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毎日読書#184『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎、古賀史健)


こんなに書くことが思い浮かばない本は初めて。


Audibleという本の読み上げサービスに登録していて、車で移動するときは本を聞いている。毎月定額を支払うと毎月1コイン付与され、そのコインで本が買えるのだけど、そのコインは半年で失効してしまう。ちょっと意地の悪いシステムだ。

そのコインを使い忘れていて、1枚が失効寸前! というタイミングで見つけたのが本書。

200万部出ている? 超ベストセラーなのに一切触れてこなかったし、立ち読みすらしたことが無いので、いっちょいってみるかとポチって車で聞いていました。

とある哲人の元に青年が訪ねる、悩み多き青年に、哲人は

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」

と解き、なぜそう言い切れるのかを説いていく。


全部聞きました。2回聞きました。


今の私には刺さらないなぁ。いつか刺さるのかな。


刺さらない理由を考えてみたいと思っている。


私は、ある時から、10年位前かな、他人の評価で自分の価値をきめるのをやめようと決め、意識的に実践する様にしたのだけど、そのおかげで随分と生きるのが楽になったよ。という事がある。

仕事って、どうしてもバカな人に囲まれるし、影響力を持つのはだいたいバカの中で一番えらくて仕事のできるバカなひとで、そういうひとは、たいてい自己顕示欲が強くて他人のことなんて気にしたこともないようなサイコパスなマッチョオジサンだ。そういう方たちは、周りの人間を自分の都合で振り回す。たとえ上司やお客だとしても、真面目に付き合っていると、いちいち疲れるし、そんな人達に評価されても、それって自分を持ち上げる為に他人を褒めている、みたいな類の事なので、自分の成長には一ミリも役には立たなかったりする。ある時、こういう異常者のゴキゲンを取る為に何かをするなんてバカバカしいとピコーンとひらめいて、そういったところからは身を引いて、自分のハッピーを優先して生きるようにしようと決めた。そうしたらずいぶんと楽になった。

たぶん、ちょっと楽になっちゃってる人には刺さらないのかもな。

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