説する本にふれてこなかった方は、最初に読むと良いランキング1位に本書を推薦したい。他を推薦できるほど明るくないけど。無駄に沢山読んできた身としては、とてもよく整理されていることはよくわかる。 『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』(ヤニス・バルファキス) 経済というか市場原理について、(たぶん)知っておくと良い事が網羅的に整理されている。しかも平坦な言葉で、わかりや